佐倉市立美術館
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【平成15(2003)年度の展覧会】 
 
CHAOSMOS'03
Mindscape

会期:平成15年8月30日(土)〜9月28日(日)

会場:佐倉市立美術館1階エントランスホール、2・3階展示室、4階展示ケース

料金:一般600円
    大学・高校生400円
    中学生以下無料

 チバ・アート・ナウシリーズも10回目を迎えた。ここにきて更に複雑化し続ける状況に対応するため、出品作家を県外からも招き入れ、その内外の対比によって、より客観的な状況を探る方法を考えた。そして、そうした設定変更にあわせてシリーズタイトルもカオスモス(Chaosmos)というタイトルに変更した。このカオスモスとは、カオス(混沌)とコスモス(秩序)を合体させた造語である。
 本年のテーマは「マインドスケープ(=精神、心の景色)」である。作家個人の記憶や体験を源泉としたそれらの作品は既存のジャンルを横断したり、全く新しい方法を提示したりしている。そこには捉えどころのない現代社会を反映して、社会の中の個人ではなく、自分を含めた個人の集合体として社会を捉える発想の逆転があり、既存の枠組みよりも個人の視点を通した世界の捉え方にリアリティが感じられている事を示している。本展出品作品は「私たちが知っている美術」とは異なっているかもしれないが、日常のふとした出来事をとおして自分とは?世界とは何か?と問いかけてくるこれらの作品には少なからず、共通点を見出していただけたのではないかと思う。


神坂雪佳―琳派の継承

会期:平成15年11月8日(土)〜12月21日(日)

会場:佐倉市立美術館2・3階展示室

料金:一般800円
    大学・高校生600円
    中学・小学生400円

 神坂雪佳は、最初四条派の流れを汲む日本画家鈴木瑞彦に師事し、次いで図案家岸光景のもとで琳派の研究を行い、画家・図案家としての活動を始めた。明治34年にイギリス・グラスゴー博覧会の視察、および欧州各国の工芸図案調査のために渡欧してのち、京都市立美術工芸学校で教鞭を執り、その傍ら数多くの図案本や雑誌の編集に携わり、琳派風図案の普及に努めた。明治40年には図案とそれを応用した美術工芸の研究会を設立し、京と図案会の指導者として活躍した。その流れは受け継がれていたが、次第に時代に埋もれて行った。海外では一部のコレクターに琳派の画家として人気を博していたが、2001年にエルメスが「未知なる地球の美を求めて」をテーマに掲げ、エルメス総合誌の表紙に神坂雪佳の「八つ橋」(版画集「百々世草」より)を登用したことにより、改めて世界の注目を集めた。本展は、国内だけでなく、海外に流出した雪佳の代表作も含め、神坂雪佳の初めての大規模な回顧展。なお、本展では、佐倉での開催意義と地域性を考慮し、特別展示として、浅井忠の図案コーナーを設け、雪佳と浅井の図案の特徴の違いを浮き彫りにした。


市民の時代
フランス・ハルスとハールレムの画家たち

会期:平成16年1月24日(土)〜3月7日(日)

会場:佐倉市立美術館2・3階展示室

料金:一般800円
    大学・高校生600円
    中学・小学生400円

 オランダ、ハールレムにあるフランス・ハルス美術館所蔵を中心とした17世紀オランダ絵画60点を展示した。本展では、作品を鑑賞していただくことはもとより、作品を通して当時のオランダの様子を知っていただくことに焦点を置き、@都市の姿、A市民の肖像、B市民生活の聖と俗、C食卓の小宇宙、の四部構成にし、ハールレムという都市の外側から内側へと視線を導くような展示を行った。なお、本展は佐倉市立美術館の開館10周年記念展であった。




 

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