塚本美術館
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お知らせ
【鎌倉時代から現代までの名作品】令和6年4月2日~令和6年6月28日
【脇差 金象嵌名 延寿】
延寿派は鎌倉時代末期に来派に学び、肥後の菊池に移住した一派です。国村を祖とし、国資・国時・国泰などの国のつく刀工が南北朝・室町と続きました。
作風は地鉄・刃文共に来派によく似ていますが、総体的にやや技量が劣り、個々の刀工の特徴も明確ではありません。この作品もひろく延寿派の作と鑑定されています。
【刀 銘 月山貞利】
鎌倉時代末期に発生したという月山鍛冶は、室町時代に栄えた後、再び表舞台に現れるのは江戸末期の貞吉からです。貞利は、この貞吉から数えて五代目で、現代刀工の頂点に立つ名匠の一人です。
この作品は、月山鍛冶秘伝の綾杉肌という同心円の周りを蛇行して取り巻いた木の年輪状の鍛え肌に、すっきりとした直刃を焼き貞利刀匠会心の出来栄えをしています。
【鍔(つば)各種】
施設概要
塚本美術館は、国内有数の収蔵数を誇る日本刀専門のユニークな美術館です。
佐倉出身の実業家、故塚本素山氏のコレクションをもとに設立されました。刀身400点、鞘250点の所蔵品の中から、3ヶ月ごとに約20点ずつを展示しています。
施設案内
- 所在地:佐倉市裏新町1-4
- 開館時間:午前10時から午後4時
- 休館日:土曜日・日曜日・月曜日、祝日、年末年始 (注意)第3土曜日を除く
- 入館料:無料
- 交通 :京成佐倉駅下車徒歩約10分、JR佐倉駅下車徒歩約20分
- 駐車場:無料
地図
お問い合わせ
塚本美術館 電話: 043-486-7097
(注意)展示内容につきましては、塚本美術館に直接お問い合わせください。
[産業振興部]佐倉の魅力推進課
電話: 043-484-6146 ファクス: 043-484-5061
更新日:2024年04月03日