■ 立地企業様の声

株式会社フジクラ　 　 　 　　所在地：千葉県佐倉市六崎1440番地 　　URL:http://www.fujikura.co.jp/

　光ファイバなどの製品で、世界のトップブランドとして活躍している「株式会社フジクラ」。市内最大の事業所であり、進出から約半世紀の歴史を持つ佐倉事業所をお訪ねし、佐倉事業所長　高橋浩一様にお話を伺いました。


　≫主な事業内容は？

　佐倉事業所はフジクラの主力工場として、光ファイバケーブルをはじめ、光伝送システムや電子部品などの開発・製造やフジクラのコア技術を生み出す研究開発を行っています。創業以来の電線・ケーブルで培った多くの先進技術を通して、情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギーの各分野に高い信頼性のある多くの製品を世界中にお届けしています。


　≫佐倉に進出した「経緯」は？

　戦後、東京・木場にあった本社工場のほかに、沼津工場を開設して順調に事業を拡大していましたが、本社工場は、関東大震災や戦災の影響もあり、修復、増築を繰り返していた建物でした。また、沼津工場は、他社の工場を購入したものであったため、不便な部分もありました。そこで、当時の好景気もあって、さらに電線・ケーブル等の増産に対応するために、新たな工場の建設を計画していました。その際に佐倉市から熱心な誘致のお話をいただいたのがきっかけで、１９６５年、４３万㎡の用地に新工場を開設しました。


≫佐倉に進出して「良かった点」は？

　東関東自動車道の佐倉インターチェンジを使って、事業所から成田空港まで３０分、東京の本社まで１時間弱という立地の良さがあります。本社と同じ時間の感覚で動くことができますし、交通網が充実していているため、製品輸送の点からも大変優位な立地です。さらに、今後予定されている圏央道の開通によって、北関東や東北地方へのアクセスもますます便利になってくると思います。また、ものづくりという仕事は精神的にも負担がかかる部分がありますが、事業所の周辺には緑が大変多く、従業員が緑で癒しを感じることができるというところも、私たち従業員にとっては大変プラスになっています。


≫地域での社会貢献活動に力を入れていると伺いましたが？

佐倉事業所では、定期的に社員による事業所周辺のゴミ拾い活動を行っています。地域の環境美化に努めるということは、単に地域社会への貢献だけでなく、同時に社員の教育にも繋がり、この活動を通じて社員自身に何かを感じてもらえたらという思いもあります。


≫これから立地を検討している企業の皆さまに一言メッセージをお願いいたします！

　佐倉市は産業振興にも力を入れており、行政からの支援が充実している点も大きなメリットの一つです。行政と一体になって自企業の発展を目指される企業さんにとっては、佐倉市は特に成功できる場所だと思います。



　フジクラさんでは、「つなぐテクノロジー」を企業理念として掲げていらっしゃるそうです。今回お話をお伺いして、世界最高水準の技術と世界中に広がるグローバルネットワークの中でご活躍されている中でも、地元の地域コミュニティをとても大切にされていらっしゃる企業という印象を受けました。
　インタビューの最後に、高橋様から、「私たちフジクラは、地域の一企業として佐倉市に生きていますので、これからも地域社会の一員として、地域でのルールをきちんと守りながら自社の発展を続けたいと考えています。」と、メッセージをいただきました。