佐倉市立美術館
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【平成13(2001)年度の展覧会】 
 
黒田清輝・浅井忠らの名作誕生の舞台
グレー村の画家たち

会期:平成13年4月28日(金)〜6月3日(日)

会場:佐倉市立美術館2・3階展示室

料金:一般800円
    大学・高校生800円
    中学・小学生400円

 グレー村(Grez-sur-Loing)は、パリ近郊フォンテーヌブローの森の南端に位置する小さな村。日本近代洋画史上の傑作である黒田清輝の「読書」をはじめ、浅井忠の「グレーの柳」など、この地を舞台として生まれたことはよく知られている。その後も久米桂一郎、和田英作、児島虎次郎、安井曾太郎、都鳥英喜らが訪れ、明治の洋画家にとって聖地の趣を呈していた。本展では、日本の画家だけではなく、ほぼ同時期に滞在していたスウェーデンのカール・ラーションやアイルランドのレイヴァリーをはじめ、イギリス、アメリカなどの作家41人の作品により、近代美術におけるアーティスト・コロニー(芸術村)での交流と展開の一端を紹介した。


チバ・アート・ナウ'01
絵画の領域

会期:平成13年11月11日(日)〜12月16日(日)

会場:佐倉市立美術館1階エントランスホール及びロビー、2・3階展示室、屋外展示室

料金:一般600円
    大学・高校生400円
    中学以下無料

 本年のテーマは絵画です。20世紀初頭に端を発する芸稔芸術、写真芸術の台頭により、絵画というジャンルは長い冬を迎えたといえます。1960年代には「絵画は死んだ」とまでいわれて久しいのですが、現在でも絵画表現に関わる作家は多く、大規模な若手作家の選抜展も開かれているように鑑賞者の興味も少なからずあるように見受けられます。一度、死んだとまでいわれた表現について何故、皆がこれほど注目するのでしょう?その存在についての、あらゆる問答を繰り返した絵画は、この尺念で何を得、どこへ向かうのでしょう。そこでは学校で教わった、又は教えている絵画とどのような誤差があるのでしょう。本展は、現代絵画についていくつかの傾向を抽出し、その現状と可能性を考えようというものです。


浅井忠の図案展

会期:平成14年2月2日(土)〜3月3日(日)

会場:佐倉市立美術館2・3階展示室

料金:一般800円
    大学・高校生600円
    中学・小学生400円

 浅井忠が、晩年積極的に活動した図案活動を浅井忠の図案74点、浅井の図案をもとにした工芸作品63点そのほか置目などの資料で紹介した。
 本展では、浅井忠の活動を@「図案への目覚め―アール・ヌーヴォーへの興味」A「京都における図案の試み―陶芸家との活動(遊陶園)B「新しい図案の創造―漆芸家との活動(京漆園)」C「図案の応用―京都高等工芸学校教授としての活動」D「新しい図案の普及―印刷物と工芸作品の販売」の5つに分け、さらに特別展として浅井の図案に最も影響を受けたといわれる漆芸家の杉林古香を紹介した。


長谷川良雄展
浅井忠の画風を継承した水彩画家

会期:平成14年3月12日(火)〜4月14日(日)

会場:佐倉市立美術館2・3階展示室

料金:一般600円
    大学・高校生400円
    中学生以下無料

 佐倉市ゆかりの洋画家・浅井忠の調査・研究の一環として、京都高等工芸学校図案科で浅井忠に学び、古都・京都を生涯にわたって描き続けた水彩画家・長谷川良雄に焦点をあてた。
 長谷川良雄(1884年〜1942年)は、京都府紀伊郡東九条村(現・京都市南区東九条)の代々の地主の家に生まれ、明治35年(1902年)京都高等工芸学校図案科に入学、浅井忠に学んでいる。学生の頃からその画才は注目されたが、大正7年(1918年)父親の死去に伴い家督を相続したこと、さらに病弱でもあったため、関西美術会展、京都市美術展覧会(京都市展)以外の展覧会には出品することなく、画壇とも積極的な交渉を持たなかった。しかし、それだけに外からの影響を受けることなく、浅井の教えと画風を忠実に継承した画家として、近高い評価を得るようになった。
 浅井譲りの率直な明るさ、平静な穏やかさとともに、透明な光と洗練された色彩を特徴とする水彩画を中心に、長谷川良雄の図案による工芸作品、京都高等工芸学校の授業の課題として制作された作品等を併せて紹介した。


 

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