佐倉平和使節団
令和4年度 佐倉平和使節団 広島訪問
佐倉市平和行政の基本に関する条例に基づく事業として、佐倉市では平成8年から毎年、市内の中学生代表が被爆地を訪問し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを学ぶ佐倉平和使節団事業を行っています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、被爆地への訪問を2年間中止していましたが、令和4年度は、市内中学生の代表24名が7月27日から7月29日まで広島市を訪問し、被爆体験講話や被爆遺構の見学を通して、被爆されたかたの平和への思いや、核兵器の恐ろしさを学びました。
被爆地への訪問後は、現地で学んだことを多くのかたに伝えるため、団員が全校集会などで発表をするほか、見学レポートや作文をまとめた「平和祈念文集」を作成し、市内図書館などで市民の皆さんが閲覧できるようにしています(令和5年1月に配架予定)。
第25回(令和4年度)佐倉平和使節団活動記録
7月27日(水曜日)
広島平和記念資料館の会議室にて、広島で被爆されたかたの被爆体験講話を伺いました。

近藤康子さんによる被爆体験講話

翌日のフィールドワークに向けた話し合い
7月28日(木曜日)
平和記念公園にて、団員が作った折り鶴の奉納と献花をした後、広島平和記念資料館と平和記念公園を見学しました。
また、午後は、班に分かれて広島市内の被爆遺構などを巡るフィールドワークを行い、夜には、2日間で学んだことを班ごとに話し合い、発表と意見交換を行いました。

折り鶴の奉納と献花
広島平和記念資料館を見学

ヒロシマピースボランティアのかたの案内で、平和記念公園内の慰霊碑や被爆樹木を見学
被爆遺構などのフィールドワーク

2日間で学んだことの発表と意見交換
7月29日(金曜日)
広島城と縮景園に行き、被爆した石垣や現在の町並みなどを見学しました。
広島城を見学
使節団終了後
8月15日に開催した佐倉市平和式典に参加し、活動報告を行いました。
過去の実施状況
令和3年度 青少年ピースフォーラム(オンライン学習会)に参加しました
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、令和3年度の佐倉平和使節団の被爆地訪問は中止とし、長崎平和推進協会(長崎市)が実施する「青少年ピースフォーラム(オンライン学習会)」へ参加しました。 ピースフォーラムは、8月8日、9日の2日間開催され、全国からおよそ20自治体、200人が参加しました。
佐倉市は、8日の被爆体験講話や被爆遺構の現地ガイドなどの平和学習に参加し、市内中学校の代表生徒20人が長崎原爆の実相について学びました。
プログラム(佐倉市参加日程)
- 開会宣言
- 長崎市長挨拶
- 被爆体験講話(奥村アヤ子さん 当時8歳。爆心地から500メートルの距離で被爆)
- 原爆資料館内の展示紹介
- 被爆遺構の現地ガイド
ピースボランティア(長崎の青少年)による開会宣言
奥村アヤ子さんの被爆体験講話
令和2年度 佐倉平和使節団 中止について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を受け、令和2年度の佐倉平和使節団の実施について佐倉平和使節団協議会で協議した結果、参加する生徒たちの安全と健康を最優先し、中止を決定いたしました。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
令和元年度 佐倉平和使節団 長崎訪問
佐倉市平和行政の基本に関する条例に基づく事業として、佐倉市では平成8年から毎年市内の中学生代表が被爆地を訪問し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを学ぶ佐倉平和使節団事業を行っています。
令和元年度は、市内中学生の代表24名の団員が、8月8日から8月10日の日程で長崎市を訪問しました。
1日目は、長崎市の平和学習プログラム、青少年ピースフォーラムに参加し、被爆体験者の築城昭平(つづきしょうへい)さんから、当時のお話を伺いました。
その後、青少年ピースフォーラムの運営ボランティア(青少年ピースボランティア)の大学生や高校生の案内のもと、被爆遺構を見て回るフィールドワークを行いました。
夜には、青少年ピースフォーラムの交流会に参加し、全国の自治体が派遣した平和使節団の生徒と交流を深めました。
2日目は、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列した後、青少年ピースフォーラム意見交換会に参加し、全国から集まった平和使節団とともに、平和や自分たちの未来について考えました。その後、長崎原爆資料館の見学や、爆心地公園での千羽鶴の奉納、慰霊碑への献花を行い、平和公園も訪れました。
3日目は、長崎の歴史と文化を学ぶため、出島とグラバー園を見学しました。
平和使節団の活動の目的は被爆地を訪問するだけではなく、現地で学んだことや平和の大切さを、自分の言葉で、各学校の生徒や家族に伝えることにもあります。平和使節団に参加した中学生の作文や見学レポート等は、平和祈念文集として市内図書館などで市民の皆さんが閲覧できるようにしています。
第24回(令和元年度)佐倉平和使節団活動記録
8月8日(木曜日)
京成佐倉駅北口ミレニアムセンター佐倉前に集合、羽田空港から長崎へ向かいました。
ミレニアムセンター佐倉前で出発式を行いました
長崎市の平和学習プログラム、青少年ピースフォーラムに参加し、被爆体験者の築城昭平さんから、当時のお話を伺いました。
講話を聞く全国の生徒たち
青少年ピースフォーラムの運営ボランティア(青少年ピースボランティア)の大学生や高校生の案内のもと、被爆遺構を見て回るフィールドワークを行いました。
青少年ピースボランティアの説明を聞く団員たち
この日の夜、青少年ピースフォーラムの交流会に参加し、全国の自治体が派遣した平和使節団の生徒と交流を深めました。

全国の平和使節団の生徒と交流
8月9日(金曜日)
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
青少年ピースフォーラムの一環として、全国から集まった生徒同士で、意見交換を行いました。
世界の状況やそれぞれが思う平和とは何かについて意見を出し合い、平和のために一人ひとりができることを考えました。
意見交換をする生徒たち
長崎原爆資料館を訪れ、長崎の被爆前後の歩みや核兵器の恐ろしさについて学びました。
長崎原爆資料館を見学
爆心地公園において献花を行い、折り鶴を捧げました。
折り鶴は、平和使節団のために、各学校や家庭などで協力して作成したものです。
爆心地公園で献花と折り鶴の奉納
夕食後、この2日間の学習を振り返り、学んだことや考えたことについて意見交換や発表を行いました。
班で話し合った意見を発表
8月10日(土曜日)
長崎の歴史を学ぶため、長崎市内にある出島とグラバー園を見学しました。

出島を見学
グラバー園から望む長崎市内
使節団終了後
8月15日に開催した佐倉市平和式典に参加し、活動報告を行いました。
また、それぞれの学校において、活動報告を行う予定です。
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更新日:2022年08月17日