塚本美術館
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お知らせ
【古刀期の名作展】令和6年7月2日~令和6年9月30日
【刀 金象嵌銘 当麻国行】
五ヶ伝の一つ大和伝は最も地味な作風です。大和は多くの寺社が防衛のために抱える僧兵用に作刀していたと思われ、おのずと銘のある作品は少なく作風は、こうした寺社を通じて地方の刀工達に影響を与えています。
地味な大和鍛冶にあって当麻派は最も目立つ作風を示し、その代表工がこの国行です。
【太刀 銘 長船守久】
南北朝期の備前は、長船派の正系兼光一門を中心に元重や長義一派がおり、後半には系統が明らかでない「小反物」と称される諸工が活況を呈し、守久は小反物の一人で現存品は少なく詳細は不明です。
本作は、幅広く鍛えには映りが現れ、焼深い湾れの刃文は地味ながら南北朝期の備前の特徴が良く表れています。
【鍔の拡大(長船守久)】
赤銅と素銅の異なった素材の金属を貼り合わせた「昼夜鐔」(ちゅうやつば)といわれるものです。 作者は幕末の京都で活躍した後藤家の名工で後藤一乗の高弟「荒木東明」です。
施設概要
塚本美術館は、国内有数の収蔵数を誇る日本刀専門のユニークな美術館です。
佐倉出身の実業家、故塚本素山氏のコレクションをもとに設立されました。刀身400点、鞘250点の所蔵品の中から、3ヶ月ごとに約20点ずつを展示しています。
施設案内
- 所在地:佐倉市裏新町1-4
- 開館時間:午前10時から午後4時
- 休館日:土曜日・日曜日・月曜日、祝日、年末年始 (注意)第3土曜日を除く
- 入館料:無料
- 交通 :京成佐倉駅下車徒歩約10分、JR佐倉駅下車徒歩約20分
- 駐車場:無料
地図
お問い合わせ
塚本美術館 電話: 043-486-7097
(注意)展示内容につきましては、塚本美術館に直接お問い合わせください。
[産業振興部]佐倉の魅力推進課
電話: 043-484-6146 ファクス: 043-484-5061
更新日:2024年07月04日