犬供養
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犬供養(いぬくよう)
犬はお産が軽いので、それにあやかるために供養を行うもので、子育ての年齢層からなる子安講(こやすこう)の組によって行われます。
当日はお寺や集会所等に集まって安産の祈願をし、宿の者は枝が二又(ふたまた)に分かれた木を山から採ってきてその一面を削り「為如是畜生発菩薩心離苦得楽也」とお寺で書いてもらいます。
米戸の場合はこの塔婆(とうば)を「下総国印旛郡飯積村安産子安神社」の掛け軸といっしょに会場に供えます。
祈願が終わると各戸から集めた米で混(ま)ぜ御飯(ごはん)を作り、各自持ち寄った煮物などによって飲食を共にします。この直会(なおらい)が終わったあと一同は塔婆を地域内の岐路まで持って行って立て、線香やお散米(さんご)を供えます。
またお散米を包んでいった半紙は裂いて塔婆に結びつけます。
この塔婆に藁苞(わらつと)っこを下げて中に弁当としておにぎりを入れます。これは元来悪霊のつきにくい動物といわれる犬に、悪くして悪霊がついてしまった時、悪霊をもてなして村の外に送り出すためであるといわれています
地域
八木(やぎ)・米戸(こめど)
時期
2月・3月15日
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更新日:2022年06月01日