野生動物へのエサやりはやめましょう
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野生動物へのエサやりについて

生息数の少ない野生動物を保護するために、時期や場所を決めてエサやりを行う場合がありますが、一方、「かわいいから」「動物に近づいてほしいから」といった理由だけでエサやりをしているケースもあります。
野生動物へエサやりをすることは、その動物や周りの環境にさまざまな影響を与えることになります。
むやみにエサやりをするのはやめましょう。
なぜエサやりをしてはいけないの?
野生動物へむやみにエサやりをすると、次のようなことにつながる可能性があります。
- 動物がからだを悪くしてしまう
人からエサやりをされた野生動物は、自分でエサをとることができなくなる可能性があります。
また、野生動物が本来食べることのないエサを与えてしまうことで、病気になってしまう場合があります。 - 生態系バランスの変化
エサを与えられた動物だけが増えて、生態系のバランスが乱れるおそれがあります。 - 農作物が荒らされる、人にけがを与える
エサを与えられた動物や、エサに引き寄せられた別の動物が、農作物を荒らしたり、人にけがをさせるおそれがあります。(イノシシなど)
また、こうした被害をなくすために捕まえなければない動物を増やしている場合があります。 - 周りの方が住みづらくなる
エサやりをする場所に野生動物が集まり、フンや尿、鳴き声などにより周りの方が困っている場合があります。 - 感染症を広げてしまう
伝染病(鳥インフルエンザや豚熱(CSF)など)に感染した動物と同じエサを食べることで、周りの動物へ感染が広がってしまう可能性があります。
動物のため、人のために
人が近づかず、自然のまま優しく見守ることが、野生動物との正しいつきあい方です。
みなさまのご協力をお願いします。
更新日:2023年08月22日