佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成7(1995)年度の展覧会

銅版画家 深沢幸雄 魂の行方:1955–1995

  • 期間
    1995年9月1日(金)~10月8日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円
銅版画家 深沢幸雄 魂の行方:1955–1995

銅版画の巨匠として制作を続ける深沢幸雄。千種類を超える作品の中から117点を選んでその変遷をたどるとともに、版画を始める前の油絵や、書、陶器などを加え、そのプロフィールを紹介した。宮沢賢治、ダンテなどの文学作品への傾倒、メキシコへ渡ってであった古代文明とインディオの歴史、そのインディオと日本人はモンゴロイドの末裔であるいう発見。そのときどきの体験と心の動きがあらわれた作品、そこに流れる人間探究の姿勢に共感を覚えたという声も多かった。


<エドウィン・ファン・ドレヘトコレクション>
オランダ陶器—響きあう東と西—

  • 期間
    1995年10月28日(土)~11月26日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
エドウィン・ファン・ドレヘトコレクション

オランダの収集家、エドウィン・ファン・ドレヘト氏による16、17世紀頃の陶器のコレクションにより、128点を展示。16世紀初めにイタリアから陶芸の技法が伝わってつくられるようになった「マヨリカ陶器」が、やがて衰退し、中国陶器に対抗して作られた「ファイアンス陶器」に移行していく展開をたどった。一方、このころのオランダ陶器は江戸時代の日本にも渡り、現在に遺されている。日本とオランダの陶器の交流と、これを使っていた人々に思いを馳せる展覧会となったのではないのではないだろうか。


開館1周年記念特別展 ゴッホと19世紀オランダ絵画展
—アムステルダム国立美術館コレクションより—

  • 期間
    1995年12月1日(金)~1996年1月15日(月・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円
ゴッホと19世紀オランダ絵画展

アムステルダム国立美術館の収蔵作品40点により、19世紀後半のオランダ絵画を紹介する展覧会。バルビゾン派や印象はなど、近隣諸国の動きに影響を受けながらも、オランダの伝統を受け継ぎ独自の表現を生み出したヨゼフ・イスラエルス、マーリス兄弟、アントン・マウフェ、ジョルジュ・H・ブライトナーらの作品を展示した。こうした画家たちの中で見るフィンセント・ファン・ゴッホの作品は「19世紀オランダ絵画」とひと括りには出来ない異質なものに映る。それがなぜ現代の人々を熱狂させるようになったのか、考えてみたいところである。


第14回 新春佐倉美術展

  • 期間
    1996年1月5日(金)~1月15日(月・祝) 終了しました
  • 観覧料
    無料

佐倉を拠点として活動する現代作家の絵画、彫刻、工芸作品を一堂に集めて紹介します。
(絵画は公募、審査による入選者。彫刻・工芸は実行委員会による選抜)


チバ・アート・ナウ'95 鉄—四つの対話

  • 期間
    1996年1月23日(火)~2月12日(月) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室、2階屋外展示室、1階エントランスホール・ロビー
  • 観覧料
    一般600円、大学・高校生400円、中学以下無料
チバ・アート・ナウ'95 鉄—四つの対話

本年は昨年に引き続き、今日の美術表現において素材がどう扱われ、関わっているか、共通の素材を通じて作家と素材との「関係性」を検証し、現代美術鑑賞の手がかりとした。 本年は鉄を素材に作品に取り組んでいる作家数名によって構成。近代美術に鉄が導入されたのは1910年代、日本でも1950年代に鉄彫刻が盛んに制作され、様々な表現が試みられた。最近では鉄彫刻に焦点をあてたシンポジウムが開かれるなど素材としての可能性が期待されている。本展では当館展示室に合わせた近作を中心に展示、今日の鉄による表現を紹介した。


道標—生のあかしを刻む 柳原義達展

  • 期間
    1996年2月17日(土)~3月24日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円
道標—生のあかしを刻む 柳原義達展