佐倉城・100名城スタンプラリーについて

更新日:2022年06月01日

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佐倉城について

 佐倉城は、戦国時代中頃の天文年間(1532年から1552年)に千葉氏の一族である鹿島幹胤[かしまもとたね]が鹿島台に築いた中世城郭を原型として、江戸時代初期の慶長15年(1610年)に佐倉に封ぜられた土井利勝によって翌慶長16年(1611年)から元和2年(1616年)までの間に築造されたといわれる平山城です。北に印旛沼、西と南に鹿島川・高崎川が流れる低地に西向きに突き出した、標高30メートル前後の台地先端に位置します。
 佐倉城はこうした地勢を巧みに利用して築城されており、さらに水堀、空堀、土塁を築いて守りを固め、東につながる台地上に武家屋敷と町屋を配し、城下町としました。
 城内は、城の中心をなす本丸、二の丸、三の丸などと、家臣の屋敷割がなされた曲輪からなっていました。大手門(追手門)、三の門、二の門、一の門のあとを経て広い本丸の跡にでます。本丸と二の丸には屋形があり、佐倉藩の政治の中心的な機能を果たしていました。本丸にはそのほかの建造物として天守閣、銅櫓、角櫓などがありました。

 以後、江戸を守る要衝の地として代々譜代大名が封ぜられ、幕府の要職につくと佐倉に移されるという傾向がありました。歴代城主のうち9人が老中となっており、その数は全国の藩で最多です。堀田家が歴代城主のうち半分以上の期間を占めました。
 佐倉城は明治時代になり連隊が設置される際に解体されたため、城内の建造物は、西出丸にある小規模な薬医門の他、一切残っていません。しかし大手門跡から西の台地は市の史跡として良好に保存されており、往時の城の地形を偲ぶことができます。このため、千葉県で唯一、日本百名城に選定されています。

 城の東端にあたる自由広場(佐倉東高校の隣)には、明治初期に撮られた城の古写真や模型、城内から出土した遺物等が展示されている佐倉城址公園センターがあります。

満開の桜の花が咲いている間が谷になっている馬出し空堀の写真

佐倉城跡(馬出し空堀)

屋根や外壁の一部分が黒色で統一され、入り口の左側に屋外スタンプ台が設置されている佐倉城址公園管理センターの建物の写真

佐倉城址公園管理センター(城郭風の建物です)

佐倉城スタンプラリー(100名城スタンプ)について

 100名城スタンプは、佐倉城址公園センターで押印できます。

 (注意)国立歴史民俗博物館内ミュージアムショップのスタンプ台は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当面は撤去いたします

 佐倉城址公園センターのスタンプ台は引き続き設置していますので、そちらをご利用ください。

佐倉城址公園センターについて

 管理センターは自由広場(佐倉城址公園東端(国立歴史民俗博物館とは反対側)、佐倉東高校の西隣)の入口近くにある城郭風の建物です。スタンプは建物内及び入口前のスタンプ台に設置してあります。

 開館時間 4~10月 午前9時~午後5時 11~3月 午前9時~午後4時30分

  • (注意)1月1日~3日は休館
  • (注意)100名城スタンプは建物内外にあり、365日・24時間押印可能
  • 歴史民俗博物館駐車場から徒歩10分ほど。
  • 京成佐倉駅から徒歩20分ほど。
  • JR佐倉駅から徒歩25分ほどかかります。

佐倉城址公園管理センター(佐倉城址公園センター)の位置について

管理センターが閉まっている場合はポストの中にあるスタンプをご利用ください。

2段式の手作りの木製のスタンプ台にスタンプやインクがなどが置かれている屋内のスタンプ台の写真

城址公園センター建物内スタンプ台

建物入り口の左側に設置された、家の形をした木製の屋外スタンプ台の写真

屋外スタンプ台(365日24時間利用可)

この記事に関するお問い合わせ先

[都市部] 公園緑地課
〒285-8501 千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6165
ファックス:043-485-0108

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