飼い主のいない猫について
かわいい、かわいそうだからと無責任に餌だけを与える行為は、本当に猫にとって幸せなことでしょうか?
ふやさないのも愛(環境省パンプレット)
餌やりをしているかたへ
餌やりだけでは、野良猫はどんどん増えてしまいます
・餌をもらった元気な野良猫がたくさん子供を産むことになり、数年で何倍にも数が増えてしまいます
(環境省によると、計算上は1頭のメス猫が1年間で20頭以上に殖えることが可能とのことです)
・野良猫はいろんば場所で糞尿をしたり、鳴き声を出してしまうため、ご近所に迷惑をかけてしまいます
・餌の放置やゴミが散乱することにより、悪臭の元となってしまいます
不幸な野良猫が増えてしまうことは、餌やりをする人だけでなく、地域の人や猫にとっても望ましいことではありません
責任を持って適切に行いましょう
・ご自身の所有地や管理者の許可を得た土地で行いましょう
・ご近所や周辺にお住いのかた、地域の代表者などにも声をかけましょう
・トイレの場所を設ける、残った餌はすぐ片づけるなどして、ご近所の迷惑にならないよう十分気をつけましょう
・不妊去勢手術を受けさせるなどして、猫が繁殖してしまわないようにしましょう
不妊去勢手術について ~さくらねこTNR~
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,飼い主のいない猫に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
詳しくは、どうぶつ基金ウェブページをご覧ください。
地域猫活動について
- 「地域猫」とは、地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫のことです
- 地域猫活動は、人と飼い主のいない猫が共生していくための有効な方法の一つと考えられています
地域猫に関して
地域猫活動に関するガイドライン (PDFファイル: 1.1MB)
猫が庭などに入ってしまうときは
猫が来ないようにするためには、猫が寄り付きにくい環境作りが必要です。
以下の方法を試してみましょう。
※個体差がありますので、効果がない場合もあります
※猫は動物愛護法により愛護動物に指定されておりますので、虐待にあたる行為(ケガを負わす・毒餌を食べさせる等)は犯罪です
忌避剤を撒く
・忌避剤には市販の猫よけのほか、みかんなどの柑橘類の皮、ハーブなどもあります
・臭いに慣れてしまうと寄ってきてしまうため、定期的に種類を変えてみましょう
・近所の人の迷惑にならないように、臭いの強すぎるものは控えましょう
砂利を敷く
・足元を不安定にして通りにくくしましょう
・特に猫の出入口や休息する場所に敷いてみましょう
水を使う
・猫は水を嫌うため、地面を濡らしてみましょう
・特に猫の出入口や休息する場所に水を撒いてみましょう
※水を入れたペットボトルを置いても、あまり効果が期待できません。場合によっては火災の原因となることがあります。
更新日:2023年05月29日