佐倉市の文化財-神社
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臼井八幡社 < うすい はちまんしゃ > (八幡台)
八幡社は、暦応元年(1338年)に臼井興胤<うすい・おきたね>によって創建されたと伝えられています。祭神は誉田別命<ほんたわけのみこと・応神天皇>です。
その縁起によれば、臼井興胤が足利尊氏にしたがって九州を転戦し、延元元年(1336年)に筑前国多々羅浜(福岡県)で菊池武時と戦う前に、宇佐八幡に祈念したところ、合戦に大勝したことから、自分の領地である臼井に宇佐八幡を勧請し祭ったといわれます。 また、境内の天満宮も同じ時に太宰府天満宮から勧請したものと伝えられます。
太田権現 【熊野神社】 < おおた-ごんげん ( くまのじんじゃ ) > (太田)
熊野神社は「太田の権現様」といわれています。
太田権現に奉納されていた石棒と木製棒は、子授けの霊験があるとして現在も信仰を集めています。 祈願所綬の際には陰茎を模して奉納する習わしで、本堂裏の小屋に石棒と木製棒が多数奉納されています。
麻賀多神社 <まかたじんじゃ> (鏑木町)
麻賀多神社は、歴代佐倉藩主の厚い信仰に支えられた佐倉城下の総鎮守であり、現在の本殿は天保14年(1843年)に佐倉藩主堀田正睦<ほった・まさよし>により造営されました。
この神社をはじめとして、佐倉市内や印旛郡内に「麻賀多神社」は18社鎮座しており、古来より十八麻賀多と呼ばれます。「延喜式」神名帳にも記載があり、その古い由緒をうかがうことができます。
〔香取秀真おいたちの地:昭和49年(1974年)3月26日市指定史跡〕
更新日:2022年08月31日