佐倉市水道事業の水源

更新日:2022年06月01日

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佐倉市の水源について

 佐倉市の水道水源は、昭和31年の創設以来、長い間地下水に依存してきました。 昭和30、40年代の高度成長期は、深井戸の増設により増え続ける水需要に対処してきました。昭和50年代に入っても、大規模な住宅団地の開発、生活の向上による使用量の増加、さらには、工業化の進展に伴う新規水需要の発生等により水需要の増勢はさらに拍車がかかりました。。 このような状況に至り、良好な水質を誇った地下水にも限界が見えてきました。折しも、地盤沈下防止の見地から、昭和49年、千葉県公害防止条例により、地下水汲み上げが規制されることとなり、安定した新規水源の確保が緊急の課題となってきました。
 そこで、事情を同じくする印旛郡市の11市町村が共同して、昭和56年、印旛郡市広域水道用水供給事業を創設。利根川水系の表流水導入に着手しました。 こうした中で、本市においても、新規水道用水の受入施設の整備を進め、昭和60年、印旛広域水道企業団からの受水を開始しました。その後、受水量は徐々に増え続け、平成15年度には、総給水量の約35.5%に達し、今後、さらに増加するものと予測されます。 一方、印旛郡市広域水道用水供給事業の水源状況を見ると、奈良俣ダムが平成3年に完成し、令和2年には八ッ場ダムが完成しました。霞ヶ浦導水の建設は大幅に遅れています。印旛郡市の今後の水需給を展望すると、これら水源施設の早期完成が望まれます。

地下水

 佐倉市の水源の約58%は地下水です(令和2年度実績)。
 これらの地下水は市内3浄水場近辺にある、32本の井戸から取水しています。それぞれの井戸は地下約100メートル前後の地下水を汲み上げています。

表流水

 佐倉市では32本の取水井戸施設を稼働させていますが、それでも水が足りません。
 足りない水は表流水を印旛郡市広域水道用水供給事業を通じて購入しています。
 この表流水は利根川水系のもので、取水を木下、印旛沼の2地点で行い、千葉県水道局の柏井浄水場で浄水された水道水が送られてくるものです。
 約42%が表流水となっています(令和2年度実績)。

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