離乳食困りごとあるある

更新日:2023年01月31日

ページ番号: 4272

生後5~6か月ごろ(離乳初期)あるある

5~6か月になったら離乳食開始というけれど、タイミングがわからない

 生後5~6か月ごろ離乳食を開始する時期です。

 「首のすわりがしっかりしている」「支えがあれば座れる」「食べものに興味を示す」などの様子がみられたら始めるタイミングです。

 赤ちゃんの発達・発育には個人差があるので、月齢だけでなく、赤ちゃんの様子を見て始めましょう。

最初はどんなものをあげればいいの?

始め方は下記ファイルをご参照ください。

「なめらかにすりつぶしたおかゆ」ってどんな状態?

 10倍がゆを炊いて、すり鉢ですりつぶしたり、裏ごし器でこしたりして、粒がない状態にしたもの。

(10倍がゆの作り方は下記ファイルをご参照ください。)

お皿に入っている10倍がゆのすりつぶしをスプーンですくっている写真

すりつぶしたり裏ごししたものが硬めだったら…

 お湯を加えて硬さを調整してください。

10倍がゆの目安量は?

 10倍がゆの目安量は約30グラム。

 毎日1さじずつ増やしていって、スタートしてから1~2か月くらいで約30グラムくらいがこの時期の赤ちゃんのおかゆの目安量と言われています。

 この量には個人差があるので、30グラム食べられなくても、スプーンを上手に口に入れられるようになったり、ごっくんができるようになれば、心配ありません。

 おかゆを慣らす期間はおおよそ1週間から10日くらいを目安に。

小皿に入った米がゆの写真

米がゆ約30グラム (大さじ1=約15グラム)

おかゆの次は何をあげるの?

 おかゆは主食として毎日食べさせてあげてください。

 食品の種類を増やすために野菜にチャレンジ!

 野菜ペーストの作り方は下記ファイルをご参照ください。

 野菜は1種類(例えばにんじん)を3~5日くらいかけて1さじずつ増やしていきます。野菜の目安量は約15グラム。

 にんじんを試してみて、体に異常が出なければ、ほかの野菜をチャレンジ。

 注意する点は、同じ食事内に2種類の新しい食材を与えないということ。もし、異常が出た時にどちらの食材が原因なのかわからなくなるからです。

野菜の次は何をあげるの?

 野菜が5~6種類くらい試せたら、たんぱく質を多く含む食品を試してみましょう!

 たんぱく質を多く含む食品は、離乳食のすすめ方の目安 食品の種類と量3をご参照ください。

 豆腐や白身魚、卵黄を試していきますが、必ずよく加熱してから与えましょう。

 白身魚はパサついて食べづらいものもあります。水溶き片栗粉でとろみをつけたり、ジャガイモのマッシュなどと混ぜたりすると食べやすくなります。

食物アレルギーが心配だけど…

 食物アレルギーを心配して、離乳食の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるわけではありません。

 食物アレルギーが疑われる症状が見られた場合は、自己判断で対応せずに、必ず医師の診断を受けましょう。

 食物アレルギーについてはアレルギーポータルでも詳しく説明されています。

2回食はいつから?

 1回の離乳食や授乳のリズムがついてきたら、2回食に進むタイミングです。

 目安は7か月ごろです。

 だし汁を使ってほんの少し風味付けするなどして、赤ちゃんの食べる意欲を高めてあげましょう。

生後9~11か月ごろ(離乳後期)あるある!

離乳食が足りているかわからない

 もし食事量が足りてなかったら…?

 便の回数や量が減る

 不機嫌なことが多くなる

 体重の増えがよくない(母子健康手帳の「乳幼児発育曲線」をつけて確認してみましょう。)

もっとほしいと要求されるけど、あげていいのかしら?

 食べるスピードは、はやくないですか。形状が、噛まなくても飲み込みやすく、噛む回数が足りないのかも。

 大きさをちょっと大きめにして、噛む回数が増えるようにしてみましょう。

よく噛んでいないみたい。丸飲みしてる?

 形状が小さすぎたり、軟らかすぎたりすると、噛まずに飲み込んでしまいます。

 弾力のあるバナナくらいの硬さで、歯ぐきでつぶせる程度がちょうどよい硬さです。

 大きさは下の写真をみて、今どのくらいかを確認して、ステップアップしていきましょう

月齢に合わせて調理した人参の写真(上から時計回りに、5~6か月ごろ軟らかくゆでたものすりつぶし、軟らかくゆでたものみじん切り、7~8か月ごろ離乳食中期、軟らかくゆでたもの5ミリメートルカット、9~11か月ごろ離乳食後期、軟らかくゆでたもの8ミリメートルカット、軟らかくゆでたもの半月切りやいちょう切り、1歳~離乳完了期、軟らかくゆでたもの拍子切り)

にんじんの形状

3回食にすすまない

 食事量が増えない、食べるのを嫌がるなど、3回食になかなかすすめないときは?

  •  生活リズムは決まっていますか? 3回食にすることにより、生活リズムがつきやすくなります。
  •  母乳や育児用ミルクの回数や量が多くなっていませんか? 空腹でないと、食事もすすみません。

 食べる量には個人差があります。体重が増えていて元気なら量は心配ないでしょう。

手づかみ食べはどうするの?

 もぐもぐ教室のサンプルをご紹介!(フレンチトースト・おやきの作り方は下記ファイルをご覧ください。)

フレンチトースト、あおのりのおにぎり、おやきの写真

手づかみ食べ

食後の母乳や育児用ミルクはいつまで飲ませるの?

 離乳後期になると、食事量が増えてきて、食後の母乳や育児用ミルクをほしがらなくなることがでてきます。

 目安量を参考に、しっかり食べていれば、食後の母乳や育児用ミルクは飲ませなくても大丈夫です。

 ただし、この月齢では、食事だけではすべての栄養素が完全に摂取できるわけではありませんので、食事のほかに1日2回程度、母乳や育児用ミルクを飲ませましょう。

牛乳を飲ませても大丈夫?

 「授乳・離乳の支援ガイド(厚生労働省)」では、「牛乳を飲用として与える場合は、鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましい。」となっています。このため、母乳や育児用ミルクの代わりに、牛乳を飲ませるのは1歳をすぎてからにしましょう。

離乳食のすすめ方の目安

この記事に関するお問い合わせ先

[健康推進部]母子保健課(母子保健班)
〒285-0825千葉県佐倉市江原台2丁目27番地
電話番号:043-485-6712
ファクス:043-485-6714

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