佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成18(2006)年度の展覧会

ベルギー近代の美—印象主義から表現主義、そして抽象へ

  • 期間
    2006年4月29日(土・祝)~6月4日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円
ベルギー近代の美

近代ベルギーには、19世紀後半にフランス印象主義の影響を強く受けながらも強い色彩で幻想的な世界を描くアンソールのような画家が登場したが、その一方で、スメット兄弟やファン・デン・ベルヘのように、ダイナミックな表現主義的傾向を示す画家も存在した。さらに、マグリットやデルヴォーらが独特な世界観を持つシュルレアリスム運動を展開したことをご存知の方も多いだろう。このベルギーの多様な傾向は、古くからヨーロッパ交易の中心地として栄えたフランドル地方の特色ということができる。 本展では、このような近代ベルギー美術の表現の変遷を、ドイツ人コレクター ハインリヒ・サイモン氏のコレクションにより俯瞰的に紹介した。同氏のコレクションは1880年代後半から1970年代までのベルギー近代美術史の主要な作家を網羅するものとして、2003年から2004年にかけてベルギー(イクセル美術館、ブリュッセル)とオランダ(シンガー・ラーレン美術館、ラーレン)で公開され、高い評価を得た。今回は、日本で同コレクションを紹介する初めての機会であった。フランスやドイツ、イギリスを中心に語られることの多いこの時代の美術をベルギーという、フランドル文化の文脈で捉える、非常によい機会となった。


第25回 新春佐倉美術展

  • 期間
    2007年1月5日(金)~1月14日(日) 終了しました
  • 観覧料
    無料

佐倉を拠点として活動する現代作家の絵画、彫刻、工芸作品を一堂に集めて紹介します。
(絵画・工芸は公募、審査による入選者、彫刻は実行委員会による選抜)


没後80年 森谷延雄展
—大正時代を駆け抜けた、夢多きデザイナー

  • 期間
    2007年1月23日(火)~3月25日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般400円、大学・高校生200円、中学生以下無料
没後80年 森谷延雄展

現在の佐倉市宮小路に生れ33歳で夭折した、大正時代のデザイナー森谷延雄(1893-1927)を次の7つのセクションに分けて紹介した。
①「.表現への目覚め:東京高等工芸学校」
②「実務としてのデザイン:清水組」
③歴史への認識と国民性の自覚:留学
④夢の楽園:公共装飾
⑤小さき室内美術:表現の手段としての家具
⑥木のめ舎:洋家具普及の夢
⑦研究者・教育者として