印旛沼の環境保全対策事業の早期実施に関する要望書を、印旛沼流域の13市町長の連名で千葉県知事宛てに提出しました。
印旛沼の環境保全対策事業の早期実施に関する要望書を、印旛沼流域の13市町長の連名で千葉県知事宛てに提出しました。
5月14日に蕨市長が印旛沼流域の市長、町長と共に千葉県庁を訪問し、印旛沼の環境保全対策事業の早期実施を求める要望書を千葉県副知事に手渡しました。
印旛沼は、風光明媚な県立印旛手賀自然公園区域に指定されているとともに、水産、レジャー、親水、観光などのほか、上水道、工業用水及び農業用水の水源として利用されておりますが、その水質は、環境省が発表した平成23年度の全国湖沼水質測定結果によると、環境基準のCOD1リットルあたり3ミリグラムを大きく上回る1リットルあたり11ミリグラム(年平均値)と全国186湖沼の中でワースト1位という不名誉な結果でした。
印旛沼の水質については、千葉県や佐倉市を含む流域の13市町により、下水道の整備などを中心に、さまざまな浄化対策を講じておりますが、印旛沼の水質改善のためには浚渫や水の流動化などの沼本体に対する根本的な対策が必要であることから、流域の13市町長の連名で要望を行ったものです。
印旛沼の環境保全対策事業の早期実施に関する要望書
印旛沼の環境保全対策事業の早期実施に関する要望書 (PDFファイル: 498.4KB)
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要望書提出の様子
提出日時
平成25年5月14日(火曜日) 午後3時
要望自治体
千葉市、船橋市、八千代市、鎌ヶ谷市、成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町
要望内容
- 流域対策及び水質浄化対策事業の着実な推進
印旛沼の汚濁負荷量の過半数を占める面源系に対する対策を促進するため、効果的な対策に係る調査研究を行うことに加え、市町が取り組みやすくするための法制度の実施を国に要望すること。
また、湖沼水質保全計画に位置付けられている国、県が実施する水質浄化対策については、今後とも着実な推進を図るとともに、流域市町は最大限の協力をすることを踏まえ、国に対し必要な事業予算の確保を要望すること。 - 印旛沼本体の対策事業
沼本体の対策事業として、増殖したプランクトンの削減となる「堆積した底泥の浚渫」及び「水の流動化対策」について、早期に事業化を国に要望すること。
この記事に関するお問い合わせ先
[環境部]生活環境課(環境政策・自然環境班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-4278
ファクス:043-486-2504
更新日:2022年06月01日