高崎川流域の水防体制と施設整備の水害対策について
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経緯:高崎川流域の鏑木町や表町地域は、過去に度々大きな水害に見舞われ、特に平成3年、平成8年、平成13年には、大きな被害が発生しました。
水防体制
水防班体制
- 水防体制として、市職員による水防班体制を整備しています。
鏑木町側に財政部水防班、表町上流側に総務部水防班、表町下流側に都市部水防班をそれぞれ配置し、各公園に設置した水防倉庫の資機材を使用して、水防活動を実施します。 - 災害等の情報は、防災行政無線やメール配信サービスにより発信します。
また、水防班の広報車や消防団の消防車両による広報も実施します。 - 避難所は、避難場所・避難所に指定されている寺崎小学校、佐倉中学校及び佐倉東高等学校の他に、佐倉商工会議所を臨時避難所として開設する場合もあります。
- 毎年、6月頃に高崎川南街区公園において、市民と市や消防署、消防団などが合同で、水防訓練を実施しています。
水防班体制(クリックするとPDFファイルが開きます)
高崎川周辺水防配備体制 (PDFファイル: 239.2KB)
佐倉市消防団体制
佐倉市消防団は第1分団と第4分団が、それぞれ指定された箇所に配備する体制となっており、市水防班と連携を図りながら、水防活動を実施します。
佐倉市消防団体制(クリックするとPDFファイルが開きます)
佐倉市消防団水防体制配置図 (PDFファイル: 1.2MB)
施設整備
寺崎南部調整池と大崎台調整池
都市化が進むと、降った雨が土の中に浸透する量が少なくなり、一度にまとまって川に流れ出る量が多くなるため、河川の氾濫が発生しやすくなります。このため、雨水を一時的に溜めて少しずつ放流する調整池が重要な役割を担うことになります。
佐倉市では、寺崎都市下水路上流の大崎台調整池を改修し、寺崎南部調整池も新設しました。これにより寺崎都市下水路に流れる水量と高崎川への放流量を調整しています。
寺崎都市下水路
寺崎都市下水路の排水断面を大きくする改修工事を実施しました。
(工事総延長647メートル、水路幅3.9~6.0メートル)
雨水排水ポンプ施設
大雨時には高崎川の水位が、宅地側の土地より高くなることがあります。このような場合、川の水が堤防を越えなくても、宅地側の水が川に流れず、道路上に溜まり宅地が浸水します。
そこで、佐倉市は宅地側の水を強制的に川に排水するため、雨水ポンプ施設を整備しました。
現在この地域には、本設ポンプが9箇所と仮設ポンプが6箇所の、合計で15箇所に雨水排水ポンプが設置されています。
更新日:2022年06月01日