雪害に対する農作業等の対策について

更新日:2022年11月01日

ページ番号: 1961

農作業安全の確保について

 雪下ろし作業や積雪の中で農作業は、複数人で行うことを基本として、以下の事項を踏まえ作業の安全性の確保を図るようお願いします。

気温が著しく低い環境下での作業を行う場合

体が冷えて血行障害を起こすことや、体がこわばって動作がぎこちなくなり事故を起こす恐れがあるので、次の事項に配慮すること。

  1. こまめに休憩を取って体を温め、寒い場所での作業時間を短くする等の工夫を行うこと。
  2. 防寒着、防寒手袋を着用し、体温が著しく失われないように努めること。
  3. 手足が冷えてしまった場合には、直接温めて血行を回復させて、よく動くことを確認してから作業を再開すること。

農業用施設で雪下ろし作業を行う場合

転落等の危険性があることから次の事項について留意すること。

  1. 高所で作業を行う場合には、ヘルメット、安全帯や命綱を使用し、靴は滑りにくいものをはき、作業をすること。
  2. 高所と地上の共同作業では、お互いによく連絡を取り合い、落下物の防止に注意して行うこと。
  3. 滑りやすい場所や踏み抜きの恐れがある場所では、踏み板を使う等十分注意すること。
  4. 暴風・強風時には、作業を中止して事故防止に努めること。
  5. 雪が積もった施設では、施設の倒壊や落雪に注意し、安全を確保しながら作業を行うこと。

降雪による園芸用施設等への被害を回避するためのチェックリスト

降雪前

屋根雪の滑落促進

  • 被覆材がたわまないように展張の程度を調整したか。
  • 被覆材の外部に設置した遮光資材、防虫、防風ネット等を外したか。

補強

  • 施設各部の損傷があったら、可能な範囲で修復したか。
  • 補強資材や固定部品等にゆるみがないかを点検したか。
  • 応急的な補強措置(支柱の設置等)は講じたか。
  • ポンプや水道管等の凍結を防止する措置をとったか。

停電への備え

電力を必要とする施設では、発電機を準備したか。

融雪促進

雨樋や排水路のごみを取り除き、排水経路を確保したか。

加温施設
  • 暖房機の燃料を補給したか。
  • 暖房機が正常に作動することを確認したか。

降雪中

融雪促進

加温施設

カーテンを開け、暖房機を運転しているか。

無加温施設

地熱により室温を上昇させるため、内部を密閉して気密性を高めているか。

除雪

  • 屋根に多く積雪したら、可能な範囲で雪下ろしをしているか。
  • ハウスサイドに多く積雪したら、可能な範囲で除雪をしているか。
ヒートポンプ設置施設

室外機回りの除雪をしているか。

降雪後

作物への被害回避

施設内の温湿度を調節し、低温や多湿等による作物への被害を回避しているか。

施設の現状回復

  • 施設の破損の有無を点検しているか。
  • 損傷が発見されたら、早急に修復しているか。
  • 今後の降雪に備えるため、屋根の雪下ろし、ハウスサイドの除雪をしているか。

この記事に関するお問い合わせ先

[産業振興部]農政課(振興班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6142
ファクス:043-484-5061

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