佐倉市水道事業の歩み
沿革
本市水道事業の前身は、昭和初期に旧佐倉町を中心に営まれた私営水道で、佐倉市水道事業が創設されるまでの30年間にわたり、佐倉町民に生活用水を供給してきました。
昭和29年3月、町村合併により佐倉市が誕生し、公営水道設置の要望が高くなったこともあり、昭和31年に私営水道の施設を買収し、佐倉市水道事業が発足しました。
昭和32年から給水区域を拡張するとともに、人口増加にも対応できるように、第1次から第6次までの拡張事業を実施しました。
その間に、財団法人佐倉市振興協会が経営していた佐倉市根郷簡易水道事業を統合し、市街化区域全体を給水区域とした形態を整え、浄水供給から検針、料金集金と一貫したものになりました。
その後も都市化は進み、計画給水人口の見直しが必要となり、昭和57年2月より第7次拡張事業がスタートしました。
これは、計画給水区域を佐倉市全域に拡張し、計画給水人口196,000人、計画1日最大給水量84,500立方メートルに増加させ、水源を地下水と浄水受水の2種類とするものです。
その中で、既設の佐倉、臼井、南部、志津の4浄水場を統廃合し、南部、志津及び新設の上座浄水場の3浄水場としました。
さらに昭和60年4月から南部浄水場で、昭和61年4月から志津浄水場で、それぞれ印旛広域水道用水供給事業からの受水を開始しています。
拡張事業
拡張事業とは、給水人口の増加や給水区域の拡大に伴い、それらに対応した施設を整備していくものです。
佐倉市ではこれまでに第1次から第6次までの拡張事業を実施し、現在第7次拡張事業を進めています。
事業名 | 創設 (買収) |
第1次 拡張 |
第2次 拡張 |
第3次 拡張 |
第4次 拡張 |
第5次 拡張 |
第6次 拡張 |
第7次 拡張 |
第7次 拡張 (変更) |
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許可年月日 | 昭和31年7月23日 | 昭和31年7月23日 | 昭和33年3月18日 | 昭和36年3月23日 | 昭和39年12月22日 | 昭和43年3月30日 | 昭和46年3月19日 | 昭和57年2月2日 | 昭和62年5月21日 |
許可番号 | 厚生省千衛 第679号 |
厚生省千衛 第679号 |
千葉県指令 第357号 |
千葉県指令 第1057号 |
厚生省収環 第529号 |
厚生省環 第346号 |
厚生省環 第206号 |
厚生省環 第49号 |
厚生省生衛 第354号 |
目標年度 | 昭和42年度 | 昭和42年度 | 昭和42年度 | 昭和47年度 | 昭和47年度 | 昭和47年度 | 昭和53年度 | 平成7年度 | 平成11年度 |
着手年月 | 昭和31年7月 | 昭和32年9月 | 昭和33年8月 | 昭和36年6月 | 昭和40年12月 | 昭和43年7月 | 昭和46年4月 | 昭和57年2月 | 昭和62年5月 |
竣工年月 | なし | 昭和33年3月 | 昭和34年3月 | 昭和37年2月 | 昭和43年3月 | 昭和45年3月 | 昭和51年3月 | 平成6年3月 | なし |
基本計画 計画給水人口(人) |
18,000 | 18,000 | 18,000 | 18,000 | 37,000 | 37,000 | 100,000 | 196,000 | 196,000 |
基本計画 1日最大給水量 (立方メートル) |
3,240 | 3,240 | 3,240 | 3,240 | 9,250 | 9,250 | 43,000 | 84,500 | 84,500 |
基本計画 1人1日最大給水量 (リットル) |
180 | 180 | 180 | 180 | 250 | 250 | 430 | 431 | 431 |
基本計画 1人1日平均給水量 (リットル) |
120 | 120 | 120 | 120 | 180 | 180 | 290 | 332 | 336 |
事業費 (千円) |
なし | 35,000 | 10,000 | 9,700 | 23,000 | 72,444 | 1,863,745 | 15,000,000 (認可) |
10,500,000 (認可) |
水源種別 | 地下水 | 地下水 | 地下水 | 地下水 | 地下水 | 地下水 | 地下水 | 地下水・受水 | 地下水・受水 |
更新日:2022年06月01日