佐倉市立美術館

佐倉市立美術館

展覧会

令和3年(2021)年度の展覧会




収蔵作品展 ちばのいろ

  • 期間
    2021年3月20日(土・祝)~5月16日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
ちばのいろ

城下町佐倉が近隣都市(門前町成田、商家の町佐原、港町銚子)とともに「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として、文化庁から「日本遺産」に認定されたのは2016年のことでした。
本展では、四都市を中心に千葉の歴史や風土を感じる風景の作品を展覧します。この機会にゆったりと作家たちが見つめた景色をご覧ください。
あわせて幼少期を佐倉で過ごし、後に金工家として活躍した香取秀真(1874-1946)や津田信夫(1875-1946)、佐倉藩士の家系に生まれた浅井忠(1856-1907)や堀柳女(1897-1984)など、佐倉ゆかりの作家の作品をご紹介します。

収蔵作品展 新収蔵作品を中心として

  • 期間
    2021年5月25日(火)〜7月11日(日) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
新収蔵作品を中心として

当館では、令和2年度に佐倉市及び千葉県ゆかりの作家の作品などを収集しました。
本展では、新たに収蔵した佐倉市ゆかりの鋳金家・香取秀真(1874-1954)の《獅文水滴》をはじめ、浅井忠に絵の手ほどきをした佐倉藩士・黒沼槐山(1824-1891)や 浅井忠と交流のあった漆芸家・杉林古香(1881-1913)らの作品を展示いたします。
また、千葉県印西市を拠点として活動した銅版画家・小林ドンゲ(1926-)の作品や資料(版画の原版や下絵)も合わせてご紹介いたします。

収蔵作品展 ホンモノに会いに行こう!ミテ・ハナソウ・カード作品展

  • 期間
    2021年7月31日(土)〜9月23日(木・祝) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2階展示室
  • 観覧料
    無料
  • ホンモノに会いに行こう!ミテ・ハナソウ・カード作品展

    収蔵作品50点を一挙公開 !
    この夏、佐倉市立美術館ではミテ・ハナソウ・カードに使われているバラエティー 豊かな作品を紹介する展覧会「ホンモノに会いに行こう!ミテ・ハナソウ・カード 作品展」を開催します。
    ミテ・ハナソウ・カードとは、佐倉市立美術館で収蔵されている作品と、作品を 考える問いかけカードでできたカードセットです。どなたにも貸し出しをしている だけでなく、市内小学校では、このミテ・ハナソウ・カードを使って、鑑賞ボラン ティア「ミテ*ハナさん」による鑑賞授業をしています。
    会期中の土日・祝日は、ミテ*ハナさんによる作品を楽しむプログラムも用意! コロナ禍だからこそ、家族や友達と、美術館で、アート・カードでミテ・ハナ しよう!

    • イベント

      《ミテハナ・ルーム》
      ミテ*ハナさんたちと、作品とアートカードを楽しむプログラムがあるよ!ソーシャル・ディスタンスを保ちながら、 鑑賞前に展示室でひとりで楽しむコツを体験したり、鑑賞後に気になった作品についてミテ・ハナしてみよう。
      会期中、1階エントランスホールにて開催!
      オープン日時:土日・祝日 11時~16時

      〇ミニ・ミテハナソウ・カイ
      モニターで作品を見ながら、鑑賞コミュニケーター「ミテ*ハナさん」と一緒におしゃべりしよう!
      展示室での作品の見方がわかるよ!
      会期中の土日・祝日 ①11時~ ②12時~ ③13時~ ④14時~ ⑤15時~ (1回約30分/1日5回開催)

      〇アートカード体験
      ミテ*ハナさんたちと、ミテ・ハナソウ・カードの遊び方を体験できるコーナーです。

      〇ミテ・ハナソウ・カード貸し出しブース
      家族や友達と遊んでみよう!アートカードの貸し出し・返却を受け付けます。

作陶50年記念 上瀧勝治展 磁器に咲く花


    • 期間
      2021年10月30日(土)〜12月19日(日) 終了しました
    • 会場
      佐倉市立美術館2階展示室
    • 観覧料
      高校生以上500(400)円 中学生以下は無料 (  )内は前売および20名以上の団体料金
    作陶50年記念 上瀧勝治展 磁器に咲く花

    佐倉市立美術館は、開館以来、佐倉・房総ゆかりの作家についての調査・研究を活動の大きな柱とし、その結果として の展覧会も数多く開催してきました。 今年度は、佐倉に窯を築いた陶芸家・上瀧勝治(うわたき・かつじ)の展覧会を開催します。
    日本有数の磁器の産地・佐賀県有田に生まれた上瀧は、はじめ、白磁や青磁器で高い評価を受けます。その後、表面の光沢を抑え、 光を柔らかく包み込むような効果をあげる葆光磁(ほこうじ)の研究に取り組みました。その葆光磁に、さらに布に顔料を染み込ませることで文様を描き出す布染めを 使用し、華やかな中にもしっとりとした味わいのある作品を創り出しました。この葆光布染彩磁と呼ぶ技法は、上瀧の代表的な技法として知られるようになりました。
    本展では、2021(令和3)年に傘寿を迎え、作陶50年を経過したのを記念して、上瀧勝治の初期から最新作までの約50点を一堂に集めて紹介いたします。
    有田の伝統を、佐倉の風土で培った繊細な色と作家の時代感覚により昇華した瑞々しい作品群をお楽しみください。

    上瀧勝治展の作品リスト

    ●高さ約80㎝の作品ができあがるまでの映像を公開中!(《八重染彩磁大壺》制作記録映像)
    八重染大壺

    《上瀧勝治(うわたき・かつじ)》
    1941年、佐賀県有田町に瀧山窯主の三男として生まれる。有田工業高等学校窯業科を卒業し1971年より作陶を始める。 1973年独立し、佐倉に勝山窯を築窯する。1975年日本工芸会東京支部の伝統工芸新作展(現、東日本伝統工芸展)に初入選し、 翌年には《青白磁壺》が東京都教育委員会賞を受賞したのを皮切りに多数受賞する。 日本伝統工芸展には1975年の初入選以来、連続して出品する。 1978年田村耕一に師事、この年より葆光布染彩磁の研究をはじめる。日本伝統工芸展、日本陶芸展などを中心に作品を発表するかたわら、 佐倉美術協会工芸・彫刻部会の中心メンバーとして「佐倉焼」を提唱し、地域の陶芸文化醸成に尽力する。 また、長年にわたり新春佐倉美術展の審査員として、当地の工芸の質的向上にも寄与する。 2007年千葉県教育功労者の芸術・文化の部で表彰を受けた。


フランソワ・ポンポン展-動物を愛した彫刻家

  • 期間
    2022年2月3日(木)~3月29日(火) 終了しました
  • 会場
    佐倉市立美術館2、3階展示室
  • 観覧料
    一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320)円、未就学児無料 (  )内は前売りおよび20名以上の団体料金
フランソワ・ポンポン展-動物を愛した彫刻家

19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した彫刻家フランソワ・ポンポン(1855‐1933)。
ロダンのアトリエなどで下彫り職人として経験を積み、51歳で動物彫刻家に転向し、シンプルな形となめらかな表面をもつ 《シロクマ》や《フクロウ》、《ペリカン》などを生み出しました。
日本初の回顧展となる本展では、最初期の人物から洗練された最晩年の動物彫刻まで、旧ブルゴーニュ地方のディジョン美術館や出身地ソーリューのポンポン美術館、 また国内でポンポンの彫刻と資料を多数所蔵する群馬県立舘林美術館から彫刻、スケッチなど、約90点を出品します。
あわせて、ポンポンに影響を受けたとされる佐倉ゆかりの金工家・津田信夫(つだ・しのぶ 1875‐1946)の当館所蔵品もご紹介します。

主催=佐倉市立美術館
協力=群馬県立舘林美術館
企画協力=美術デザイン研究所
後援=在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本