街の活性化について(令和元年5月23日回答)

生まれ育った佐倉を離れてから、10年近く経ちました。
たまに佐倉に帰ってきますが、故郷の京成・JR佐倉駅周辺の寂れ具合に本当に胸が痛みます。売り地の看板が立ち並び、営業していない空き店舗が放置されており、失礼ですが場末感が漂っています。
今の佐倉に戻ってきたいかと言われると、正直なところ全く魅力がなく、帰って来たいと思いません。このまま、地方都市と同じように人口数の減が止まらず、観光資源も中途半端に活かせずに終わっていくのが目に見えてしまいます。

市として、このような現状をどのようにお考えなのでしょうか。商業や住宅など何かしらの誘致努力をされているのですか。街の有志が活性化のためにイベントなどを頑張ってくれていますが、それに甘んじて後手後手になっているように見えます。
観光についても同様です。このネットが絶大な力を持つ時代にアピールしきれていないと思います。これまでの時代と同じことをしても集客できません。観光スポットなどの夜間ライトアップによる時間帯による集客分散化や、VRなど仮想現実に力を入れた歴史散歩などいろいろできることはあるのではないでしょうか。
是非もっと頑張ってほしいと思います。

平成31年4月15日

 現在、佐倉市では、第4次佐倉市総合計画後期基本計画に基づき、まちづくりを進めているところでございます。
本計画では、人口減少・少子高齢化問題を本市における喫緊の課題としてとらえ、「産業経済の活性化を図り、佐倉に安定した「しごと」をつくること」や「佐倉の魅力を発信し、新しい「ひと」の流れをつくること」などを重点施策と位置付けております。
 具体的には、企業誘致の推進や既存企業の新たな展開の促進、近居・同居の住み替え支援など転入促進や転出抑制につながる住宅施策等を実施しております。なお、毎年度、実施した事業につきましては、その効果を検証し、改善を図ることとしております。
 市民の皆さまに将来にわたって住み続けたいと思っていただけるよう、本計画に基づき、施策展開してまいりたいと考えておりますので、今後とも市政に対しご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 市内外への佐倉市の魅力発信につきましては、引き続き、FacebookやInstagram等SNSを活用するなどして力を入れてまいります。

 空き店舗を解消していくことは、当市といたしましても地域経済活性化のために重要な取組と認識しております。このため、平成27年から商店街の主要道路に面した空き店舗に出店した事業者に対して、初期費用についての補助を開始しました。更に、今年度からは、商店街の主要道路以外にある空き店舗についても補助対象とすることで、より多くの空き店舗解消を目指しているところでございます。

 観光につきましては、市のSNSに加え、佐倉市観光協会のSNSも活用しながら、リアルタイムな情報発信に努めております。
 また、今年度は国立歴史民俗博物館とも連携しながら佐倉城址公園の桜のライトアップを行うとともに、市内の事業者が製作中の佐倉市の歴史・自然・文化が学べるロールプレイングゲームの開発に連携・協力するなど、新たな取り組みを進めているところでございます。

令和元年5月23日

企画政策課、地域創生課、産業振興課