ストリート・オルガン コンサート インフォメーション

ストリート・オルガンは、オルゴールのような自動演奏の仕組みで音が出るオルガンです。
佐倉ハーモニーホールは、19世紀末にオランダで製造され、100年にわたって街頭で美しいメロディーを奏で続けてきた大型ストリート・オルガン「サーター」を始め、3台のストリート・オルガンを所有しています。
ストリート・オルガンコンサートでは、「サーター」の大迫力の演奏と、個性豊かな他2台による朗らかな音色を堪能することができます。
コンサート日程・会場
所有する3台のストリート・オルガンによるコンサートを開催しています。
100曲以上あるレパートリーの中から、毎回厳選したプログラムでお届けします。
一台でまるで楽団のような演奏を奏でるストリート・オルガンの音色を楽しみに、ぜひご来場ください!
(各回20分程度)
■4月
2025年4月26日(土曜日)12:20~
■5月
2025年5月24日(土曜日)13:15~
■6月
2025年6月15日(日曜日)時間未定
佐倉ハーモニーホール(市民音楽ホール) エントランス
当ホール所有の3台のストリート・オルガン
佐倉ストリートオルガン物語(2024年10月21日)
「DE SATER」(サーター)

サーター (1898年製)
サーターは、120年以上前、オランダの職人ヨゼフ・ブルネン氏により制作された、横幅6メートルの大型ストリート・オルガンです。
1989年9月、市制施行35周年、日蘭修好380周年を記念して市が購入しました。
現在、日本にあるストリート・オルガンでは最大級のもので、294本ものパイプから奏でられる大迫力の音色は圧巻です。

1954年頃の「サーター」。オランダの街角にて
当初、ベルギーのダンスホールに据え付けられていた「サーター」。その後、ロッテルダム、ミデルブルグなどオランダの街頭で、道行く人々を魅了し、活躍してきました。
写真は、1954年頃のオランダで撮影された、当時の「サーター」の姿を捉えた貴重な一枚。
「SAKURA」(サクラ)
サクラ(1988年製)
佐倉日蘭協会設立1周年を記念し、1988年6月にオランダから購入したもので、ホール所有の3台の中で最初に当ホールに来たストリート・オルガン。
パネル上部には市章が描かれ、中央左右には、ホールのロビーに展示してある天使のレリーフが、また下部にはオランダ風車といった佐倉市にちなんだものが描かれています。
ヴァイオリン、フルート、ベースなどの音色を奏でるパイプは127本。オルガンと打楽器が組み合わさった、厚みのある音色が魅力です。
[幅2.4m 高さ1.7m 重量300kg]
「Veeningen」(ヴェーニンゲン)
ヴェーニンゲン(1989年製)
ヴェーニンゲンは、日蘭修好380周年を記念し、千葉銀行より佐倉市に寄贈されたストリート・オルガン。
制作者ヘンク・ヴェーニンゲン氏お気に入りの愛蔵品でしたが、友好を深めた佐倉市のためにと、1989年7月、特別に譲り受けました。氏にちなんで「ヴェーニンゲン」という名前になっています。
音質が優れたバランスのよいパイプオルガンの原点を感じさせるオルガンです。
[幅1.2m 高さ1.0m 重量80kg]
この記事に関するお問い合わせ先
[美術館・音楽ホール] 市民音楽ホール
〒285-0837千葉県佐倉市王子台1丁目16番地
電話番号:043-461-6221
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更新日:2024年04月05日