校長室
校長挨拶
校長室から
弥富小学校は、平成20年度に佐倉市教育委員会から「小規模特認校」に指定され、市内のどこからでも児童を受け入れている学校です。令和6年度は、全児童49名のうち、11名がこの制度を利用しています。(令和6年4月現在)
教育目標である「ふるさと弥富に誇りをもち、夢に向かって学び合い、思い合い、高め合い、社会に尽くすことのできる児童の育成」を目指し、教育活動を展開しています。
「学校」は“社会に出て行くための基礎を培う場所”です。「学校」という社会の中で、経験したことすべてが、子どもたちの成長の糧となっていきます。学習することだけでなく、様々な経験を通して子どもたちは、成長していきます。
「~し合うこと」は相手がいてこそ成し得る、つまり、人との関わりがあってできることです。子どもたちは学校で、友達と関わり合いながら、社会に出ていくための土台を培っていきます。学習を例に挙げれば、友達同士で議論することで、自分の考えを深めます。調べたことを相手に伝えることで、さらに理解を深めます。同学年の友達や異学年の友達同士で学び合い、思い合い、高め合っていく姿が、本校の目指す児童像です。
本校は、児童数が少ないため、一人ひとりに教師の目が行き届き、少人数でのきめ細かな指導が可能です。授業の中では、一人ひとりの活躍の場面が多くなります。全員が主役といった授業もあります。一方、音楽の合唱や体育のボールゲームなど、人数がある程度いたほうが望ましい教科は、学年合同授業という形をとっています。
また、弥富小学区には、豊富な教育資源と、教育力があります。「生きる力」を育むためには、地域社会の力は欠かせません。教員のほかに様々な価値観や経験をもった大人と接することは、より厚みのある経験を積むことができ、「生きる力」を育む要素の一つとなります。弥富小は、地域の豊かな教育力に支えられています。学年ごとにさまざまな「地域学習」が予定されています。例を挙げれば、3年生は、給食の食材も提供されている地域の方の畑で落花生の収穫体験をします。社会科学習で千葉県は落花生の生産が盛んであることを理解しても、実際の収穫方法や落花生づくりの苦労を知るには、収穫したり、農家の方の話を聞いたりと、様々な諸感覚を働かせて学ぶことが大切です。子どもたちは、多様な他者との関わり合いや学び合いの経験を通して、学ぶこと、生きること、働くことなどの価値や課題を見いだしていきます。
このような教育活動を推進しながら、本校の教育目標達成に向けて、取り組んでいます。
佐倉市立弥富小学校 校長 芝山 卓
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更新日:2022年06月24日