風車・オランダQ&A

更新日:2022年06月01日

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風車・オランダの質問と回答

風車はどんな働きをするの?

 風車は、動力源として建設され、粉挽き、水くみ、菜種油しぼり、製材など、幅広く活用されました。特に、オランダでは初期に粉挽き用として、最盛期には干拓の排水用として、多く用いられました。

風車は今も働いているの?

 オランダでは最盛期に約九千基の風車がありました。しかし、蒸気機関や電気などが発明されると、風車は建設されなくなり、現在は昔ながらの風車が千基ほど、文化財的に保存されています。そして今、環境保護からクリーンエネルギー源として風車が見直され、発電用などに研究され近代的な風車が建設されています。

グランドセーラー型ってどんな風車なの?

 オランダ風車の種類としては、ヴィップ型風車(ピラミッド型構造の上に回転可能な風車小屋がある)、バルコニー型風車(周囲に風を妨げるものがある場所で、風車の背を高くし作業用のバルコニーを設置している)、グランドセーラー型風車(周囲に風を妨げるものが無い所で、地上に直接建てられ操作は地上で行う)が代表的なものです。グランドセーラー型は、干拓地で排水用として多くつくられました。

風車に言葉があるって本当?

 風車は、近隣や来訪者に言葉を伝える手段として、使われました。それは、羽根の止め方により祝事や弔事、休止、故障などを表し、コミュニケーションに使われました。また、戦争時には味方への情報伝達にも使われました。

参考文献

  • 『オランダ雑学事始』 皆越尚子 著
  • 『世界の国 スイス・オランダ・ベルギー』 講談社発行

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