佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

この美術館について

佐倉市立美術館

佐倉市立美術館は、江戸時代、文武芸術を奨励した堀田藩11万石の城下町として栄えた佐倉の中心部に位置し、周辺には武家屋敷・旧佐倉順天堂を始め数多くの史跡が点在しています。大正時代に建てられた旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定有形文化財)の保存と活用を考慮して建設され、芸術文化に対する理解と親しみを持っていただけるような市民に身近な施設づくりをめざして、平成6(1994)年11月に開館しました。

当館では、佐倉・房総ゆかりの作家作品を収集し、これらの作品やその延長上にある日本の近代美術を紹介する展覧会を開催しています。また現代美術・版画・夏休みの子ども向け企画など、美術のさまざまな様相を取り上げ、幅広い対象にむけて発信しています。

3階展示室は市民の作品発表の場として提供し、創作活動の活性化を図るとともに、身近な人々の作品を鑑賞していただくことが、美術の普及につながると考えています。4階ホールは企画展の理解を深めるための関連講演会などのほか、幅広い用途で市民や地域への貸し出しを行っています。

建築の概要

設計・監理
坂倉建築研究所大阪事務所
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下2階地上5階建
建築面積
975.72平方メートル
延床面積
5,137.42平方メートル
高さ
32メートル

佐倉市立美術館の使命

佐倉市立美術館は、公共機関として郷土ゆかりの美術資料を中心に調査研究を行い、収集、保管を図るとともに、その成果を展覧会などで提示することにより、市民の美術に関する知識及び教養の向上を図り、芸術文化の振興に寄与します。

  • 佐倉の歴史と文化から生まれ、育まれた「佐倉ゆかり」の作家、作品を重視し、それらを後世に継承するとともに、新たな知見と価値を見出し、美術における「佐倉学」を展開します。
  • 学校との連携を図り、美術資料から得た情報を活用して、子どもたちに美術と出会う場を提供し、新しい時代を生きるための感性や創造力を育てます。
  • 市民の創作活動に対し、発表の場を提供し、その振興を図ります。また、ボランティアなどを通して市民の参加を促進し、協働して、美術を愛する人材を育てます。
  • 佐倉を訪れる人々に観光の拠点として、憩いの場を提供し、佐倉の魅力を発信して、地域振興を図ります

佐倉市立美術館エントランスホール

佐倉市立美術館エントランスホール

現在佐倉市立美術館のエントランスホールとなっているこの建物、実は銀行として大正時代に建設され、佐倉市が誕生した時には市役所庁舎だったことをご存知ですか?
県の有形文化財に指定された、佐倉市立美術館エントランスホール「旧川崎銀行佐倉支店」を紹介します。

旧川崎銀行佐倉支店誕生~佐倉町役場

旧川崎銀行佐倉支店は、大正7年(1918年)、矢部又吉の設計により、川崎銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)の佐倉支店として建設されました。
昭和12年(1937年)、この建物は佐倉町に売却され、佐倉町役場となりました。

佐倉市役所庁舎~佐倉新町資料館

昭和29年(1954年)、佐倉町、臼井町、志津村、根郷村、和田村、弥富村の6町村が合併し、佐倉市が誕生しました。佐倉町役場として使われていた旧川崎銀行佐倉支店は、佐倉市役所庁舎となりました。建築当初は吹き抜けの1階建てだった建物は、スペースを広げるため、2階建てとなりました。
佐倉市役所新庁舎が昭和46年(1971年)に完成すると、旧川崎銀行佐倉支店は中央公民館として利用されました。その後、昭和51年(1976年)からは市立図書館、昭和61年(1981年)から佐倉新町資料館と、さまざまに利用されたのです。

佐倉市立美術館エントランスホール

佐倉市立美術館が建てられることとなり、佐倉新町資料館は平成4年(1992年)に閉館しました。旧川崎銀行佐倉支店はできる限り建築当時の姿が再現され、天井の高い吹き抜けの1階建てに戻りました。
平成6年、市立美術館の誕生とともに、旧川崎銀行佐倉支店は生まれ変わりました。美術館のエントランスホールとして、外の「日常」と、美術館という「非日常」とをつなぐ役割を担っています。

旧川崎銀行佐倉支店については、「こうほう佐倉」平成16年2月1日号1~3ページで詳しく紹介されています。

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