薪ストーブを設置予定のかた、すでにお使いのかたへ

更新日:2022年12月28日

ページ番号: 16867

近年、薪ストーブをご自宅に導入されるご家庭が増えており、それに伴い、薪ストーブからの煙や臭いについてのご近所トラブルも増加しています。
ご家庭用に設置された薪ストーブから発する煙や臭いを規制する法律や条例はございませんので、このようなトラブルは原則としてご近所同士で解決していただくことになります。
このため薪ストーブの設置を検討されているかた、すでにご使用されているかたは、次の点にご留意していただき、ご近所への配慮をお願いいたします。

薪ストーブの設置を検討されているかたへ

専門家や工務店の方と設置場所について、慎重に検討してください
ご近所の窓や洗濯物に煙や煤(すす)が流れてしまうような煙突の設置は避けなければなりません。設置場所については事前に専門家(取扱業者等)や工務店(住宅メーカー等)と十分に検討してください。

煙突はできるだけ垂直に高く設置してください
煙突を垂直にし、十分な高さを確保することで上昇気流の力が強くなり、排気がスムーズに行われます。排気がスムーズに行われないと、煙突内部に煤や臭いの元となる一つであるタールが付着したり、煙の逆流が発生してしまいます。
※法律での規程(火災予防関連)
https://www.env.go.jp/content/900399532.pdf#page=7
(参照元:木質バイオマスストーブ環境ガイドブック)

施工前にはご近所に説明するようにしましょう
施工前には専門家を伴い、ご近所のかたへのご挨拶も兼ねて説明を行うようにしましょう。ご近所のかたからご理解を得られないと、思わぬところからの苦情で、折角設置したにも関わらず使用が難しくなることも考えられます。事前にお話をすることで、初めて得られる情報もありますので、施工前のご近所への周知はとても大切です。

既に薪ストーブを使用されているかたへ

取扱方法や使用上の注意を確認してから使用してください
どんなに優れた薪ストーブでも取扱方法や使用上の注意を誤ると、所定の性能を発揮せず、その結果、予期せぬ煙や臭いの発生が考えられます。
今一度、取扱方法や使用上の注意を確認し、また実際の使用状況を専門家のかたに確認してもらってください。

点火する時間を検討してください
本体と煙突が冷えている時には、煙や煤(すす)が発生しやすくなります。ご近所のかたが窓を開けている時間、洗濯物を干す時間にはできるだけ点火を避けるようにしましょう。
ご近所のかたと使用時間やタイミングなどを決めておくことも有効です。

乾燥させた薪を使用しましょう
薪が湿っていると多量の煙や煤、タールの発生の原因になるため、しっかりと乾燥させた薪を使用しましょう。また使用上の注意を確認したうえで煙の出にくい専用の薪やチップ等を使用しましょう。
ごみや建築廃材は燃やさないでください。

定期的にメンテナンスをしましょう
保守点検、煙突掃除を定期的に行いましょう。また薪ストーブの使用中は屋外で黒煙や不快な臭いが発生していないことを確認してください。

薪の保管場所には気をつけましょう
薪を道路沿いなどに無造作に積み上げると、放火や薪がぬれる原因になります。また壁際に積み上げると、白蟻や蜂などの害虫を呼び寄せてしまう恐れもあります。さらに隣家の壁に近いところに積み上げれば、隣家に被害を誘発する原因となります。乾燥状態を保ちつつ、安全な場所で保管しましょう。

ご近所のかたに一声かけてみましょう
薪ストーブから生じる煙や臭いについて、なかなか言い出せないかたもいらっしゃいます。また呼吸器疾患をお持ちのかたなど、煙や臭いに敏感なかたもいらっしゃいます。
良好なご近所付き合いを図るためにも、一度声をかけてみてはいかがでしょうか。

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[経済環境部]生活環境課(環境対策班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6098
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