旧市営住宅・県営住宅跡地の土塁・空堀は「歴史のまち」佐倉にふさわしくないのですぐ工事をやめてほしい(令和3年5月21日回

更新日:2022年06月01日

ページ番号: 2108

ご意見

主訴

旧市営住宅・県営住宅跡地の土塁・空堀は「歴史のまち」佐倉にふさわしくないのですぐ工事をやめてほしい

意見概要

旧県営・市営住宅跡地に土塁と空堀をわざわざ作っていると聞いて驚いてしまいました。
佐倉市は日ごろ歴史と文化のまちをキャッチコピーにしているのに、歴史を偽るのでしょうか?
過去の資料にも大手門(追手門)の南側には空堀も土塁も記載されていません。
佐倉市が本当に「歴史のまち」を町おこしにしたいのならば、このような偽造ともいえることをしてはいけません。
これでは観光に来た人ばかりか佐倉市民にも誤ったメッセージを送ることになり、百害あって一利なしです。早急に平地に戻すべきです。
佐倉城の大手門再建は、現状の環境(佐倉中・佐倉東高と道路)では難しいと考えます。それならば、旧日比谷図書館(今は日比谷図書文化館)のように図書館と郷土資料館を併設し、ジオラマのような模型もおいて、市民・観光客に提供すればよいと考えます。今城址公園には佐倉城址を案内する熱心なボランティアの方もいらっしゃるので、資料館の説明員も兼ねていただくようにすれば一石二鳥でしょう。
佐倉市があの公園にかけた総事業費が2億6千万円と聞いて驚愕する市民がたくさんいるのではないですか?
約10年前の都市マスタープラン時には佐倉歴史地区の設定についてかなり熱心な議論があり、以上のようなことが可能になれば、JTBなどの旅行会社などと一日観光コースの設定なども可能になるでしょう。
今からでも遅くありません。
佐倉城は明治以降かなり原構造を破壊され続けてきましたが、10万石以上の大藩らしい風格が残っています。このような素晴らしい歴史遺産を上手に利用してこそ佐倉の「歴史風致地区」への人の呼び込みが可能になり、その結果新町・栄町にも好影響を与えます。
公営住宅跡地の総事業費と地下図書館の総事業費を合計すると40億円を超えます。これだけの予算があれば「佐倉風致地区」の整備が可能です。そのようなことができないのは行政機構間の「協働」が不足しているのではないかと残念です。

受付日

令和3年5月17日

回答

旧市営住宅・県営住宅跡地につきましては、市営住宅等が廃止・解体されたことに伴い、市営住宅等跡地の活用の検討を行い、平成25年に「宮小路町市営住宅跡地等整備構想」を策定いたしました。本構想を策定するにあたり、江戸時代の佐倉城を描く城絵図や発掘調査の結果などの史実を踏まえた土塁・空堀を整備することにより、当時の様子を彷彿できるよう修景すること等の基本方針が示されております。
佐倉城を描いた城絵図は、江戸時代初期のものから後期のものまで、幅広い時代のものが残っております。これらの絵図には、大手門の周囲には土塁と空堀があったことが共通して描かれております。土塁・空堀の復元にあたっては、これらの絵図の中でも『佐倉市史』巻1でも引用されている精度の高い江戸時代後期の絵図を主に参照しています。
また、佐倉城跡は重要遺跡であることから、佐倉市文化課が史実確認のための発掘調査を実施しております。調査の結果、大手門周辺には空堀があったことがわかっており、今回復元した空堀の位置と範囲は、この成果と絵図の内容を組み合わせた史実に基づいたものです。
今回整備した土塁・空堀をはじめ、佐倉城址公園を訪れる方々が、城下町・佐倉の趣を感じていただけるよう努めてまいります。

回答日

令和3年5月21日

担当課(関係課)

公園緑地課

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策部 秘書課(市民の声班)
〒285-8501 千葉県佐倉市海隣寺町97
電話番号:043-484-6102
ファクス:043-486-2509