佐倉市上下水道事業経営戦略

 人口減少に伴う水需要の減少や施設の老朽化、耐震化対策など、当市のおける今後の水道事業及び下水道事業（以下、「上下水道事業」という。）は、これまで以上に厳しい経営環境が予想されています。
 また、水道事業については、八ッ場ダムの完成による受水費の増加に伴い、収支が大きく悪化し、水道料金の改定を視野に入れた事業運営が想定されています。
 このようなことから、今後の経営状況や水道料金・下水道使用料の見通し（改定時期、改定水準等の方向性）、及び、上下水道施設の老朽化、耐震化に要する事業費などをわかりやすく、見える化することで、市民の皆様への情報公開と透明性の向上を図りながら、適時適切な経営改善を実施するとともに、将来に渡り持続可能な上下水道事業を構築することを目的に、この度、「佐倉市上下水道事業投資・財政計画」を策定しました。
 総務省においては、全国の事業体に対して令和2年度（2020年度）までに、公営企業の中長期的な経営の基本計画となる「経営戦略」の策定を求めております。
 佐倉市上下水道部では、上記の経営戦略について、平成28年3月に長期的な経営管理の基本指針を定めた最上位計画である「佐倉市上下水道ビジョン」と、本計画とを一体化することで、佐倉市上下水道事業における経営戦略に位置付けるものといたします。