サツマイモ基腐(もとぐされ)病にご注意ください
サツマイモ基腐病のまん延防止に向けた種苗の生産・販売に際して、農林水産省より留意事項が示されています。
1 種苗の生産者の方へ
種苗の生産・出荷に際しては、以下の取組を行って下さい。
(1)健全な種いも及び苗の確保
・サツマイモ基腐病が発生していないほ場から採取した、健全ないも及び苗を使用する。
(2)種いもの消毒等
・伏せ込み前に選別をした上で、必ず消毒を行う。
(3)苗床の消毒
・苗床は伏せ込み前に必ず土壌消毒を行う。
(4)採苗時の注意
・株の地際部から5cm以上離れた位置から採苗し、採苗当日に苗を消毒する(種苗法に基づき表示)。
・消毒液は必ず使用する当日に調製したものを用いる。
・採苗時に用いるハサミはこまめに消毒する(火炎滅菌又は丁寧な洗浄とふき取り)。
(5)出荷時の検定
・種苗を出荷する際には、必要に応じて、サツマイモ基腐病の検定を行う。
(6)育苗ほ場で本病が発見された場合の速やかな対応
・苗の生産過程でサツマイモ基腐病の疑義症状が確認された場合には、速やかに関係ロットの出荷を停止し、都道府県病害虫防除所等へ連絡する。既に出荷済みであれば、出荷先に2の(2)の対応を依頼する。
2 種苗の販売者の方へ
種苗の販売に際しては、以下の取組を行って下さい。
(1)種苗の生産工程の確認
・種苗の買付の際には、苗生産の過程において、上記の1の取組が行われていることを確認する。
(2)基腐病発見時の速やかな対応
・万が一、販売時にサツマイモ基腐病の疑義症状が確認された場合には、当該荷口の販売を停止し、都道府県病害虫防除所等へ連絡する。
更新日:2024年12月20日