妊産婦・乳幼児の災害への備え
指定福祉避難所(妊産婦・乳児)の指定についてのお知らせ
妊産婦・乳児を受入対象とする指定福祉避難所を指定しました。
1 施設名称
佐倉市西部保健福祉センター
2 設置場所又は所在地
佐倉市中志津二丁目32番4号
3 設置目的
妊産婦・乳児に関する指定福祉避難所
4 受入対象者
妊産婦・乳児
- 妊娠36週(妊娠10か月)以降の妊婦
- 生後2か月までの乳児(新生児含む)とその母親
- その他指定避難所から移送が必要とされた妊産婦等
※指定福祉避難所は、災害時に必要に応じて開設される避難所であり、発災後に直接の避難を行うことができます。
保健センターの備蓄品

妊産婦さんは、出産に向けた心身の準備や産後の回復への支援、生まれて間もない赤ちゃんは体温調整や感染予防、調乳への配慮などが必要となるため、健康管理センター・西部保健センター・南部保健センターの3箇所に、災害時非常用物品として、下記の物品を備蓄しています。
指定福祉避難所には、備蓄品の充実を今後進めていきます。
- ミルク(キューブタイプ)
- 液体ミルク
- 調乳用の水
- アレルギー用ミルク
- 使い捨て哺乳瓶
- 哺乳瓶洗浄剤
- 米粥(ドライフーズ)
- 紙おむつ
- 緊急用分娩キッド
- 生理用品 など
(注意)避難される全妊産婦・乳幼児が、災害を長期間乗り切るための十分な量を確保することは難しいため、各ご家庭でも災害に備えて準備をお願いします。
妊産婦の災害時の備え
家の中の備え

自宅を安全な場所にすることが、なによりです。屋内の安全確保は、災害時だけではなく、日ごろの子どもの事故防止にもつながります。家庭で地震発生を想定した訓練や身を守る行動を子どもと一緒に確認しておくとよいでしょう。
- 転倒防止器具を2方向以上に取り付ける
- 二段重ねの家具は、器具で上下を固定する
- 寝る場所や赤ちゃんが日常過ごす近くには、なるべく家具を置かない
- 棚から食器や本が飛び出さないようにストッパーをかける
- テレビも壁やテレビ台に固定する
- 飛散防止フィルムをガラスにはる
- 通路には、なるべくものを置かない
緊急時の連絡方法
複数の連絡方法を考え、連絡先を記入して母子健康手帳と一緒に持っておきましょう。もし、災害時に連絡がとれなくなった時は、例えばNTTの災害用伝言ダイアル171や、携帯電話の災害用伝言板などを使って安否を確認する方法があります。
避難行動要支援者に対する支援制度について
佐倉市では、災害対策基本法に基づき、高齢者や障害者のかた、乳幼児・妊産婦のかたなど、災害時に自力で避難することが困難で支援が必要となるかた(避難行動要支援者)の災害時の避難対策の一環として、「平常時避難行動要支援者名簿」と「災害時避難行動要支援者名簿」の2種類の名簿を作成します。 詳しくは佐倉市社会福祉課のホームページでご確認ください。
災害時の対応

自宅が安全なら、避難する必要はありません。
避難する場合は、火事などの二次災害を防ぐ為、揺れがおさまってから調理器具などの火を確実に消し、ガスの元栓を閉め、電源ブレーカーを切りましょう!
また、避難する際は、動きやすい服装で2人以上での行動を心がけましょう。
あなたの地域の避難場所
いざという時にあわてずに行動できるよう、避難場所と避難経路を事前に確認しておきましょう。
妊産婦の災害時の健康チェック

妊娠中は、冷えるとお腹がはる場合があります。できるだけ温かくするよう心掛けましょう。また、長時間無理な姿勢でいると、血行が悪くなり血栓ができやすくなります。水分補給を心がけ、足を動かしたりストレッチをするなどして、予防しましょう。
お腹の張りに伴って、出血をする場合があります。清潔なナプキンを当て、ゆっくりやすみましょう。出産に繋がる場合もあるので、助産師や医師に連絡し指示を得ましょう。
災害時における助産師による支援活動に関する協定
佐倉市では、災害時の避難生活においても妊産婦・乳幼児が安全で、安心して生活できる環境を提供できるよう、一般社団法人千葉県助産師会ご協力のもと、『災害時等における助産師による支援活動協力に関する協定』を締結しています。
更新日:2025年04月10日