佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成12(2000)年度の展覧会

日蘭交流400周年 レンブラント版画展

  • 期間
    2000年4月14日(金)~5月18日(木) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生800円、中学・小学生400円
日蘭交流400周年 レンブラント版画展

17世紀オランダ最大の巨匠レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt Harmensz.Van Rijn)は、画家であると同時に、優れた版画家でもあった。本展では、レンブラントの生まれ故郷にあたるレイデン大学、ハールレムのテイラー美術館などオランダ国内に所蔵される156点により、聖書・神話・肖像・風俗・風景など多彩なレンブラントのエッチングの世界を紹介した。本展は、日蘭交流400年記念事業の一環として開催された。


池田満寿夫初期版画展|1956–1966

  • 期間
    2000年6月17日(土)~7月16日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般600円、大学・高校生400円、中学以下無料
池田満寿夫初期版画展|1956–1966

1977年の芥川賞に代表される文筆活動や、映画監督、陶芸家など、あらゆる分野にその活動を展開し続けた表現者・池田満寿夫。そのあまりの多彩さからか、1997年3月に63歳で急逝した後、彼の評価についても若干の混乱が見られるように思えます。本展は彼がまず最初に世に知られることになった「版画家・池田満寿夫」の誕生と栄光に支店を向けたものです。日常を詩的にとらえた斬新な版画作品には随所に彼の視点のユニークさや、その人間的魅力による広い交友関係が読み取れ、時代の空気をも感じ取れるようです。ヴェネツィア・ビエンナーレ展における受賞作品28点を含む初期版画117点に油彩画、水彩画など数点を交え、そうした作品世界の魅力を紹介しました。


ベルギーの巨匠5人
アンソールからマグリット、デルヴォー

  • 期間
    2000年11月25日(土)~12月24日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円
ベルギーの巨匠5人 アンソールからマグリット、デルヴォー

ベルギーの尾ステンド近代美術館で開催された同名の展覧会を再組織。ベルギー出身の5人の画家、ジェームズ・アンソール、レオン・スピリアールト、コンスタント・ペルメーク、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォーの油彩・水彩など77点で、幻想的、表現主義的なベルギーの絵画の世界を紹介した。


第19回 新春佐倉美術展

  • 期間
    2001年1月5日(金)~1月18日(木) 終了しました
  • 観覧料
    無料

佐倉を拠点として活動する現代作家の絵画、彫刻、工芸作品を一堂に集めて紹介します。
(絵画・彫刻・工芸とも公募、審査による入選者)


チバ・アート・ナウ'00 拡張する絵画—色彩による試み

  • 期間
    2001年2月4日(日)~3月4日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館1階エントランスホール、2・3階展示室、屋外展示室
  • 観覧料
    一般600円、大学・高校生400円、中学生以下無料
チバ・アート・ナウ'00 拡張する絵画—色彩による試み

シリーズの7回目にあたる本年は「拡張する絵画」をテーマとした。絵画的な発想を源としながら、キャンバス、又は油絵具から離れた作品群。絵画が物質であることに気付いた作家は、物質としての色の使い方に、また、壁とのかかわりなどから空間への意識を目覚めさせた。インスタレーションとも呼ばれるそれは、建築と共にあった頃への先祖帰りと言えるかもしれない。たとえ立体的であったとしても、それらを簡単に彫刻と呼べるのだろうか。本展は、絵画から派生した「新しい試み」がなされているという現状報告であり、これらを比較し、どのように美術の文脈の中に取り入れていくか、鑑賞者と共に考えようとしたものである。


佐倉が生んだ関西洋画壇の巨匠 都鳥英喜展

  • 期間
    2001年3月13日(火)~4月22日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般600円、大学・高校生400円、中学生以下無料
佐倉が生んだ関西洋画壇の巨匠 都鳥英喜展

都鳥英喜は、明治6年(1873年)佐倉市に父重成、母たきの三男として生まれました。日本近代洋画の先駆者として著名な浅井忠は従兄弟にあたります。都鳥は、浅井の影響で洋画家を志し、明治美術会展で活躍、太平洋画会の創立に参画しています。明治35年(1902年)浅井に従って京都に移住し、鹿子木孟郎らに協力し、多くの逸材を輩出しました。大正8年(1919年)から約2年間フランス、イタリアに留学。帰国後は京都高等工芸学校教授として後進を指導する一方、自らも文展、帝展や京都市美術展覧会(京展)などに出品し、昭和18年(1943年)に死去するまで関西洋画壇の重鎮として多大な足跡を残しました。
本展では、都鳥英喜の生誕の地にある佐倉市立美術館を会場として、生涯にわたる作品を一堂に展観し、その画業を回顧しました。あわせて、特別展示として佐倉藩士都鳥家文書を紹介しました。