佐倉・城下町400年記念事業の終幕にあたって(事業報告)
平成22年から始まった佐倉・城下町400年記念事業は、平成30年3月で終幕
佐倉城の築城と城下町の整備は、江戸時代初期の慶長15年(1610年)に土井利勝が佐倉の領主となった翌年から、7年の歳月をかけて行われました。
今日に続く繁栄の礎が築かれて400年の節目にあたる、平成22年度(2010年)から8年間を期間とした記念事業は、平成30年3月31日、ついに終幕を迎えます。
記念事業は「人づくり、顔づくり、まちづくり」を基本理念に、次世代に受け継ぐべき郷土愛を深めていただけるよう、市民の皆さんと一緒に取り組み、市内外に向けて佐倉の歴史と文化を広く発信してきました。
このページでは、2月から3月にかけて行われたクロージングイベントと、8年間の主な実績をご紹介します。
佐倉・城下町400年記念事業 クロージングイベントを開催しました
城下町佐倉の真実 「城と町と人と」
3月25日(日曜日)まで、市立美術館において「佐倉・城下町400年記念事業」の集大成の一つとして、総合展示を開催しました。
戦国時代末期から江戸時代、明治にかけての歴史・考古資料、美術工芸品を通じて、城下町佐倉の歴史がどのように紡がれてきたのかを紹介したほか、江戸時代の城下町の佐倉をCG映像で再現しました。
武家の弓術・刀術演武会
佐倉城址公園で、弓馬術礼法小笠原流の国家安泰を願う儀式「百々手式(ももてしき)」と、千葉県指定無形文化財である武術「立身流(たつみりゅう)」の演武が行われました。(3月10日)
迫力ある演武に、観客から大きな拍手が沸き起こりました。
佐倉の山車祭り
市立美術館駐車場に横町、上町、仲町、弥勒町、4町の山車が集結し、総踊りや曳き廻しが行われました。
子ども山車曳き体験やお囃子演奏、キャラクターステージ(ゲストMC:紗々さん)も祭りを盛り上げ、活気にあふれた一日となりました。(3月17日)
カムロちゃん展
3月25日(日曜日)まで、市立美術館において「カムロちゃん展」を開催し、写真・イラスト・ファンアートなど約140点の作品で8年間を振り返りました。
佐倉にゆかりのある著名人のかたがたからねぎらいや励ましの色紙をいただき、展覧会に華を添えました。
ファンアート表彰
公募で集まった74点の力作の中から、カムロちゃん賞、作者(誰か)賞、佳作を表彰しました。(3月17日)
たくさんのご応募、ありがとうございました。
8年間の歩み [ 主な実績と成果 ]
記念事業は終了しましたが、日本遺産認定などの成果を活用し、引き続き佐倉の魅力を発信していきます。
佐倉の山車復活 | 佐倉地区6町の山車・屋台の修復、曳き回しできる山車が2台から4台に |
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佐倉学リレー講座 | 毎年、郷土愛を育む講座を市内の公民館で開催 |
佐倉・時代まつり | 城下町・佐倉の往時の賑わいを再現 |
城下町整備 | 新町通り、武家屋敷通りを整備。新町通りの電線を地中化 |
学校給食「お殿様献立」 | 市内の幼・小・中学校の給食で、古くから佐倉で食べられている献立を再現 |
イメージキャラクター 「カムロちゃん」 |
平成22年から「こうほう佐倉」で漫画連載。同23年からツイッターを開始 |
旧平井家住宅の保存・活用 | 展示スペースとして民俗資料を常設展示 |
「旧堀田正倫庭園」 国の名勝に指定 |
平成27年3月に指定。平成29年度に網代垣(あじろがき)などを整備 |
日本遺産「北総四都市江戸紀行」認定 | 平成28年4月、佐倉・成田・佐原・銚子の北総4都市のストーリーが「日本遺産」として文化庁から認定 |
「旧武居家住宅」「旧平井家住宅」が 国有形文化財に登録 |
平成28年8月登録。中級藩士の住居、城下町成立以来の有力商家の町屋として貴重 |
本佐倉城が「続日本100名城」に選定 | 国史跡である中世城館跡。平成29年4月に選定 |
総合展示 「城と町と人と」 | 佐倉城と城下町の歴史を紹介。江戸時代の佐倉城をCG 映像で再現 |
御神酒所が市民文化資産に | 表町、田町に続き、平成29年度に並木町・宮小路町第一・袋町・野狐台町・鏑木町・栄町・本町が選定 |
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更新日:2022年06月01日