佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成30(2018)年度の展覧会

収蔵作品展 花のある風景

  • 期間
    2018年4月3日(火)~5月6日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
花のある風景

季節を変えて美しく咲く花は、長い間、人々を魅了し続けてきました。人は、人生のよろこびの節目に花を贈り、死に際しても花が手向けられるなど、花とともに生活をしてきました。美術家は、花そのものをモチーフにするのはもちろんのこと、ある時は、季節の変化を表現するために、またある時は、女性の美を象徴するためになど、様々な形で花を作品に取り込んでいます。
本展では、春に寄せて収蔵作品の中から、花にまつわる作品を5章に分けて紹介します。

  • イベント

    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    4月15日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビー
    申込不要・無料
    協力:佐倉楽友協会


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    4月22日(日)  終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    1階ロビー集合
    申込不要・無料


収蔵作品展 佐倉美術協会の70年

  • 期間
    2018年5月12日(土)~6月24日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
佐倉美術協会の70年

戦後間もない1948(昭和23)年、木村康正、高橋凡平、結田信の3人を中心に、絵を描くのが好きな数人が集まって、佐倉美術協会が結成されました。まわりは「生活の為、それどころではない」という時代。しかし、地道な活動を続けるうち、市民の文化的な活動も広がっていきました。学校の先生やサークルで美術を教える人々も佐倉美術協会に参加し、工芸も出品されるようになり、市内の美術愛好者はその数を増やしていきます。
1981(昭和56)年、佐倉市教育委員会の主催で開催された第1回佐倉市秀作美術展では、浅井忠の作品や、全国的な団体展で活躍する作家の作品とともに、佐倉美術協会会員の作品も展示され、協会の活動はひとつの転換点を迎えたように思われます。
1994(平成6)年、佐倉市立美術館が開館すると、佐倉美術協会展、佐倉市民文化祭の美術展、新春佐倉美術展が毎年美術館でおこなわれ、多くの市民の作品が発表されるようになりました。
今年、佐倉美術協会は結成から70周年を迎えます。結成時のメンバーは世を去りましたが、その活動は受け継がれ、佐倉で絵を描き、ものをつくる営みはますますさかんになっているようです。
この展覧会では、佐倉市立美術館の収蔵作品の中から、佐倉美術協会に所属した作家の作品を紹介し、70年のあゆみをふりかえります。

  • イベント

    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    5月20日(日)、6月17日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビー
    申込不要・無料
    協力:佐倉楽友協会


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    5月27日(日)、6月24日(日) 終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    1階ロビー集合
    申込不要・無料


佐藤志津没後100年記念 「女子美術大学と佐藤志津」展

  • 期間
    2018年7月7日(土)~8月12日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般600(480)円、大・高校生400(320)円、中学生以下無料
    ※(  )内は、前売り及び20名以上の団体料金
「女子美術大学と佐藤志津」展

学校法人女子美術大学の前身である私立女子美術学校の運営には、順天堂第三代堂主・佐藤進の妻である佐藤志津(1851-1919)が深くかかわっています。順天堂は天保14(1843)年に佐藤泰然(1804-1872)が佐倉に創始した蘭医学塾で、全国各地から西洋医学を志す者が集い、蘭方医を学びました。志津は明治35(1902)年、財政難のため廃校の危機に瀕していた女子美術学校の初代校主となります。「技術を身につけ、自立した女性の育成を目指す」という女子美術学校の理念に共感した志津は、以降没するまでの15年間にわたり学校経営を担い、熱心に女子教育にあたりました。
平成31(2019)年には志津が没してから100年の節目を迎えます。佐倉市立美術館では、志津に関する資料から女子美術大学ゆかりの作家の作品に至るまで、志津と女子美術大学の歴史について紹介する展覧会を開催いたします。展覧会を通して、志津の目指した理念と活動、そして女子美術大学のこれまでの歩みを振り返ります。

協力:学校法人女子美術大学、一般社団法人女子美術大学同窓会、学校法人順天堂、韮崎大村美術館

  • イベント

    〇ギャラリートーク
    2018年8月11日(土・祝) 14:00~ 終了しました
    申込不要 無料
    ※ただし当日展覧会観覧券が必要です。


    〇特別講演会「日本刺繍 講演会」
    2018年7月8日(日) 14:00~ 終了しました
    会場:佐倉市立美術館4階ホール
    定員:90名
    事前申込:先着順(佐倉市教育委員会文化課へ、メールか電話で住所・氏名・電話番号を明記の上お申込みください。)
    043-484-6191 bunka@city.sakura.lg.jp
    ※詳細については 、佐倉市教育委員会・文化課へお問い合わせください。


    〇ミテ・ハナソウ・プロジェクト 夏休み企画
    2018年7月21日(土)~8月31日(金) 終了しました
    佐倉市立美術館1階エントランスホールにて
    お楽しみに!


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」(毎月第4日曜日)
    2018年7月29日(日) 終了しました
    11:00~/14:00~
    申込不要・無料
    ※ただし当日展覧会観覧券が必要です。


    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    2018年7月15日(日)14:00〜 終了しました
    佐倉市立美術館階ロビー
    申込不要・無料


  • 相互割引
    佐倉市文化財施設-佐倉市立美術館  終了しました
    会期中、武家屋敷・旧堀田邸・順天堂記念館の入館券または3館共通券の半券をご提示いただくと、「女子美術大学と佐藤志津」展の観覧料が2割引きとなります。また、「女子美術大学と佐藤志津」展チケットの半券で3館それぞれの入館券または3館共通券が2割引きとなります。
    ※すべて利用当日のみ有効です。

収蔵作品展 「こころの扉―清原啓子と倉本麻弓」

  • 期間
    2018年9月1日(土)~9月24日(月・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
「こころの扉―清原啓子と倉本麻弓」

この度、当館では「こころの扉」と題して、二人の女性作家をご紹介いたします。
清原啓子(1955-1987)は、将来の活躍を期待されながら31歳で夭折した銅版画家です。若い頃から九生十蘭や三島由紀夫等の文学に傾倒した清原は自ら「時代遅れ」と自嘲しながらも、神秘的、耽美的な物語性にこだわった濃密な世界を構築しました。作品は約10年間で30点(未完成を含む)を制作したのみでしたが、1点1点作家の尋常ならざる集中力が感じられ、特に後期作品に漂う独特の緊張感は他に例を見ない類のものです。
千葉県在住の倉本麻弓(1976-)は、幼少期から現実と「夢のまち」を行き来するようになり、その架空の場所で見る現実の延長とは異質の夢を日記に綴り、箱の中に再現している作家です。ボール紙(近年は黒いイラストボード)で作られた小箱の中には、夢で見た光景が精巧に再現されており、箱の側面に覗き穴が開いている作品については、そこから夢の中の視線が追体験できるようになっています。幼少期の倉本にとって「夢のまち」は、辛い現実から逃れるための場所でしたが、ある時からそのまちで遭遇する天災や事件等をとおして「死ぬな、生きろ」というメッセージを感じるようになり、現実世界を生きるための勇気を与えてくれる場所となっていたといいます。
本展では、作家が心の扉の内側にあるリアリティを独自の方法によって抽出したといえる表現をご紹介いたします。その稀有なる作品をお楽しみください。尚、本展では千葉県にゆかりがあり、戦後版画を代表する作家として浜口陽三(1909-2000)、深沢幸雄(1924-2017)、靉嘔(1931-)の作品をあわせて展示いたします。

  • イベント

    〇学芸員によるギャラリートーク
    2018年9月8日(土) 14:00~ 終了しました
    2階展示室
    申込不要 無料


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    2018年9月23日(日) 終了しました
    11:00~/14:00~
    2階展示室
    申込不要 無料


    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    2018年9月16日(日)14:00〜 終了しました
    1階ロビー
    申込不要・無料
    協力:佐倉楽友協会


知られざるドイツ建築の継承者-矢部又吉と佐倉の近代

  • 期間
    2018年9月1日(土)~9月24日(月・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般600(480)円、大学・高校生400(320)円、中・小学生以下無料
    ※(  )内は、前売り及び20名以上の団体料金
知られざるドイツ建築の継承者

矢部又吉(1888-1941)は、建築請負業の矢部國太郎の長男として横浜元町に生まれました。妻木頼黄に師事し、工手学校(現・工学院大学)建築科卒業。翌年の明治39年(1906)にドイツに留学します。ドイツではシャルロッテンブルク工科大学(現・ベルリン工科大学)で学ぶかたわら、ドイツ人建築家リヒャルト・ゼールなどのもとで、実務を経験します。
帰国後は、父とともに建築事務所を開設し、昭和16年(1941)に53歳で没するまで200を超える建物の設計を手がけました。特に、川崎銀行で知られる川崎財閥の信任を得て、数多くの銀行建築を手がけましたが、その多くは、ネオルネッサンス様式を基調とした堅実なもので、矢部は日本におけるドイツ系の人脈の最期を飾る人物とされています。
佐倉市立美術館エントランスホールとして利用しているレンガ造りの旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定文化財)は、矢部の初期の作品で、建築依頼100年にわたり地域の顔として親しまれています。 本展覧会は、この旧川崎銀行佐倉支店が2017年に耐震補強工事が終了したのを記念して、生誕130年を迎えた設計者・矢部又吉の仕事を振り返る初めての試みです。
また、あわせて佐倉に現存する近代建築や、佐倉にゆかりのある建築家を紹介します。

※会期中に展示替えがあります。【前期】11月3日(土)~11月25日(日)/【後期】11月27日(火)~12月24日(月・休)

  • イベント

    〇学芸員によるギャラリートーク
    2018年12月8日(土) 14:00~ 終了しました
    2・3階展示室
    申込不要 無料
    ※ただし当日の展覧会観覧券が必要です。


    〇県民芸術劇場公演 ミュージアムコンサート
    2018年12月24日(月・休) 14:00~ 終了しました
    主催:千葉県・佐倉市立美術館
    出演:千葉交響楽団による弦楽四重奏
    (ヴァイオリン:長岡裕子、荒巻美沙子/ヴィオラ:春木英恵/チェロ:山澤慧)
    ハンガリー舞曲第1番 ブラームス
    歓喜の歌 ベートーヴェン
    きよしこの夜 グルーバーほか
    1階ロビー 申込不要 無料
    詳細はこちら


    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    2018年11月18日(日)14:00~ 終了しました
    2018年12月16日(日)14:00~ 終了しました
    1階ロビー
    申込不要・無料
    協力:佐倉楽友協会


    〇たてもの見学会(東京編)
    2018年11月17日(土) 定員20名 要申込 終了しました
    詳細はこちら

    〇たてもの見学会(佐倉編)
    2018年11月24日(土) 定員20名 要申込 終了しました
    詳細はこちら


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    2018年11月25日(日) 終了しました
    2018年12月23日(日) 終了しました
    11:00~/14:00~
    2・3階展示室 申込不要 無料
    ※ただし当日の展覧会観覧券が必要です。


第36回 新春佐倉美術展

  • 期間
    2019年1月6日(日)~1月20日(日) 終了しました
  • 観覧料
    無料

佐倉を拠点として活動する現代作家の絵画、彫刻、工芸、書作品を一堂に集めて紹介します。
(絵画・工芸は公募、審査による入選者、彫刻・書は実行委員会による選抜)


美しきをより美しく 秋山庄太郎展

  • 期間
    2019年1月29日(火)~3月17日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320円)、未就学児無料
    ※(  )内は、前売り及び20名以上の団体料金
秋山庄太郎展

1920(大正9)年、東京・神田生まれの秋山庄太郎は、旧制中学在学中、同級生の兄の手ほどきで写真を撮り始めました。早稲田大学商学部を卒業した1943(昭和18)年には写真集『翳(かげ)』を自費出版、早くから写真家として活動を開始しますが、同年に陸軍から召集を受け、中国大陸へ渡ります。終戦後は二科会写真部の創立に関わるなど、我が国を代表する写真家として、写真芸術の発展に力を尽くしました。
「私はいわば、いい意味での通俗を求めてきた」と語る秋山庄太郎。その膨大な撮影作品の中から、本展では女優、舞台俳優、文士、芸術家といった「時代の顔」と言うべき代表的ポートレートをはじめ、ライフワークとして取り組んだ花の写真芸術作品、写真家としてのターニングポイントとなった欧州外遊時のスナップなど、約130点の諸作品(オリジナルプリントを含む)によってその活動の全貌をご紹介いたします。

主催:佐倉市立美術館
協力:秋山庄太郎写真芸術協会

  • イベント

    〇ワークショップ
    フォトアート入門「たのしくカメラ散歩」(初心者向け)
    講師:舘 弘美(たて ひろみ)氏(フォトアーティスト/秋山庄太郎写真芸術協会写友会員)
    2019年3月3日(日) 13:00~15:30頃を予定
    定員15名(中学生以上)
    持物:要カメラ持参(携帯電話・スマートフォン等は不可)
    会場:佐倉城址公園等で撮影予定(荒天時は美術館ホールで写真上映を基本としたレクチャー)
    要申込 住所・氏名・電話番号をご明記の上、ハガキ、Fax、E-Mailのいずれかで「秋山展ワークショップ係」までお送りください。(申込多数の場合は抽選/1月29日受付開始、2月15日締切)
    参加無料


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」(毎月第4日曜日)
    2019年2月24日(日) 11:00~/14:00~
    美術館1階ロビー集合(2・3階展示室を鑑賞) 申込不要 無料
    ※ただし当日の展覧会観覧券が必要です。


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「赤ちゃんと一緒にミテ・ハナソウ・カイ」
    小さな子どもを連れて美術館はなかなか行きづらい…
    そんな方向けに、赤ちゃん連れで「秋山庄太郎展」を楽しむツアーを開催します。
    美術館なんていったことないけれど…という方もだいじょうぶ。
    作品をみておしゃべりしながら、一緒にアートを楽しみませんか?
    お話ができるお子さんなら、ミテ*ハナさんと一緒に作品をみながらおしゃべりしてみましょう!
    2019年3月5日(火) 11:00~12:00 2・3階展示室
    (集合は10:45 1階エントランスホール)
    定員5組(0~2歳児を連れた保護者を対象) 要申込

    申込方法
    下記①~⑥を明記の上、FaxまたはE-Mail で「赤ちゃんと一緒にミテハナ係」までお送りください。
    (先着順/1月29日受付開始 定員になり次第締切)
    ①保護者氏名(ふりがな)
    ②住所
    ③電話番号
    ④お子さんの名前(ふりがな)
    ⑤お子さんの性別
    ⑥お子さんの年齢( 才 ヶ月)

    ・授乳室、おむつ交換台有
    ・ベビーカーの貸し出しは数に限りがありますので、ご相談ください。
    ・解説、ガイドツアーではなく、参加者の皆さんでお話ししながら作品をみていくツアーです
    ・広報用に撮影を行いますので、ご了承ください。
    ・参加無料(ただし当日の展覧会観覧券が必要です。)


    〇ギャラリートーク
    講師:上野 正人(うえの まさと)氏(秋山庄太郎写真芸術館館長・学芸員)
    2019年3月2日(土)14:00~
    美術館3階展示室入口集合(2・3階展示室を鑑賞) 申込不要 無料
    ※ただし当日の展覧会観覧券が必要です。


    〇佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
    2019年2月17日(日)14:00~ 大熊カオル(ピアノ)・門野剛士(フルート)
    2019年3月17日(日)14:00~ 上田彩乃(ソプラノ)・高須さやか(メゾソプラノ)・山口佳菜子(ピアノ)
    美術館1階ロビー 申込不要 無料
    協力:佐倉楽友協会