公民館 佐倉学講座

更新日:2023年01月13日

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中央公民館 青少年教育講座「手作りのしめ縄飾りを作ろう」

皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしたか。

さて、この年末、中央公民館では、しめ縄飾りづくりの講座が実施されました。

しめ縄飾りを買うことはあっても、一からしめ縄飾りを作るなんて、めったに体験できないのでは。ということで、せっかくの機会に、私も取材に行かせていただきました。

講座は、ワラを水に濡らして叩くところからスタートです。

寒空の下、頬を赤くしながらも、みんなで楽しそうにワラを叩いていきます。

次は、ワラをねじりながら編み込んでいきます。これがまた、力と技術、そしてパートナーとのコミュニケーションが必要とされる作業です。参加者達は、互いに声を掛け、連携を取りながら、真剣に編んでいきます。

最後は、編んだワラを輪っかにして、松の葉やミカンなど飾りをつけたら完成です。

講座開始から1時間半、最初に参加者の前に雑然とならんでいたワラは、素敵なしめ縄飾りに変身しました。

自分達の作ったしめ縄飾りを見て、満足気に顔をほころばせる参加者達の姿に、取材しているこちらも思わずほっこり。

自分達で苦労して作ったしめ縄飾りと一緒に迎えるお正月、なんだかいい年になりそうです。

実施日:令和4年12月25日(日曜日)午前9時30分~正午

講師:藤崎言行 氏(ワラ生産者)

志津公民館 佐倉っ子塾志津子ども教室「志津地区に伝わる伝統の辻󠄀ぎり作り親子体験」

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みなさんは、「辻(正しくは一点しんにょう)ぎり」を知っていますか。

「辻ぎり」とは、藁で作った蛇(おろち)を、魔除けとして戸口や街中の木に飾り付ける、佐倉市の井野地区に伝わる風習です。

そんな辻ぎり作りの体験事業があると聞き、志津公民館へお邪魔しました。

事業名の「佐倉っ子塾」とは、子ども向けの佐倉学事業のことです。市内の各公民館では、様々な「佐倉っ子塾」が行われ、子どもたちに佐倉学に関する学習の機会を提供しています。

今回の佐倉っ子塾も、志津公民館恒例の人気事業とあって、今年も、会場には多くの親子の姿がありました。

教室では、冒頭に辻ぎりの説明を受けたあと、志津歴史同好会の方の指導のもと、実際に蛇を作っていきます。

「蛇の真っ赤な唐辛子の舌や背中につけるギザギザのヒイラギの葉が魔除けになる」のだそうです。

藁の握り方から、手取り足取り講師に教わりながら、また親子で助け合いながら、自分たちだけの蛇を作ります。

慣れない藁に、悪戦苦闘しながら編むこと一時間弱、素敵な蛇が完成しました。大人も子どもも自分達で作った蛇を手に、自然と笑みがこぼれていました。

年齢問わず楽しく学べる、温かく素敵な学びの場でした。

 

実施日:令和4年12月3日(土曜日)10時~11時30分

講師:志津歴史同好会の皆さん

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講師の指導に大人も子どもも真剣に聞き入ります。

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願いを込めて、蛇の目を描きます。

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親子で協力して作成した力作です。

辻ぎりについて、さらに知りたい方はこちらから(YouTube佐倉市公式チャンネル)

 

臼井公民館佐倉学講座「成田山道標を読み解く」

臼井公民館講座_成田山道標

「文化の日には、文化的活動をしたい!」

そんな思いに引かれ、臼井公民館の佐倉学講座『成田山道標を読み解く』に参加をしてきました。

講師の川口恭一氏は、志津公民館での歴史講座参加をきっかけとして郷土史研究を始められ、現在は佐倉道を歩く会や国立歴史民俗博物館友の会「旅と街道学習会」の世話役等、さまざまな団体に所属して研究を続けられている方です。

さて、本講座では、江戸・東京から成田山までの街道沿いに建立された道標をテーマとして取り上げ、現在の状況や道標に記された内容、その意味等をご教授いただきました。

講座は『風媒花』35号(令和4年文化課発行)の特集記事「岩田長兵衛建立 成田山道標の配置を読み解く」を基にしたものですが、川口氏が今回のために用意してくださった豊富な資料と詳細な写真等が加わり、たいへん充実した内容となりました。

また、川口氏からは以下のようなお話もありました。

「道標の多くは、文化財保護関係制度の管理下にないため、単なる〈石〉扱いとなる。しかし、祖先たちがこの地域で、願いを込めて残してきた史跡や建物を次世代に伝えていくことができれば重要な地域財産となる。」

佐倉は、非常に多くの史跡、遺跡が残されている地域です。地区によっては遺跡の上で暮らしていることもあります。私たちが生活をしていく際にできることは少ないかもしれないですが、そのことを知っていることが大切ではないか、そんなことを考えさせられた時間となりました。

 

実施日:令和4年11月3日(木曜日)14:00~16:00

講 師:川口 恭一氏

和田公民館佐倉学講座「楽しく学べる和田地域学~第1回 和田地域周辺の縄文弥生期出土品~」

今回紹介するのは、和田公民館主催の「楽しく学べる和田地域学」です。本講座は、5回連続講座で、第2回以降の講座内容は以下のとおりとなっております。参加募集はこれから行うそうですので、ぜひ参加してみてください。

「(2)和田地域の谷津田環境について」(11月5日)
「(3)和田の農業〈ヤマトイモ〉・IT農法の活用例」(12月3日)
「(4)本佐倉城と和田地域1」(2月予定)
「(5)本佐倉城と和田地域2」(3月予定)

第1回和田地域学講師説明

藤崎先生から講義を受けている様子

さて、今回参加した講座「和田地域周辺の縄文弥生期出土品」は、和田地域周辺の遺跡や出土品の紹介と先史時代の佐倉についての講義でした。

講師の藤崎言行氏は、これまでに歴史、芸術、文化等について行政として深く携わってきた方です。今回は、その豊富なご経験と、ご自身の研究成果を惜しみなく披露していただきました。

また、講義終了後には、和田ふるさと館で開催中の「和田の縄文弥生期出土品」展にて、解説を交えながら、土器や矢じり等の展示品を紹介していただく、というぜいたくな時間もありました。

今回の講座に参加し、佐倉には多くの歴史的遺物が残されているのがよくわかりました。

「佐倉の歴史」というと、佐倉地区がクローズアップされることが多いですが、和田地区では、和田小学校PTA民俗資料収集委員会を中心として、市民レベルで歴史遺物を保存しようとする動きもあり、多くの史料・遺物が残されています。

「和田の縄文弥生期出土品」展は、令和4年12月25日(日曜日)まで和田ふるさと館で開催中ですので、この機会に足を運んでみてはいかがですか。

実施日:令和4年9月23日(金曜日)9:30~12:00

講 師:藤崎言行氏

根郷公民館佐倉学講座「佐倉にゆかりのある映画 ―昭和・平成時代―」

先日、テレビ東京の『アド街ック天国』において、佐倉が取り上げられ、それ以外にもテレビ等のロケ地として、メディアの露出が増えている佐倉市です。
そんな中、令和4年6月3日(金曜日)、根郷公民館において、佐倉学講座『佐倉にゆかりのある映画』が開催されました。講師の内田義久氏は、若いころから佐倉についてさまざまな資料を収集され、佐倉の研究を続けていらっしゃる方です。
さて、本講座では、「佐倉にゆかりのある…」の解釈を、1.ロケ地が佐倉。2.登場人物が佐倉にゆかりのある人物。3.1秒でも佐倉にゆかりの場所が描かれれば可。という3点で絞り、昭和8年から平成27年までの期間で、合計33本の映画が紹介されました。
昔の映画では、エンドロールに撮影地等が入ることがほとんどなく、ロケが行われた事実を確かめることが大変だったそうです。そんな、時代考証ならぬ、撮影場所考証にまつわる裏話や、講師の先生ご自身が体験されたエピソード等も併せて、映画をご紹介いただきました。さらに、会場には、内田氏がこれまでに収集された貴重な資料も展示されました。
今回の講座を受講し、佐倉の風景が、こんなに多くの映画に登場していたなんて、びっくりです。また、佐倉には、知られていない魅力がまだまだあり、「佐倉学」は、それを発見する機会となることを実感できました。
これから、「佐倉にゆかりのある映画」の聖地巡礼をしてみたくなりました。

 

実施日:令和4年6月3日(金曜日)10:00~11:30

講 師:内田 儀久氏

この記事に関するお問い合わせ先

[教育委員会 教育部] 社会教育課
〒285-8501 千葉県佐倉市海隣寺町97
電話番号:043-484-6189
ファックス:043-486-9401

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