下勝田の獅子舞
下勝田(しもかつた)の獅子舞(ししまい) 佐倉市指定文化財(無形民俗文化財)
7月15日、下勝田の天神様に獅子舞が奉納(ほうのう)されます。
この舞いは五穀豊穣(ごこくほうじょう)・家内安全・雨乞(あまごい)などの願いを込めて奉納されるものです。
獅子舞は関東に多い風流系統(ふうりゅうけいとう)の三匹獅子舞です。
演目は神楽舞(かぐらまい)・幣束舞(へいそくまい)・橋渡(はしわたり)の3つの舞いがあり、それぞれ「にわかぞめ」「雌獅子(めじし)の舞」「中獅子(なかじし)の舞」「雄獅子(おじし)の舞」からなっています。
囃子方(はやしかた)は篠笛(しのぶえ)と太鼓で、警護(けいご)の2人が舞う人の世話をします。幣束舞が奉納された後はしばらく中休みがあり、その後16人の踊り手とダユウ(大夫)と呼ばれる1人の唄い手により弥勒踊(みろくおどり)が奉納されます。
夜になると村の集会所の広場(以前は薬師堂)で獅子舞を舞った人たちと先輩の舞が披露(ひろう)されますが、先輩の舞は、獅子頭ではなく猿の面をかぶり、衣装も奉納の衣装ではなく蓑(みの)をつけて手拭いを頬被りにして踊ります。
仮面をつけることは個性を超えた存在を示し、蓑笠(みのかさ)をつけた衣装は非常に遠いところから御出でになることを意味するもので、山の神とか祖霊神(それいしん)のなり変わりであるとされています。
この舞が終わると見物にきていた人達は、弥勒踊りに使用した花万灯(はなまんどう)の花を魔除け、招福のためといって大切に貰って帰ります。
地域
下勝田(しもかつた) 天満神社(てんまんじんじゃ)
時期
7月15日
(注意)「下勝田の獅子舞」は現在行われていません。
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更新日:2022年06月01日