避難所運営委員会について
1.避難所運営委員会について
佐倉市では、災害発生時に住民が一時的に避難する必要がある場合、学校などを避難所として開設します。
大規模災害などで、避難所の運営が長期化した場合、市役所職員だけで避難所運営を行うのは困難となります。
そこで、平時から町内自治会、施設管理者、市職員等が連携し、「避難所運営委員会」を設立し、発災時に地域住民同士が協力しながら、主体的に避難所を開設・運営できる体制を整えておく必要があります。
2.避難所運営委員会の役割
避難所運営委員会は、災害時における避難所の円滑な運営を図るため、平時には以下の事項等について協議し、活動します。
- 避難所生活のルール決め
- 避難所運営に必要な各種業務の役割分担
- 避難所施設の使用方法等の確認
- 避難所開設・運営訓練
- マニュアルの見直し
- その他必要な事項
また、災害時には平常時に決めた役割分担や施設の使用方法、生活のルールに基づく避難所の開設・運営等を行います。
3.千代田小避難所運営委員会 これまでの経緯
千代田小避難所運営委員会は市内で初めて設立された避難所運営委員会であり、市内のモデルケースとして運営されております。
令和3年度(コロナウイルスの影響で、対面での会議の開催はなし)
令和3年 4月 避難所運営委員会設立(書面)
令和3年 7月 マニュアル作成のための意見聴取(書面)
令和3年 9月 意見集約→マニュアル作成(書面)
令和4年 2月 マニュアル完成(書面)
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、令和3年~令和4年は書面会議により避難所運営マニュアルの作成が行われました。令和5年から対面での会議や実動訓練が行われております。
令和5年度(対面開催)
令和5年 7月 第1回検討委員会
令和5年 8月 第1回実動訓練・・・避難所の開設訓練、居住スペースの選定、車両避難の検討
令和5年11月 第2回検討委員会
令和6年 3月 第3回検討委員会
令和6年度(対面開催)
令和6年 6月 第1回避難所運営委員会会議・・・避難所運営委員会の概要説明
令和6年 7月 第2回避難所運営委員会会議・・・組織図・規約の改正、第一回実動訓練検討
令和6年 8月 第1回実動訓練(千代田小)・・・防災井戸・マンホールトイレ、フロアマップ確認(別添1)
(別添1)第1回実動訓練大綱(PDFファイル:98.1KB)
令和6年 9月 第3回避難所運営委員会会議・・・実動訓練振り返り、避難所運営マニュアルについて
令和6年10月 第4回避難所運営委員会会議・・・第2回実動訓練検討
令和6年12月 第2回実動訓練(千代田小)・・・防災倉庫レイアウト検討、マンホールトイレ組立て(別添2)
(別添2)第2回実動訓練要領(PDFファイル:100.5KB)
令和7年 2月 第5回避難所運営委員会会議・・・第3回実動訓練について、来年度の活動について
令和7年 3月 第3回実動訓練(千代田小)・・・避難所開設・受付設置訓練(別添3)
4.千代田小避難所運営委員会第3回実動訓練を実施しました
1.開催概要
日時:令和7年3月21日(金曜日)13時30分~16時30分
会場:千代田小学校
内容:防災備蓄倉庫内レイアウト確認・検討
避難所開設訓練(開錠・施設点検・ライフライン)
受付設置訓練
片付け・各訓練振返り、意見交換等
避難所運営委員を対象に、施設の開錠~受付の設置等の手順を確認するとともに、今後のマニュアル作成に活かすことを目的とした実動訓練を実施しました。
訓練では、委員長を中心に「避難所運営委員主体での避難所開設」がどこまで可能かを検証しました。
2.避難所開設アプリ「N-HOPS」を活用
今回の訓練では、能美防災株式会社が提供する避難所開設・運営支援アプリ「N-HOPS(エヌホップス)」を使用しました。
このアプリは、災害時に誰でも迷わず避難所の開設・運営に参加できるよう、行動を分かりやすくナビゲートしてくれるものです。
3.訓練の様子
防災倉庫の開錠確認
避難所開設訓練
令和7年度以降も、定期的な会議や実動訓練を通じて、災害発生時に十分機能する避難所運営委員会を目指します。
自治会・自主防災組織等で、避難所運営委員会の開設にご興味のある方は、佐倉市危機管理課までお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
[危機管理部]危機管理課(防災班)
〒285-8501千葉県佐倉市海隣寺町97番地
電話番号:043-484-6131
ファクス:043-486-2502
- ご意見をお聞かせください
-
更新日:2025年04月24日