佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

平成28(2016)年度の展覧会

収蔵作品展 佐倉ゆかりの作家と工芸

  • 期間
    2016年4月2日(土)~5月22日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

当館の収蔵作品より、佐倉ゆかりの作家による工芸作品を中心にご紹介します。
幼少期を佐倉で過ごした香取秀真(1874-1954)や津田信夫(1875-1946)は東京美術学校を卒業ののち、金工家として活躍しました。佐倉藩士の家に生まれた浅井忠(1856-1907)は、ヨーロッパ留学から帰国後は、京都の地で工芸図案を多数手がけました。同じく佐倉藩士の家系に生まれた堀柳女(1897-1984)の人形作品などもご覧いただきます。
あわせて昨年度の収蔵作品も展覧します。水彩画家・荒谷直之介(1902-1994)が、水彩連盟で共に活躍した小堀進(1904-1975)を描いた肖像画など、新収蔵の水彩、油彩画を展示いたします。

  • イベント

    〇ギャラリートーク
    4月16日(土) 終了しました
    14時より 2階展示室にてて
    無料・申込不要


    〇ミュージアムコンサート
    4月17日(日)/5月15日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビーにて
    無料・申込不要
    協力:佐倉楽友協会


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    4月24日(日)/5月22日(日) 終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    2階展示室にて
    無料・申込不要


収蔵作品展 深沢幸雄—銅版画の魅力

  • 期間
    2016年5月28日(土)~7月18日(月・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

この度、当館では多彩な銅版画技法を駆使して詩情あふれる作品を生み出し、メキシコ政府から文化勲章を受章するなど、国内外で高い評価を得ている深沢幸雄の作品を中心にご紹介いたします。
深沢は1924(大正13)年、山梨県に生まれ、現在は千葉県市原市に在住(1950年~)する作家です。当初、画家を目指していた深沢は空襲による打撲傷をきっかけとして机上で制作できる銅版画を独学で習得します。その作風は1950年代中頃よりダンテの『神曲』(地獄篇)を題材とするなど、人間の奥底に潜む深淵の探求に始まり、1963(昭和38)年、メキシコ政府の招聘によって銅版画の指導のため、同地を訪れたことかマヤ・アステカの古代文明に影響を受けた生命感あふれる作品や、1974(昭和49)年、メキシコを再訪したことから人類の歴史や伝説をテーマとした「新大陸のモンゴロイド」シリーズへと展開、1980年以降は、作家の身近な世界で起きる人間ドラマを見つめる「人間劇場」シリーズと変遷を重ねてきました。
本年、深沢は92歳を迎えようとしていますが、昨年も「日本版画協会 第83回版画展」に新作を発表しています。近作については、かつての重厚な画面構成に柔和な形態が加わり、心情の温かみが感じられる表現へと移行しているようです。本展では各時代を代表する作品を展示、作家が人生をとおして追求してきた銅版画表現の魅力をお伝えいたします。その稀有なる作品の世界をお楽しみください。
尚、本展では、深沢と共に戦後版画史を代表する作家として浜口陽三(1909-2000)、池田満寿夫(1934-1997)の作品と、深沢に銅版画を学んだ夭折の作家・清原啓子(1955-1987)の作品をあわせて展示いたします。

  • イベント

    〇銅版画体験講座「銅版画でオリジナルカードを作ってみよう」
    講師:長島充氏(版画家、画家) 日時:6月5日(日)10時~16時 終了しました
    集合場所:1階ロビー
    定員:20名(小学3年生~中学生)
    申込方法:住所・氏名(参加をご希望される方のお名前全員分)・電話番号をご記入の上、「佐倉市立美術館WS係」まで往復はがき、FAX、メールのいずれかでお申込みください。 ※定員に達したため、受付を終了しました。
    持ち物:筆記用具、ぼろ布、汚れても構わない服装、下絵(15cm×10cm以内でおさまるサイズ)、昼食
    ※当日はお昼休憩をはさんで午後も作業を行います。昼食はお持ちいただくか、各自でお取りください。 muse@city.sakura.lg.jp


    〇学芸員によるギャラリートーク
    6月11日(土)/7月9日(土) 終了しました
    14時より 2階展示室にてて
    無料・申込不要


    〇ミュージアムコンサート
    6月19日(日)/7月17日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビーにて
    無料・申込不要
    協力:佐倉楽友協会


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    6月26日(日) 終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    2階展示室にて
    無料・申込不要


ミテハナソウ展2016

  • 期間
    2016年7月23日(土)~8月21日(日)  終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
ミテハナソウ展2016

<ミテ・ハナソウ展2016>は、作品を見て、かんじたり考えたりしたことを、おしゃべりしながら、たのしむ展覧会の第2弾です。ミテ*ハナさんと、いっしょに来た家族や友だちと、たまたまとなりにいる人と、気軽に、かんじたこと、かんがえたことを、おしゃべりしてください。
一人では気がつかなかった発見があるかもしれません。

  • イベント

    〇ミュージアムコンサート
    8月21日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビーにて
    無料・申込不要
    協力:佐倉楽友協会
    ※チラシに印刷の誤りがありましたので、下記の通り訂正いたします。
     8月16日(誤)→8月21日(正)


収蔵作品展 MEMORIES—メモリーズ—

  • 期間
    2016年8月27日(土)~9月25日(日)  終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料

当館は平成6年(1994)11月に開館し、「佐倉・房総にゆかりのある作品」、「日本の近代美術の流れと広がりを概観できる作品」、「佐倉市と友好関係にあるオランダをはじめとする海外の作家の作品」、「海外において活躍する日本人作家の作品」という4つの大きな柱の元、収集活動を実施してまいりました。本展では、展示室を4つの収集方針別に章立てし、収蔵作品をご紹介いたします。
収蔵作品や過去の展覧会関連資料を通して、佐倉市立美術館の22年間の歩みをご覧ください。

※本館は本年11月より空調設備改修工事のため、翌年2月まで休館いたします。本展は改修工事前の最後の収蔵作品展となります。

  • イベント

    〇学芸員によるギャラリートーク
    9月10日(土) 終了しました
    14時より 2階展示室にて
    無料・申込不要


    〇ミュージアムコンサート
    9月18日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビーにて
    無料・申込不要
    協力:佐倉楽友協会


    〇県民芸術劇場公演 ミュージアムコンサート
    9月22日(木・祝) 終了しました
    14時より 1階ロビーにて
    無料・申込不要


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    8月28日(日)/9月25日(日) 終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    1階ロビー集合
    無料・申込不要


    〇実習生による関連事業「佐倉市立美術館探検ツアー」
    9月19日(月・祝) 終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より 1階ロビー集合
    各回先着10名(小学生未満は保護者同伴) 無料・申込不要


カオスモス5 一粒の砂に世界を見るように

  • 期間
    2017年3月1日(水)~3月28日(火)  終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2・3階展示室
  • 観覧料
    一般800円(640円)、大学・高校生600円(480円)、中・小学生400円(320円)、未就学児無料
    ※(  )内は前売り及び20名以上の団体料金
カオスモス5

当館では、平成6(1994)年の開館当時より、運営方針の一つである「現代美術の紹介」を目的としたシリーズ企画「チバ・アート・ナウ」を開催してきました。同展は、千葉県の美術状況を紹介すると共に、分かりにくいとされる同時代の美術への理解を深めていただくためのものでした。平成15(2003)年度からは、出品作家を県外からも招くことで、より客観的な位置に視点を置いたシリーズ企画展「カオスモス」に移行しました。カオスモスとは、「カオス(混沌)」と「コスモス(宇宙、秩序)」を合体させた造語ですが、この言葉の示すように、様々な思想や様式が融合し、分裂していく今日の美術の状況を報告すると共に、それらがどこへ向かっているのか、鑑賞者と共に考える企画でありたいと考えております。
近年、西欧の現代美術等の影響により、巨大な絵画や彫刻が制作されることは珍しいことではなくなりましたが、その一方で、ジョセフ・コーネル(Joseph Cornell/1903-1972)の箱型の作品のように、両手で抱えられるほどのサイズながら、作家の世界観が凝縮したといえるような作品も少なからず存在します。本展では、限られたサイズや色、時間の中に作家の意図が凝縮されたといえる表現についてご紹介いたします。古来、東洋では閉じられた小世界の内に宇宙を見るという「壺中天」(壺の中の別世界)や「洞天福地説」(洞窟の中の別天地)等の心的傾向があります。ある寸法や時間の中にこめられた作家独自のエッセンス(本質)を是非、お楽しみいただければと思います。

出品リスト

※展覧会の期間、エントランスホールが耐震補強工事中のため、正面入口がご利用いただけません。お手数をおかけして申し訳ございませんが、正面東側の仮設入口から施設内にお入りくださいますよう、ご協力をお願い申し上げます。

  • イベント

    〇記念講演会 「工芸とアートと~自在置物を通して」
    3月20日(月・祝) 終了しました
    講師:満田晴穂氏(自在置物作家)、池内務氏(レントゲンヴェルケ代表)
    14時より 4階ホールにて
    無料 定員90名(先着順)
    お申込みはハガキに住所、氏名、電話番号、人数をご明記の上、
    〒285-0032 千葉県佐倉市新町210番地 「佐倉市立美術館講演会係」まで
    (FAX:043-485-9892宛でも可)。

    ※自在置物とは金属によって龍や蛇、昆虫等を写実的につくるだけでなく、その動きを再現できるように関節等が動かせるようになっている置物。明治期の工芸技術の粋が集められたものでしたが、その技術は現代にもごく少数ですが、受け継がれています。


    〇学芸員によるギャラリートーク
    3月11日(土)、3月25日(土)  終了しました
    14時より 3階展示室
    無料・申込不要(※参加には観覧券が必要です。)


    〇ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」
    3月26日(日)  終了しました
    1回目:11時より 2回目:14時より
    1階ロビー集合
    無料・申込不要(※参加には観覧券が必要です。)


    〇ミュージアムコンサート
    3月19日(日) 終了しました
    14時より 1階ロビー
    無料・申込不要