学校長から

王子台地区の住宅地・商業地開発に伴い、神戸市の学校をモデルとして佐倉市では唯一、間野台公園と学校が一体となった「公園学校」として、昭和56年4月1日に開校した小学校です。今年で創立44周年を迎え、地域コミュニティーの中心として、子どもたちの“学びの場”となっています。校舎側から運動場を見下ろすと、青々とした木々の緑が、目に優しく映ります。日中の公園側には、地域の方々や保育園の子どもたちが散歩に来たり、木陰のベンチで休息をとる人たちがくつろぐ姿が見られたりします。休日には、校庭で少年野球チームのメンバーが練習したり、遊具で遊んだりする子どもたちの姿が見られます。体育館でも社会体育及び社会教育団体が利用するなど、様々な形で地域社会との関わりを図っています。
令和6年度は、全校児童465名、19学級でスタートしました。間野台小学校の児童には、将来の変化を予測することが困難な時代を前に、社会の変化に受け身で対処するのではなく、自らの人生を切り拓き、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことができる力を身に付けてもらいたいです。また、自分だけでなく、他者を思いやることができる気持ちが社会の中でよりよく生きていくには必要です。そこで『心豊かで、進んで学ぶ、心身ともにたくましく生きる子どもの育成』を本校の教育目標とし、「みんな なかま」を合言葉に教育活動をすすめて参ります。いろいろな仲間と協力しながら、共通の目標や課題を達成する協同的な学びを展開し、自らの人生を切り拓き、人としての基礎作りをします。そのために、家庭や地域社会と連携し、保護者・地域と連携・協働し、間野台小学校の子どもたち一人一人が「できた・がんばれた」といった満足感、充実感、学ぶ喜びなどを味わえる学校を築いていきたいと考えます。
保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
間野台小学校の取組の一部を紹介します。
(1)心豊かな子どもを育てる
- 「立腰教育」の推進
- あいさつのすすめ
- 読書のすすめ、読書貯金(3年以上 2000ページ、1・2年100冊以上)、図書館の活用(朝の読書タイム)
- 歌を発表し聴き合う音楽集会の充実
- 異学年児童の交流・「なかよし間野台」(たてわりグループ活動)の推進
- 道徳学習・生徒指導の充実
(2)確かな学力を育てる
- 分かりやすい授業、成就感のある授業の充実
- 算数科のTT(ティームティーチング)指導による個に応じた学習(指導)の充実
- チャレンジタイム(15分間)の活用による国語、算数の基礎・基本の徹底
- 「総合的な学習」での国際理解・福祉・地域・情報教育の充実
(3)健康でたくましい子どもを育てる
- 運動量と運動技能を高める体育学習
- 運動の日常化
- 意欲を高める体育的行事の工夫
(4)学習・生活の場を美しくする子どもを育てる
- 定期的に除草作業・公園清掃
- 保護者・地域人材の活用
(5)地域に根差した学校づくりの推進
- 地域参観日の設定
- 朝読みボランティア活動、美化ボランティア活動の取り組み
- 臼井中学校区、近隣幼稚園・保育園との連携
- 社会福祉協議会、青年健全育成住民会議、老人会などへの参加・協力
間野台小学校では、上記の教育活動・教育指導を行うために、地域の方々の協力を得ながらよりよい取組ができるよう改善に努めてまいります。
グランドデザイン
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2024年08月30日