天倫の桜に出てくる登場人物は、魅力的な人ばかり!
実際の佐倉に関係の深い人物ばかりなので、佐倉を訪れると、より新佐や雫の生活を体感することができるかも・・・
武居新佐
(CV 黑岩拓真)
詳細
名前:武居新佐(たけい しんざ)
年齢:18歳
趣味:読書、剣の稽古、城下町の散策
立身流剣術を使う佐倉藩士。城下町の武家屋敷で暮らしている。
佐倉藩で5指に入るほどの優れた剣士。5年前に母親が、3年前に父親が亡くなったため、若くして武居家90石を継ぐことになった。
物静かで心優しい性格、口数は少なめ。出世欲や自己顕示欲がない。武士道を貴び、一藩士として佐倉藩のために力を尽くしたいと考えている。学問や読書を好むが、藩政に意見を述べるほどの知見はないとして、何よりも剣術の高みを目指している。
また、身分を問わず誰にも優しいため、城下町の平民から慕われており、同僚たちからの信頼も厚い。どれほど自分が苦しい時でも、他者への優しさを忘れない人物。
隣家の但馬雫・市之丞の姉弟とは幼いころからの友人。同い年の市之丞は幼いころから共に剣術を学んできた親友。2人の剣術の腕はほぼ互角で、揃って「双璧」と呼ばれているが、実はそれ以上に強いのが雫であり、新佐も市之丞も立ち合いで勝てたことがない。
新佐はそんな雫に幼いころから憧れており、数年ほど前からその憧れは恋心へと変わっているが、この想いはまだ雫には伝えていない。雫のように美しい女性が自分のような男の妻になってくれるはずがないと決め込んでいる。
但馬市之丞
(CV 坂征哉)
詳細
名前:但馬市之丞(たじま いちのじょう)
年齢:18歳
趣味:剣の稽古、酒
佐倉藩但馬家の長男(現在は家長。 城下町の武家屋敷で暮らしている。 幼い頃に両親が急逝してから 姉の雫と共に但馬家を守ってきた。 雫と同じように奥方に対して深い恩義を感じており、生涯の忠誠を誓っている。 また、 幼い自分を育ててくれた姉にはそれ以上に感謝しており、誰よりもその幸せを願っていた(しかし性格上、言葉にして伝えたことはない)。
朴念仁にしてぶっきらぼうな性格(無神経ではない)。 ほとんど笑うことがない鉄面皮。 責任感が非常に強く、 奥方や佐倉藩に対しての忠義に厚い。 そのため藩士としての職務や剣術の稽古には常に真剣に取り組むが それ以外のことになると面倒くさがったり大雑把になったりすることが多い。
融通がきかないので同僚たちからは煙たがられることがあるが 武士としての誠実さと実直さは誰もが認めている。 奥方からの信頼も厚く直々に働きを命じられることがしばしばある。 そしてその現状に大きな喜びを感じているため、新佐とはまた違った方向で出世欲がない。
新佐とは幼なじみにして無二の友。 新佐とは性格がまった違うが、幼い頃から不思議と馬が合った。何をするでもないのに新佐と過ごしていると心地よさを感じる。新佐には雫を嫁に迎えて欲しいと願っているが 新佐の心情を誰より理解していることもあり 軽い気持ちで結婚を薦めてはならないと自分を戒めている。
但馬雫
(CV 関口理咲)
詳細
名前:但馬雫(たじま しずく)
年齢:19歳
趣味:裏庭の畑や菜園の世話、芝居見物、剣の稽古
武居家(新佐の家)の隣家に暮らす、佐倉藩但馬家150石の長女。
幼い頃に両親が流行り病で急逝してしまった折、藩主の奥方が自分の侍女に取り立ててくれたことで御家断絶の危機を免れることができた。そのため奥方に深い恩義を感じており弟の市之丞と共に生涯の忠誠を誓っている。
上品でおしとやか、口数は少なめ。武家の娘としての意識が高い。
若君の代わりに藩政を取り仕切る奥方の懐刀として多方面にて活躍しているが 侍女としての立場を貫き自己主張しないため佐倉城内にも彼女の能力の高さを理解している者は少ない。
また剣術においても研鑽を続けており、 新佐も市之丞も敵わないほどの強さを誇る。
幼い頃から但馬家の家事全般を担ってきたため、料理から掃除までなんでもこなすことができる。 知カ・学力ともに高くありがちな欠点や弱点もない。弟の市之丞が元服して藩士となった直後には、多くの武家から結婚の申し出を受けていたが、奥方が「雫を手放したくない」&「つまらない男に嫁がせたくない」と考えて相手の男を厳しくチェックしたため、最終的にすべての話が破談となった。
そしてこの数年は求婚の話そのものがなくなり、雫は密かに焦りはじめているが、気づいているものは誰もいない。
井野天心
(CV 渋谷慧)
詳細
名前:井野天心(いの てんしん)
年齢:28歳
趣味:印旛沼付近の散策、読書
佐倉藩の筆頭家老。
数年前に浪人として佐倉藩へやって来た。
文武共に極めて優れており、その才能を見出した奥方によって佐倉藩士に取り立てられた。その後、さまざまな功績を立てながら出世を続け、若くして筆頭家老に就任した。
流派不明の剣術を使う。処世術に長けており、切れ者ではあるが人当たりが良い。
そのため家老に就任したことを妬んだり不満に思ったりする者はいなかった。
新佐も市之丞も雫も彼の家老としての能力を高く評価しており、兄のように慕っている。
堀田凛太郎
(CV 呉松亜美)
詳細
名前:堀田凛太郎(ほったりんたろう)
年齢:13歳
趣味:剣の稽古 学問
佐倉藩主の三男。長男と次男、そして父親である藩主が相次いで早逝したため、幼くして佐倉藩主の座についた。実際の藩政は母親である千津の方が執っており、2年後に予定されている元服まで学問と武芸に励む日々を送っている。
千津の方にとってはただ一人残された息子であるため、溺愛されて育ったが、生来の聡明さが幸いして、判断力に優れ公平な目をもつ少年に成長した。
どちらかというと武芸よりも学問を好む。また、周囲の声に耳を傾ける謙虚さと強い意志、行動力を合わせ持っている。
その聡明さは藩の内外を問わずに知られているが、奥方の過保護ゆえに城外へ出ることは許されなかったため、顔はほとんど知られていない。
正義感も強いが、ただひたすらに正義を振りかざすだけでなく、正も悪も含めたすべてを飲み込むことができるほどの器の大きい人物。
幼くして亡くなってしまった兄たちや父親のためにも、立派な藩主になることを己に誓っている。
安弥
(CV 中村桜)
詳細
名前:安弥(安弥矛那比売神、あびむなのひめ)
年齢:2000歳くらい
趣味:人間の文化にふれること
古代より印旛沼に棲んでいた龍神。天帝である大龍王に連なる龍神。他の神々とは異なり、人間たちに興味を持っていた。
印旛沼の近くに人々が暮らすようになってからは、人間の姿になってしばしば村を訪ねて、村人たちとの交流を楽しんでいた。
そして彼らを良く知るうちに、龍神の人間に対する感情は興味から憧れへと少しずつ変化していく。人間たちの助け合う姿や、他人を思いやる姿、悲しみを懸命に乗り越えていく姿などが、龍神にとってはとても美しく感じられた。
奈良時代の頃、印旛沼の周辺をおそろしい大旱魃が襲った。これは天帝である大龍王が降雨を止めているためであり、龍神にはどうしようもないことだったが、龍神は天帝の意に逆らって雨を降らせてしまった。そのおかげで人々は救われたが、天帝の怒りを買った龍神はその身を三つに引き裂かれてしまう。
禁忌(神の立場を忘れて人間と恋におちたことや、天帝に逆らって雨を降らせたこと)を犯したことによる罪悪感を心に抱いているため、どことなく影のある雰囲気が漂う。
森羅万象に通ずる神であり、理知的で冷静。旅の中で喜んだり笑ったりすることもあるが、何となく控えめな感じ。罪悪感が強いために心の底からは笑えていない。しかし、自分が大切に感じるものや人に対しては非常に積極的で、しばしば周囲を驚かせる。
トーカ
(CV 関口理咲)
詳細
名前:トーカ
年齢:17歳
趣味:食う寝る遊ぶ
絶望して己の道を見失っていた新佐の前に現れた、正体不明のくノ一。本人いわく「絶世の美少女」。非常に軽い性格で、物事を深く考えていないようにも見えるが、深い悲しみを抱える新佐や市之丞のために故意に明るく振舞っているようにも見えることもある。
外見のとおり身軽であり、戦闘が始まると誰よりも早く攻撃をしかける。攻撃力は新佐たちほど高くないが、味方を支援する様々な術を使うことができる。
常に狐面をかぶっているため表情は見えないが、喜怒哀楽がはっきりしており、思ったことはすぐ口にする。佐倉藩士でも武士でもないことから、佐倉藩主である凛太郎に対しても遠慮がなく、「凛太郎」と呼び捨てにしている。
新佐や凛太郎たちと深い絆ができた後も、その正体を明かすことはなかった。
千津の方
(CV 大西結衣)
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