佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成23(2011)年度の展覧会

佐倉・房総ゆかりの作家たち 作家たちの多様な表現—新収蔵作品とともに

  • 期間
    2011年4月3日(土)~5月15日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

芸術家はさまざまな方法で表現活動を行ないます。本展では、鋳金作家として有名な香取秀真の書作品や衣裳人形の制作で重要無形文化財に認定された堀柳女の絵画作品などの新収蔵品とともに、作家による異なる表現手段の作品を紹介します。


ばら花譜—香り高きボタニカルアートの世界

  • 期間
    2011年5月21日(土)~6月12日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

『ばら花譜』は、植物学的な正確さと絵画としての美しさを兼ね備えた図版により、現在でも高い評価を受けている植物図鑑です。展覧会では、二口善雄(1900‐1997)が水彩技法により描いた原画の中から、選りすぐりの30点を紹介します。

※この展覧会は、佐倉フラワーフェスタ関連事業です。  →佐倉フラワーフェスタについて詳しくはこちら(佐倉市役所のページ)


佐倉・城下町400年記念事業
佐倉で教えた画家たち—秋吉匠、佐藤事、結田信を中心に—

  • 期間
    2011年5月21日(土)~7月10日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

佐倉市内の中学校・高校で美術を教える一方、全国的な美術団体に所属し、作家としても活躍した洋画家秋吉匠、佐藤事、結田信、日本画家斉藤惇などを紹介。


歿後30年 平田郷陽の人形—時代をリードした天才人形師のあゆみ—

  • 期間
    2011年7月16日(土)~8月28日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般:800円(640円)/大学・高校生:600円(480円)/中・小学生:400円(320円)
    ※( )内は、20名以上の団体料金。
平田郷陽の人形—時代をリードした天才人形師のあゆみ—

本館は、佐倉ゆかりの人形作家・堀柳女を中心とした創作人形の体系的な紹介を活動の柱のひとつとして取り組んでおります。今回は重要無形文化財保持者(人間国宝)の平田郷陽(ひらたごうよう)を紹介します。
平田郷陽(1903-1981)は、はじめは、迫真的に人間を表現する生(いき)人形的な作風で高い評価を得ましたが、しだいに作品やテーマを抽象化させ、戦後は人形独特の美を、女性の姿に託して表現しました。また、子どもの無邪気なしぐさの一瞬をとらえた作品は、人気のあるテーマとして、戦前戦後を通じて数多く制作されています。
今回の展覧会では、今までの回顧展では出品されることのなかった作品など、大正末から昭和40年代まで、平田郷陽の活動期間のすべてをカバーする106点により、郷陽の芸術を振り返ります。
そのほか、展覧会をもっと楽しむためのワークショップやイベントを開催しています。

一部作品の展示替えあり(前期7/16~8/7、後期8/9~28)
※出品作品リストはこちら(前期・後期についても記載)

■ 後期日程(8/9~8/28)展示作品ピックアップ
昭和2年、アメリカから友情の人形として日本の子どもに贈られた、いわゆる「青い目のお人形」に対し、日本から答礼人形として少女人形が贈られました。平田郷陽もこのとき5体の人形を制作したところ、高い評価を得て、その名を高めることとなりました。
写真右の答礼人形は、昨年、アメリカのロードアイランド州プロビデンスで発見されたばかりのものです。このたび、株式会社吉徳の協力で修復され、今回が発見後初の公開となります。
平田郷陽の人形—時代をリードした天才人形師のあゆみ—

【「平田郷陽の人形」展 公式カタログ】
平田郷陽の初期から晩年までの作品を収録した図録です。
(完売。当館または市内図書館でご覧いただけます。)

  • イベント

    〇しんこ細工づくり体験・実演
    しんこ(新粉)とは、白米を粉にしたものを餅状に練ったもの。かつては、このしんこを使って、動物などをつくって売り歩く大道芸が行われていたと言います。また、衣裳人形の制作で重要無形文化財保持者(人間国宝)になった佐倉ゆかりの人形作家・堀柳女は、しんこ細工から、人形作りを始めました。
    このイベントでは、現在ただ一人のしんこ細工師と言われる小川三智之助さんをお招きします。
    日にち 8月27日(土) 美術館1階ロビー 終了しました
    ▼体験:小川さんのアドバイスをもとに、自分でしんこ細工をつくります。
    要申し込み・無料
    対象:小・中学生
    ①11:00~ ②14:00~ 定員各回15名
    ※作ったしんこ細工はお持ち帰りいただけます。
    申込み方法:電話・ファックス・Eメールでお名前、連絡先、希望回、参加人数をお知らせください。

    ▼実演:小川さんが、皆さんのリクエストにより、しんこ細工を実演します。
    申し込み不要・先着順
    ①10:30~(先着10名) ②15:00~(先着40名)
    ※それぞれ、10:00、14:00より整理券を配布いたします。
    ※しんこ細工はお持ち帰りいただけます。
    実演:小川三智之助
    協力:大道芸文化アーティスト協会


    〇ギャラリートーク
    担当学芸員による作品解説を行います。
    日時 7月23日(土)、8月6日(土)、20日(土) 各14:00~ 終了しました
    無料・申し込み不要
    ※展覧会の観覧券が必要です。


    〇常設ワークショップスペース
    「平田郷陽の人形」展の会期中、展覧会をもっと楽しむためのワークショップを開催しています。
    日時 会期中毎日(休館日を除く)、10:00~17:00(入館は16:30まで) 終了しました
    場所 1階エントランスホール
    無料・申し込み不要

    〈内容〉
    ・「きせかえ紙人形」
      着物の柄を考えて塗り、切り抜いて紙の人形に着せてみよう。
    ・「おりがみ人形」
      折り紙で、人形を作ります。
    ・「よく見てさがそう!(クイズ)」
      郷陽が作品にした元ネタや、シルエットを手がかりに、作品を探してみよう。
      3問すべてに正解すると、景品がもらえます。
    ・「みんなで作るものがたり」
      郷陽の作品の写真を組み合わせて、物語を作ってみよう。
    ・「昔遊びを体験しよう」
      風車(かざぐるま)づくりのほか、独楽(こま)や鞠(まり)、けん玉など、昔の遊びを体験しよう。
    ・「うちわづくり」
      郷陽の作品の絵柄のオリジナルうちわを作ってみよう。
      ※ミュージアムショップで販売している手作りうちわキット(200円)を使ってうちわづくりをすることができます。


佐倉・房総ゆかりの作家たち 浅井忠とその弟子たち
—特集小川千甕—

  • 期間
    2011年9月3日(土)~9月23日(金・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

佐倉ゆかりの浅井忠は、晩年京都に移住し、聖護院洋画研究所、京都高等工芸学校などで後進の指導にあたりました。浅井に教えを受けた日本画家の小川千甕、芝千秋や水彩画家長谷川良雄の作品などを紹介します。


生誕100年 南桂子展

  • 期間
    2011年10月22日(土)~11月27日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般600円(480円)、高校・大学生400円(320円)、中学生以下無料
    ※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
生誕100年 南桂子展

戦後日本を代表する銅版画家の一人である南桂子(1911-2004年)の代表的な銅版画を中心として、その習作や原版、初期の油彩画等を交え、その画業を紹介します。

南の銅版画には清澄な詩情が満ち溢れており、ユニセフのグリーティングカードやカレンダーに採用されるなど、世界中の誰からも親しまれるものでした。

主催:佐倉市立美術館
後援:NHK千葉放送局
企画運営:財団法人NHKサービスセンター
企画協力:ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
協力:NHKエデュケーショナル

〈南桂子について〉
南は、女学校時代から詩作や絵画制作に親しみ、戦後に富山から上京してからは作家・壺井栄らの知遇を得て童話を書いたり、洋画家・森芳雄に油彩画の手ほどきを受けたりしていました。その森のアトリエで後に夫となる銅版画家・浜口陽三と知り合い、南は銅版画の面白さを知ります。
1954年に渡仏した南はパリに住み、ドイツ人画家フリードランデルの主宰する版画工房に通うなど、本格的に銅版画の制作を始めます。その後、1982年に温暖な気候をもとめてアメリカのサンフランシスコへ移住し、1996年に帰国するまでおよそ40年余り、南は海外を拠点に制作活動を続けました。

  • イベント

    〇ワークショップ 「銅版画でオリジナルカードを作ってみよう」
    講師:長島充氏(版画家、画家)
    10月30日(日)午前10時~午後4時 終了しました
    定員:20名(先着順)
    対象:小学3年生~一般
    1階ロビー、無料
    申し込み:受付終了


    〇県民芸術劇場公演ミュージアム・コンサート 「音楽とメルヘン」(
    演奏:ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉
    10月22日(土)午後2時~ 終了しました
    申込不要、無料


    〇ギャラリー・トーク
    講師:今井圭介氏(町田市立国際版画美術館学芸員)、当館学芸員
    11月13日(日) 午後2時~ 3階展示室より 終了しました
    各午後2時~ 3階展示室より
    申込不要、無料(展覧会チケットが必要)


    〇学芸員による解説
    10月23日(日)、11月3日(木・祝)、23日(水・祝) 終了しました
    申込不要、無料(展覧会チケットが必要)


佐倉・房総ゆかりの作家たち—深沢幸雄と清原啓子—

  • 期間
    2011年12月3日(土)~12月25日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

千葉県在住の銅版画家・深沢幸雄と、その教え子で31歳の若さで急逝した清原啓子を紹介します。また、深沢と同時代に活躍した銅版画家・浜口陽三、池田満寿夫の作品を参考出品します。


第30回 新春佐倉美術展

  • 期間
    2012年1月5日(木)~1月15日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    無料

佐倉を拠点として活動する現代作家の絵画、彫刻、工芸、書などの作品を一堂に集めて紹介します。 (絵画・工芸は公募、審査による入選者、彫刻・書は実行委員会による選抜)


第5回 アート・フォト・サクラ

  • 期間
    2012年1月20日(金)~1月29日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

写真をとおしてアートについて考える公募写真展。市民ボランティアによる実行委員が企画・運営に携わります。
→アート・フォト・サクラ実行委員会のツイッター


佐倉・房総ゆかりの作家たち 荒谷直之介と水彩画

  • 期間
    2012年3月9日(金)~4月8日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

荒谷直之介は、昭和43年から平成6年に亡くなるまでの24年間、佐倉市に在住し制作をした水彩画家です。本展は生誕110年を迎えた荒谷直之介の作品とともに、小堀進、長谷川良雄など、水彩画に特色を発揮した作家の作品を紹介します。



【その他の企画】
■オランダの絵本—『ボッケ』と「ケープドリ あらしのまき』
 2012.1.14(土)~2.12(日) 1階ロビー
 →詳細はこちら

■アートプロジェクト「ブロックでオランダの風景を作ろう」作品展
 2012.3.20(火・祝)~3.25(日) 3階展示室
 →詳細はこちら