阿見町予科練平和記念館の観覧料を補助します【小・中・高校生対象】

更新日:2025年04月16日

ページ番号: 19307

2025(令和7)年9月6日~2026(令和8)年1月31日は、施設改修のため休館を予定しています。詳細は、予科練平和記念館ホームページなどをご確認ください。

 

 佐倉市は、1995(平成7)年に「佐倉市平和行政の基本に関する条例」をつくり、平和についてのさまざまな取り組みを行っています。

 茨城県の阿見町にあった「予科練」では、現在の中学生から高校生くらいの年齢の少年たちが訓練を受けていましたが、第二次世界大戦時、たくさんの卒業生が戦場で亡くなりました。
 皆さんと年齢の近い少年たちが、戦争の中で何を考え、どのように暮らしていたのかを学び、平和の大切さについて考えてみてください。

 

【対象者】 佐倉市在住・在学の小学生・中学生・高校生(対象者1名につき引率者1名まで補助)

【補助額】 観覧料の全額

【期間】 2026(令和8)年3月31日まで

 

利用方法

中学生・高校生

  1. 下記の「観覧料補助券」をプリントアウトし、必要事項を記入してください。
  2. 入館時に、「観覧料補助券」と学生証を提出してください。

※佐倉市外の中学、高校に通っているかた…学生証に住所が書いていない場合は、佐倉市に住んでいることが確認できるものをご提示ください

※「観覧料補助券」をプリントアウトできない場合は、広報課にお問い合わせください

小学生

 佐倉市立小学校に通っているかたには、学校を通して、4月中に補助券を配布します。学校で配布された補助券をご利用ください。(まだ配布されていない場合または紛失した場合などは、広報課にお問い合わせください)

 佐倉市在住で、市外の小学校に通っているかたは、広報課にお問い合わせください。

 

阿見町予科練平和記念館とは

予科練とは、「海軍飛行予科練習生」を短くした呼び方です。20世紀の初めごろから、世界中で飛行機の開発が進み、パイロットがたくさん育てられていました。日本でも、世界に遅れないようにするため、現在の中学生から高校生くらいの年代の少年たちを集めて、パイロットの訓練をする学校をつくりました。これが「予科練」です。

学校があった15年間で、全国から約24万人の少年が予科練に入り、卒業生の10% 約2万4千人が戦争に行き、そのうち約1万9千人が戦争で亡くなりました。

 予科練平和記念館では、少年たちがどのような訓練を受け、どのような気持ちで生活を送っていたのか、当時の資料を展示しています。


映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023年12月公開)の撮影地にもなりました。


阿見町予科練平和記念館

〒300-0302 茨城県稲敷郡阿見町廻戸5-1

電話番号:029-891-3344

ホームページ:阿見町予科練平和記念館

 

【開館時間】

午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

【休館日】

毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日

【アクセス】

○車の場合

常磐自動車道 桜土浦ICから国道125号バイパスを利用約15分

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)牛久阿見IC・阿見東ICからそれぞれ約15分

○電車・バスの場合

JR常磐線「土浦駅」西口の1番バス乗り場から関東鉄道バスまたはJRバスに乗車(10~20分に1便程度運行)

 

※ご来館前に、阿見町予科練平和記念館のホームページなどで開館情報をご確認ください

 

特別展のお知らせ

予科練平和記念館 開館15周年記念 特別展「ペンを剣にかえてー海軍予備学生の軌跡」
▶期 間 令和7年3月15日(土曜日)~6月15日(日曜日)

特別展「ペンを剣にかえてー海軍予備学生の軌跡」(PDFファイル:2MB)

特別展チラシ ペンを剣にかえて


予科練平和記念館から

 海軍飛行予科練習生たちが日夜訓練に励んでいた土浦海軍航空隊。‘‘予科練教育のメッカ”とも言われる同航空隊ですが、同時に “予備学生教育のメッカ”でもあったことはあまり知られていません。
 予備学生とは、大学などの高等教育機関から海軍の幹部を養成する制度のことであり、1934(昭和9)年に制度が発足した当初は予科練と同じく志願を募る形での募集でしたが、戦局が厳しさを増した1943(昭和18)年には学生の徴兵猶予が停止され、徴兵された二十歳以上の学生の中から大勢の予備学生が選抜されました。同年10月に明治神宮外苑競技場(現国立競技場)で挙行された出陣学徒壮行会の様子は、志半ばでペンを剣にかえざるを得なかった学徒たちの姿を今に伝えています。
 彼らは短い期間で厳しい訓練を経て第一線へと赴き、多くの方が若くして亡くなられました。
 2025(令和7)年は戦後80年の節目の年です。予備学生制度創設から90年以上が過ぎた今、改めて彼らの姿を多くの方に知っていただき、戦争と現在の平和について考えていただけましたら幸いです。

この記事に関するお問い合わせ先

[企画政策部]広報課(出版・平和・国際班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6101
ファクス:043-486-8720

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