佐倉市の商業の特徴
佐倉市の商業
本市の商業は、京成線沿線の志津、ユーカリが丘、臼井、佐倉の各駅及びJR佐倉駅の鉄道駅周辺地区を中心としての商業集積が進んでいます。特にユーカリが丘や臼井地区では大型店舗の出店等により、近隣市町村の一部を含めた比較的広い商圏を形成していますが、それ以外の地域では、概ねそれぞれが独立した商圏を持つ、各駅周辺地域に暮らす住民の生活拠点として発展しています。しかし近年、消費者指向の細分化やライフスタイルの多様化にともない、近隣都市に郊外型大型店舗が出現したり、長時間営業や低価格販売などの新業態店舗の立地が進んでいます。
また、本市における買い物動向調査においても、買い物時の主な交通手段として自家用車を利用する市民が6割を占めるなど、モータリゼーションの進展がみられるほか、市内の商店に欲しいものがないと評価する市民も同様に6割にのぼるなど、消費者ニーズの多様化が進むとともに、近隣都市への購買力の流出がみられます。こうした状況が、商店街の空洞化を進めています。今後もインターネットなどの情報通信技術がますます発達していくことにより、消費者の行動範囲、選択肢は一層拡大し、購買力の流出がさらに進むことも予想されます。
こうした中で、本市の商業の魅力を高めていくためには、商店街の利便性・安全性・快適性を確保しながら、各地域の特色を最大限に活かした、魅力的な商業環境を整備していくことが必要です。また消費者ニーズの多様化・個性化に的確に対応した、地域商業全体のサービス機能の向上が求められます。
更新日:2022年06月01日