展覧会
佐倉・房総ゆかりの作家たち(収蔵作品展)
期間
2025年11月1日(土)~12月21日(日)休館日
11月4日(火)、10日(月)、17日(月)、25日(火)、12月1日(月)、8日(月)、15日(月)会場
佐倉市立美術館2階展示室観覧料
無料
水彩絵具には透明水彩と不透明水彩の区別があることは良く知られています。前者は紙の地を生かし透明感のある彩色を施していく一方、後者は絵具の厚塗りや重ね塗りをすることができます。
日本では、幕末から明治初期に透明水彩がもたらされ、明治10年代に工部美術学校で素描から油彩画を制作するための準備段階として水彩画の指導が行われ、画学生だった浅井忠などが水彩画を描くようになりました。明治末には水彩画は広く浸透し、展覧会で作品が入選するなど隆盛を迎えます。
大正期には、多くの油彩画家が瞬時に感動を描きとめることができる画材として水彩画を描くようになります。
昭和に入り、若い画家たちが結成した研究会(後の蒼原会)や小堀進、荒谷直之介らによる水彩連盟が結成され、透明水彩だけにこだわらず、不透明水彩を用いて油彩に匹敵するような大作を描こうとする運動が盛んになります。
本展では、油彩画と水彩画のコーナーを設け、油彩画とともに水彩画を描いた作家たちと水彩画を専門とする作家たちの作品を紹介し、それぞれの多様な表現の魅力を探ります。
また、昨年11月に逝去した高橋真琴氏を偲び、氏が原画を提供した佐倉フラワーフェスタのポスターなど、郷土ゆかりの作家の作品・資料を展示します。
主催:佐倉市立美術館
柴宮忠徳《 秋色(光と影)》1988年 佐倉市立美術館蔵
【関連事業】申込不要、無料
〇学芸員によるギャラリートーク
11月8日(土)14:00~ 2階展示室入り口にお集まりください。
〇ミテハナ鑑賞会(協力:ミテ・ハナソウ佐倉)
11月23日(日) 14:00~15:00
定員 10名(先着順)
※開始10分前に佐倉市立美術館1階 階段前集合
【会期中のイベント】※申込不要・無料
〇女子美術大学創立125周年記念日本画作品展「美粒子」
(協力:女子美術大学日本画研究室)
10月28日(火)~11月9日(日)
10:00~18:00(最終日15:00まで)会場:3階展示室
〇ミュージアムコンサート(協力:佐倉楽友協会) 各日14:00~
11月16日(日)4Fホール 相馬康代、相馬真愉、相馬凜(筝三重奏)
12月21日(日)1Fロビー 坂井裕子、藤原陽子(ピアノ・ソロ及び連弾)