佐倉市の文化財-工芸品

更新日:2022年08月31日

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旧佐倉町の祭礼用具 <きゅうさくらまちのさいれいようぐ> (新町・弥勒町)

 旧佐倉町(横町、上町、二番町、仲町、肴町、間之町)と弥勒町の祭礼用具で、山車・御神酒所とそれに伴う山車人形・飾り幕などからなっています。 山車人形は6町内にあり、横町は「石橋(しゃっきょう)」、上町は「日本武尊(やまとたける)」、二番町は「玉の井(たまのい)」、仲町は「関羽(かんう)」、肴町は「竹生島(ちくぶじま)」、弥勒町は「八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)」です。
 佐倉の秋祭は、麻賀多神社・八幡神社の祭礼として例年10月に行われます。

 〔昭和59年(1984年)11月26日市指定有形文化財〕

銅 釣燈籠 (麻賀多神社) <どう つりどうろう (まかた-じんじゃ)> (鏑木町)

 麻賀多神社の釣灯籠は、台板裏に「奉献 釣燈籠 壱対 佐倉町鎮守麻賀多神社大前 昭和五年九月三日 郷社列格祈念鋳師秀真粛具」との銘があり、香取秀真が麻賀多神社の郷社列格祈念として昭和5年(1930年)に製作し奉納したことが分かります。

 〔昭和49年(1974年)6月14日市指定有形文化財〕

長福寺 梵鐘 【元禄七年在銘】 <ちょうふくじ ぼんしょう げんろく-しちねん-ざいめい> (岩富)

 日蓮宗勝興山長福寺には、元禄7年(1694年)在銘の梵鐘があります。
 池の間(中帯の上)のうち二区に鋳込まれた銘文には、元禄7年17世日堯<にちぎょう>の時に、江戸深川の工人田中七右衛門尉藤原重次が鋳造したことを記し、さらに長福寺の開基について、本土寺9世の日意上人が檀徒原左衛門尉景広<はらざえもんのじょうかげひろ>の力を得て、文明2年に建立したと記しています。

 〔昭和61年(1986年)3月31日市指定有形文化財〕

麻賀多神社神輿 <まかた-じんじゃ みこし> (鏑木町)

 『古今佐倉真佐子』によれば、当時の佐倉藩主 稲葉正知<いなば・まさとも>が享保8年(1723年)に山城国淀<やましろこくよど、京都府>に転封となる前の享保6年(1721年)に、稲葉家中の藩士と町方の氏子の協力により代金300両で、それまであった神輿のかわりに新造したものです。
 製作に際しては、江戸の職人10人ばかりが勝蔵院不動堂(現佐倉幼稚園の地)で全体の骨組みをこしらえ、装飾は飾り職員が薬師堂前に小屋掛けをして作業に当たりました。完成には約8カ月を要したとのことです。 形は江戸深川の永代寺八幡の神輿を模した古様を残したものとなっています。

 〔昭和39年(1964年)3月18日市指定有形文化財〕

六崎区神輿 <むつざきく みこし> (六崎)

 もとは鏑木町の麻賀多神社に伝わった古い神輿で、『古今佐倉真佐子』によれば、享保6年(1721年)に麻賀多神社で神輿を新造した際に、古い神輿はおよそ60両ばかりで六崎村の氏子に譲られました。
 神輿には寛文13年(1673年)の銘があり、江戸時代中期以前に造られた神輿の特徴を備えています。 六崎区の神輿は、昭和60年(1985年)10月に修理が行われましたが、古い神輿の様式を今日まで良く伝えています。

 〔昭和39年(1964年)3月18日市指定有形文化財〕

岩富城主北条氏勝寄進資料<いわとみじょうしゅ-ほうじょううじかつ-きしんしりょう>(直弥)

 天正18年(1590年)に徳川家康から岩富一万石に封ぜられた北条氏勝(1559年~1611年)の菩提寺に伝わる資料です。氏勝は、小田原北条氏の有力な一族でしたが、豊臣秀吉の小田原攻めの時は、家康に属し、岩富城を居城としました。その後、慶長16年(1611年)に没し、寶金剛寺に葬られました。寄進資料は、以下の3点から成ります。

  1. 七条袈裟・横被 牡丹唐草模様(慶長二年銘)
     特徴的な織り方をした、銀入りの黄緞(絹と木綿の交織)、金襴、錦を用い、七条で仕立てた袈裟と横被です。本作は、定陵(明の万暦帝の陵墓)出土品のうち孝靖后(1612年没)の棺から出土した裂とよく似た模様を持ち、中国製と考えられます。慶長2年(1597年)に北条氏勝が寄進した旨の墨書銘があり、本牧寶生寺(横浜市南区)の末寺であったことがわかります。
  2. 七条袈裟・袈裟 亀甲梅椿模様(慶長十三年銘)
     撚りをかけた銀糸を全体にわたって用い、大柄の模様を織り出した銀襴を使用して、七条で仕立てた袈裟と横被です。二枚一組として着用します。慶長13年(1608年)、北条氏勝が当寺の覚朝僧都に寄進した旨の紙片が縫い込まれていて、正光院・西光寺・不動院等の近隣にある末寺によって仕立てられたこともわかります。
  3. 三鱗紋蒔絵四重椀
     大小の椀を重ねて、一の椀に収まるようにした入子式の四重椀です。椀の外側には、全体に金箔の細片を撒き付けており、胴上部の三か所に消粉蒔絵で、北条氏の家紋である「三鱗紋」を表しています。高台等の特徴から、近世初期頃の作成と推定され、近世の蒔絵椀としては比較的簡素な作例です。寺伝に北条氏勝寄進とあり、その菩提寺に伝来していることや形状から、伝承も肯定できます。

 〔平成22年10月1日市指定有形文化財〕

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