ご存じですか、介護相談員

更新日:2022年06月01日

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介護相談員って…?

 介護相談員は、サービス利用者とサービス提供事業者や市役所との橋渡し役です。利用者の疑問や不満、不安の声を受けとめ、トラブルを未然に防げるよう、問題の改善や介護サービスの質の向上を図ることを目指しています。

 佐倉市では、介護保険サービスを利用している方が日常抱いている疑問や不満を聴き取り、サービス事業者との調整を行うことで、利用者の苦情に至る事態を未然に防止するため、介護相談員を介護保険施設等へ派遣しています。
 相談員の派遣を受け入れている介護保険施設は30ヶ所あり、月1回程度1~2名の相談員が訪問し、利用者や家族の相談に応じ、改善点などについて施設側と話し合いを行い、サービスの質の向上と各施設とのサービスの平等化を図ることを目的としています。
 受け入れ施設には、介護相談員が次回訪問する日程や相談員の顔写真・氏名をお知らせするボードがあります。また、職務上知り得た秘密を漏らさない守秘義務を課せられており、利用者のプライバシーは保護しますので、お気軽にご相談ください。

どんな人が介護相談員をやっているの?

 介護や福祉・医療に携わった経験があり、一定水準以上の養成研修を受けた方です。介護保険制度の仕組み等高齢者福祉に関する事項から、高齢者の心身の特性、コミュニケーション技法などを学習しています。

介護相談員の派遣を受け入れている施設はどこ?

 指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設などに派遣しています。

具体的に、どんな活動をしているの?

 まず、サービス利用者から話をよく聴き相談にのります。そして、その苦情や不満、不安が、行き違いや情報不足によるものなのか、個人の好き嫌いによる要望なのか、介護の質にかかわるものなのか、虐待などにあたるのかなど、事実確認を経て見極めます。
 そのうえで、本人に助言をしたり、施設・事業者側と意見交換をし、問題点を見つけたり、解決方法を提案したり、市役所に報告をしたりします。
 時には施設の行事に参加するなどして、サービスの現状の把握に努めています。

どんな相談でものってくれる?

 介護相談員がやってはいけないこと、のれない相談もあります。
 以下はやってはいけないことですが、直接対処できない問題に関しても、相談機関等を紹介したり、行政担当者に引き継いだり、改善に向けて手助けをします。

  1. 利用者同士のトラブルの仲裁
  2. 家族問題に関することへの介入
  3. 遺言・財産処分に関する相談
  4. サービス提供事業者の評価
  5. 物品の修理や車いすへの移乗、食事の介助など「介護」にあたる行為

相談したことを内緒にしたいんだけど…

 相談者から匿名の希望がある場合には、事業者側に個人が特定できないように配慮します。

この記事に関するお問い合わせ先

[福祉部]高齢者福祉課(包括支援班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6138
ファクス:043-486-2503

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