和田地区の紹介
和田地区について
和田地区は佐倉市の最東端に位置し、寒風(さむかぜ)・直弥(なおや)・上別所(かみべっしょ)・米戸(こめど)・瓜坪新田(うりつぼしんでん)・上勝田(かみかつた)・下勝田(しもかつた)・八木(やぎ)・長熊(ながくま)・天辺(あまべ)・宮本(みやもと)・高崎(たかさき)・坪山新田(つぼやましんでん)の13の地区より構成されています。
昭和29年の市制発足以前は「和田村」と称し、明治22年から14の村落で構成されていました。
面積は市全体の14%に当たる14.4平方キロ、人口は1.2%に当たる2,117人、農業が盛んな地域です。
大正頃までの農家の主な産物は米・養蚕でしたが、昭和初期になると養蚕が衰え、里芋・落花生・甘藷に変わっていきました。
戦後、豚の飼育が盛んになり、昭和27年頃には全国的に有名な養豚地区となりました。
その後、養豚・酪農・大和芋と専業化され、大型機械の導入も盛んに行われています。
このように専門化された農業地域においても、年々農業従事者は減少し、後継者育成にも大きな問題をなげかけています。
地区全域が市街化調整区域のためもあり、人口は減少傾向を示しています。
少子化、核家族化など都市化傾向もみられ、青年層の地域外流出、高齢者層の増加など、純農村として構成されていた社会は変化し続けています。
一方、地区内を国道51号線と東関東自動車道が通り、佐倉インターチェンジが隣接しているため、和田地区内にも企業の物流基地が進出しており、新たな変化も見られます。
平成11年12月、和田地区の中核施設として和田ふるさと館が開館しました。
和田出張所、和田コミュニティセンター、和田地域防災集会所、和田農産加工実習所といった多くの機能を持つ施設となっています。
また平成12年度には、和田公民館分館として歴史民俗資料室の展示工事を実施し、平成13年4月1日に和田ふるさと館歴史民俗資料室が開室しました。
和田ふるさと館歴史民俗資料室は、和田地区民俗資料を中心に、地区の歴史や暮らしの移り変わりをわかりやすく展示する資料室です。
和田地区の歴史環境・自然環境と地域の人材を活用し、生涯学習と地域づくりの拠点となることをめざしています。
この資料室の展示物は、和田小学校PTAの皆さんにより昭和46年に設立された民俗資料収集委員会が中心になって、集められたものです。
農業の近代化、東関道工事による移転などにより、失われつつあった農具・民具などの収集が行われ、和田小学校の郷土学習室に集めて、教材のひとつとして活用されていたものが資料室の完成に伴い、佐倉市に寄付され一般に展示公開されるようになりました。
この記事に関するお問い合わせ先
[公民館] 和田公民館
〒285-0065千葉県佐倉市直弥59番地
電話番号:043-498-0417
ファクス:043-498-0417
更新日:2022年06月01日