救急救命士    

五十嵐いがらし 秀樹 ひでき さん

救急救命士の五十嵐さん 五十嵐 秀樹さん:
 佐倉市八街市酒々井町消防組合消防本部・佐倉消防署に勤務。
 救急救命士として日夜問わず救急車で現場へ向かいます。

みんなは救急救命士という職業を知っているかな?
難しく言うと「厚生労働大臣の免許を受けて救急救命士の名称を用いて、医師の指示の下に、救急救命処置を行うことを業とする者」。
つまり、ケガや病気をした人のところへ救急車で駆けつけ、いち早く病院へ搬送するだけでなく、病院へ着くまでの間にお医者さんの指示にしたがって救命措置をすることができる人なんだ。

どうして救急救命士になろうと思ったんですか?

五十嵐さん お医者さんとか看護師さんではなかったけど、両親が病院に勤めていました。
 それで心のどこかに、困った人を助ける仕事をしたいなと思っていたんだと思います。
 だから高校生になって進路をいろいろ考えたとき、早く社会へ出て人のためになる仕事をしたいと思って消防署に入りました。

小さい頃の夢って、やっぱり救急救命士だったんですか。

五十嵐さん 私のお父さんは自動車が好きで、病院のえらい先生の運転手をしていました。
 そのためか、私も小さいころから自動車やオートバイが好きでしたから、レーシングカーのドライバーになりたいと思っていました。
 警察官、消防官、パイロットとか、制服がかっこいい仕事にもあこがれていました。

救急救命士をやっていて嬉しいことは何ですか?

五十嵐さん ケガや病気の人が病院に着いて、お医者さんに診ていただいた後、その人や家族の人に「ありがとう」と言われると嬉しいです。
 病院に運ばれた人が元気になった話を聞いたときや、消防署に元気な姿であいさつに見えたときも本当に嬉しいですね。
 その人が元気になれたのは、近くにいて助けようとしてくれた人や家族の人、お医者さんや看護師さんなどみんなの力がひとつになった結果だけど、私たち救急隊もその力になれたこと、なれることが嬉しいです。
 そうしたことが、つらいことがあったときでも、がんばれる力になっていると思います。
救急車の設備を点検する五十嵐さん

つらいと感じることはありますか?

五十嵐さん 消防署では困った人を助けるために、救急隊だけでなく、みんなで勉強しています。
 でも家族や消防署の人、そして病院の人たちが一生懸命力を合わせても、どうしても助けてあげられない人もいます。
 そんなときは、とっても悲しくてつらいと思ってしまいます。

もしこの仕事をしていなかったら?

五十嵐さん 何をしていたかな〜・・・。
 他の仕事をしていることなんて今まで考えたことがありませんが、オートバイや自動車が好きだから、もしかしたらそんな関係の仕事をしていたかもしれません。
 レーシングカーのドライバーは今でもあこがれていますよ(笑)。

救急救命士になりたい人へメッセージ。

五十嵐さん 遊びやスポーツを通じて、まずは健康な体をつくってください。もちろん勉強することも必要ですよ(笑)。
 あとは危険な場所にも出動しますので、「自分で考えて自分で判断する力」が必要になります。
 でも一番必要なことは、やさしい気持ちと勇気を身につけることです。
 例えば困っている人がいたら恥ずかしがらずに声を掛けたり、助けてあげられる、ちょっとした勇気と優しい気持ちを持って行動できることです。
 救急隊として大切なことは、困っている人の気持ちをわかろうと努力することだと思います。

ひとこと

五十嵐さん 消防署では、病気やケガで救急車が来るまでに必要な手当ての仕方や、意識のない人にする手当ての仕方を教えているので、みんなで勉強しに来てください!

佐倉市八街市酒々井町消防組合消防本部のホームページ