展覧会
歿後30年 挿絵画家・今村恒美―あこがれの江戸展
期間
2026年10月31日(土)~12月20日(日)
休館日
11月2日(月)、9日(月)、16日(月)、24日(火)、30日(月)、12月7日(月)、14日(月)会場
佐倉市立美術館 2階展示室観覧料
一般 800(640)円、大学生600(480)円、高校生以下無料
※( )内は、20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方は1階受付でご提示ください(ご本人とその介助者1名は無料です)。
今村恒美(いまむら・つねみ/本名・栄 1909-1996)は、 明治42年3月、旧佐倉藩の家系に生まれ、幼少期を佐倉で過ごしました。曾祖父の今村治郎橘は画才があり、藩による蝦夷地踏査に同行し、蝦夷地の地図を模写したことが知られています。
その血を受け継いだ恒美は、日本画家・堀田秀叢に師事して花鳥画を学び、山川秀峰に師事して美人画を学びました。昭和10年に挿絵画家に転じ、横溝正史の時代小説・人形佐七捕物帳シリーズをはじめ、野村胡堂、久生十蘭、子母澤寛など、名だたる作家に挿絵を提供し、戦後も長く活躍しました。
本展は、人気小説家のシリーズ作品の挿絵を数多く担当し、大衆的な人気を博しながら、取り上げられることの少なかった今村恒美の歿後30年を記念して開催する初めての大規模な回顧展です。
また、今村は、東京の下町で暮らし、江戸時代の市井のひとびとの営みを愛し、自らも獅子舞や里神楽をものする粋人として、多くの芸人に愛され、慕われもしたといいます。後年、体を壊して利き手の右手が使えなくなり、挿絵の仕事から離れてからも、絵筆を左手に持ちかえて寄席のプログラムなどの表紙を30年以上にわたり描き続けました。それら表紙絵では、今村があこがれた江戸風俗を積極的に紹介しました。
本展では、自ら「江戸画人」を自認して今村が描き続けたあこがれの〝江戸〟を伝える表紙絵の原画などを併せて紹介します。
横溝正史 著・今村恒美 装幀『鼓狂言(人形佐七捕物百話)』(昭和17年、杉山書店)個人蔵
《「放し鰻」(岡本綺堂著)挿絵原画》昭和23年 紙・墨 佐倉市立美術館蔵
野村胡堂 著・今村恒美 装幀『町人十万石』(昭和23年、矢貴書店) 個人蔵
《紅かん》鈴本演芸場番組表紙原画 昭和54年4月 紙本着色 個人蔵
《纏若衆江戸の華》昭和60年 紙本着色 個人蔵
[会期中のイベント]
●再現! 江戸の物売り
今村恒美が繰り返し描いた江戸の物売り。その売り口上を江戸古典芸能の名人・やなぎ南玉氏が再現。
令和8年11月28日(土)①13:00- ②15:00-
佐倉市立美術館 1階ロビー
申込不要・参加無料
●ギャラリートーク
展覧会担当者による展示解説を行います。
令和8年11月7日(土)・12月5日(土)14:00-
佐倉市立美術館 2階展示室
申込不要・参加無料(ただし、展覧会チケットが必要です)
●ミテハナ鑑賞会
展示室で、鑑賞コミュニケーターのミテ*ハナさんといっしょに、お話ししながら展示作品を鑑賞します。
令和8年11月29日 (日) 14:00-15:00
開始10分前に佐倉市立美術館 1階階段前集合
定員:10名(先着順)
申込不要・参加無料(ただし展覧会チケットが必要です)
協力:ミテ・ハナソウ佐倉
●ミュージアムコンサート
令和8年11月15日 (日) 14:00- 望月亜美(バイオリン)、倉橋恵美子(ピアノ)
令和8年12月20日(日)14:00- 広瀬寿美(クラリネット)、野村朋子(ピアノ)
佐倉市立美術館 1階ロビー
申込不要・参加無料
協力:佐倉楽友協会
横溝正史 著・今村恒美 装幀『鼓狂言(人形佐七捕物百話)』(昭和17年、杉山書店)個人蔵
《「放し鰻」(岡本綺堂著)挿絵原画》昭和23年 紙・墨 佐倉市立美術館蔵
野村胡堂 著・今村恒美 装幀『町人十万石』(昭和23年、矢貴書店) 個人蔵
《紅かん》鈴本演芸場番組表紙原画 昭和54年4月 紙本着色 個人蔵
《纏若衆江戸の華》昭和60年 紙本着色 個人蔵