貸出用放射線量計による測定結果への対応について
[2014年8月15日]
ID:11761
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市の対策目標値を上回る放射線量が市民の方から報告された地点について、直ちに除染を行い、目標値を下回ったことを確認しましたので、お知らせします。
市で貸し出しをした放射線量計を使って市民のかたが測定した西志津2丁目の北林すおう公園において、市の対策目標値を上回った箇所の報告がありました。
この報告を踏まえ職員による測定を行った結果、毎時0.260マイクロシーベルトであったため直ちに除染を行い、国よりも厳しい佐倉市の対策目標値を下回る毎時0.141マイクロシーベルトになったことを確認しました。(国の基準毎時0.23マイクロシーベルト、佐倉市の対策目標値0.223マイクロシーベルト)。
ちなみに当該場所で先般確認された毎時0.260マイクロシーベルトは、その場で毎日8時間活動した場合、年間1.37ミリシーベルトの被ばくに相当します。これは胸部CT検査1回あたりの被ばく線量2.2~12.9ミリシーベルトよりかなり少ないものです。
したがって直ちに人体に影響を与える線量ではありませんが、自然被ばく線量を除いた追加被ばく線量は年間1.20ミリシーベルトとなり、国の長期目標が年間1ミリシーベルトであることから、利用者への影響をできるだけ少なくするために、直ちに除染を行いました。
この度の対応にあたり、市民のかたのご協力に深く感謝申し上げます。
施設名(住所) | 5点測定値の 最大値※ | 市民よりの 報告値 | 市による 確認測定値 | 除染後測定値 |
測定年月日 | H25.11.14 | H26.5.26 | H26.6.26 | H26.7.8 |
北林すおう公園 (西志津2丁目) | 0.144 | 0.278 | 0.260 | 0.141 |
単位
μSv/h(マイクロシーベルト/時間):1時間当たり人が影響を受ける放射線の強さ
使用機器
空間線量計:富士電機株式会社製 シンチレーションサーベイメータNHC7(検出器:NaI(Tl)シンチレータ)
貸出用線量計:株式会社堀場製作所製 環境放射線モニタRadi PA‐1000(検出器:CsI(Tl)シンチレータ)
市は、これまで公共施設である保育園、児童施設、幼稚園、小中学校、高等学校、大学、公園、道路等の861施設で測定を行い、全てで市の対策目標値0.223マイクロシーベルトを下回っており、基本的には内面除染を必要としない比較的放射線量の低い地域となっています。わずかに対策目標値を上回ったことのある58施設については除染を行い、対策目標値を下回ったことを確認しています。
本年度は、道路については昨年度の測定点から縦横250mずつずらした新たな測定点に変更し、市内をきめ細かに測定します。今後も継続的な測定に努めるとともに、対策目標値を上回った箇所が確認された場合は直ちに除去対応します。
測定された放射線量でどのように健康に影響を及ぼすかについて、より詳しく知りたい場合は下記の機関にお問い合わせください。
・独立行政法人 放射線医学総合研究所 健康被ばくの健康相談窓口
☎043(290)4003(祝日を除く月・水・金曜日 午後1時~4時)
・千葉県放射線に関する総合窓口
☎043(223)3406(平日 午前9時~午後5時)
私たちの身の回りにある岩石や土砂、空気中にも放射線を出す物質(放射性物質)が広く存在しており、これらは絶え間なく放射線を放出し続けています。また宇宙からは宇宙線と呼ばれる放射線も地球上に降り注いでおり、自然界には放射線が存在しています。今回の結果には自然界に存在する放射線量も含まれています。
また放射線量は測定する機器や場所、測定時の気象条件によって異なります。
<問い合わせ先>
公園については公園緑地課:電話484-4318(直通)
放射線については生活環境課:電話484-6150(直通)
<リンク>
佐倉市放射性物質除染計画について
福島県内の学校の校舎・校庭等の線量低減について(文部科学省へのリンク)
(福島県向けの文書ですが、同日付で全国の都道府県知事宛てにも通知されています)
放射線に関する各種情報(独立行政法人放射線医学総合研究所へのリンク)
放射線関連情報(千葉県へのリンク)
貸出用放射線量計による測定結果への対応についてへの別ルート
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