覚えておきたい応急手当

更新日:2022年06月01日

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基礎編

 救急のけがに対する手当は、原則的に医師の診療を受けるまでの応急的なものですので、けが人をやたらに動かしたり揺すったりせず、安静を保つことが大切です。

負傷者の見方

落ち着いて出血や外傷の有無を確認します。胸に耳をあてて呼吸の状態に注意し、話しかけて意識があるかどうかを確認します。

傷を確認するときはむやみに動かしたり衣服を脱がさず、ハサミのようなもので切り取るようにします。傷口は清潔に保つよう、清潔なガーゼ、タオルなどを当てます。

自分一人で処置しようとせず、協力者を求めて手早く手当を行いましょう。

負傷者の保護

体温を保つことはショック状態の予防になりますので、負傷者の手当てを行う際には常に心掛けましょう。ただし、加温することは避け、汗をかかせない程度に体温を保つようにしてください。

負傷者の運び方

負傷者の体をできるだけ水平に保ち、負傷者の足を進む方向に向けて運搬します。

運搬中も顔色や状態を確認しながら運びましょう。

負傷者の寝かせ方

  • 意識がはっきりしているときは、本人が一番楽な姿勢で寝かせましょう。
  • 意識を失っているときは、うつぶせ気味の横向きに寝かせ、頭をうしろに反らせましょう。上になったほうのひざを軽く曲げ、身体を安定させます。
  • 顔色が青白いときは腰から下を高く、赤いときは腰から上を高くします。
  • 呼吸困難を起こしているときは、上半身を高くして寝かせます。意識もない場合は、横向きの姿勢をとらせ、上半身を高くして頭をうしろへ反らせます。

止血のしかた

  • 手足の場合は、止血部位を高くします。
  • 止血部位を清潔なガーゼ、タオルなどを当てて強く圧迫します。
  • 出血部位より心臓に近い止血点(脈拍の触れる場所)を、身体の表面から骨に向かって強く指で圧迫します。
  • 手足の出血がどうしても止まらないときや診療までに時間がかかるときは、止血帯を使用します。止血帯は、出血部位より3センチ程心臓に近いところを締めます。その際、止血した時間を必ず記録しておくようにしましょう。

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