入札・契約制度の改正について(令和6年4月)
佐倉市では、令和6年4月1日から下記のとおり入札・契約制度を改正いたします。
低入札調査基準価格及び最低制限価格の算定式を改正します。
「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」(平成12年法律第127号)においては、公共工事の入札及び契約の適正化の基本となるべき事項としてダンピング受注の防止が明記されており、「公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針」(平成13年3月9日閣議決定・令和4年5月20日最終変更)では、ダンピング受注の防止を図る観点から低入札価格調査の基準価格を適宜見直すこととされています。
令和4年に「工事請負契約に係る低入札価格調査基準中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデル」及び「予算決算及び会計令第85条の基準」が改正されたことから、佐倉市においても、建設工事及び測量コンサルタントに係る低入札調査基準価格及び最低制限価格(以下「基準価格等」という。)の算定式を見直し、併せて、委託に係る基準価格等の算定式についても見直しを行いました。
※令和6年4月1日以降に公告を行う入札から適用します。
改正内容
建設工事
「工事請負契約に係る低入札価格調査基準中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデル」(令和4年改正版)に準拠します。
基準価格等は、下表のアからエまでの合計(千円未満切捨て)に100分の110を乗じて得た額とします。ただし、下表の上限額を超える場合は上限額、下限額を下回る場合は下限額(いずれも千円未満切捨て)を基準価格とします。
ア | イ | ウ | エ | 上限額 | 下限額 |
---|---|---|---|---|---|
直接工事費 |
共通仮設費 |
現場管理費 |
一般管理費等 |
予定価格 |
予定価格 |
●改正点
- 一般管理費等×55/100 を 一般管理費等×68/100 に変更
- 上限額を 予定価格×90/100 から 予定価格×92/100 に変更
- 下限額を 予定価格×70/100 から 予定価格×75/100 に変更
測量コンサルタント
「予算決算及び会計令第85条の基準」(令和4年度改正版)に準拠します。
基準価格等は、下表のアからエまでの合計(千円未満切捨て)に100分の110を乗じて得た額とします。ただし、下表の上限額を超える場合は上限額、下限額を下回る場合は下限額(いずれも千円未満切捨て)を基準価格とします。
ア | イ | ウ | エ | 上限額 | 下限額 | |
---|---|---|---|---|---|---|
測量業務 | 直接測量費 | 測量調査費 |
諸経費 |
- | 予定価格 ×8.2/10 |
予定価格 ×6/10 |
建築関係建設 コンサルタント |
直接人件費 | 特別経費 | 技術料等経費 ×6/10 |
諸経費 ×6/10 |
予定価格 ×8/10 |
予定価格 ×6/10 |
土木関係建設 コンサルタント |
直接人件費 | 直接経費 | その他原価 ×9/10 |
一般管理費等 ×4.8/10 |
予定価格 ×8/10 |
予定価格 ×6/10 |
地質調査業務 | 直接調査費 | 間接調査費 ×9/10 |
解析等調査 業務費×8/10 |
諸経費 ×4.8/10 |
予定価格 ×8.5/10 |
予定価格 ×2/3 |
補償関係 コンサルタント |
直接人件費 | 直接経費 | その他原価 ×9/10 |
一般管理費等 ×4.5/10 |
予定価格 ×8/10 |
予定価格 ×6/10 |
●改正点
- 測量業務の 上限額を 予定価格×8/10 から 予定価格×8.2/10 に変更
- 地質調査業務の 諸経費×4.5/10 を 諸経費×4.8/10 に変更
委託
「変動型」を採用します。
「変動型」とは… 入札者の入札金額に基づき基準価格等を定める方法です。実勢価格を反映した基準価格等が得られると期待できます。
計算方法
- 入札者(予定価格を超える金額で入札したものを除く。)が5者以上の場合
入札者数を5で割った商(小数切捨て)を求め、入札者のうち、入札金額の上位及び下位からそれぞれ当該数分の人数の入札金額を除いた平均に0.9を乗じた額(千円未満切捨て)に100分の110を乗じて得た額とします。ただし、得られた額が予定価格の70/100(千円未満切捨て)に満たない場合は、予定価格の70/100の額(千円未満切捨て)とします。
【例1】入札者が5者の場合
入札者数5÷5=1 なので、
入札金額の高い者と低い者から1者ずつを除いた3者の平均×0.9×110/100
【例2】入札者が10者の場合
入札者数10÷5=2 なので、
入札金額の高い者と低い者から2者ずつを除いた6者の平均×0.9×110/100
- 入札者が5者未満の場合
予定価格の70/100の額(千円未満切捨て)とします。
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更新日:2024年03月19日